第3話 初遊び

俺たち4人は学校が終わりショッピングモールに遊びに来ていた。


「まさかこんなに早く仲良くなれるとは思わなかったよ。陽介のおかげだね。」

「凛太郎照れるじゃねーか」


陽介は笑いながら照れていた。


「ねね、あそこ行こうよ。」


そう言ってめぐみが指したのはゲームセンターだった。


「やっぱり仲良くなった記念にプリクラ撮らないと。ね、ゆき」

「そうだね!仲良くなれた記念大事だよね!」

「ほら、ゆきも言ってるし行こ」


こうして4人でプリクラを撮ることになった。


「あはははは」

「なんだよ」

「陽介のこの顔やば」


めぐみは陽介の変顔をずっとバカにしていた。

丁度くしゃみと重なり変顔みたいな感じになってしまっていた。


「めっちゃおもろい」

「もういいだろー」


2人はそんなやり取りをしていた。


「凛太郎君楽しいね」


2人が楽しくやっている間にゆきちゃんが話しかけてきた。


「高校始まって1日目でこんなに仲良くなれるなんて正直びっくりだよね」

「ほんとにそう。私なんかコミュ障だから友達できるか心配だったけどすぐ出来て良かったよ。」

「陽介とめぐみには感謝だな。」


その後も色々遊び回り最後にみんなでご飯を食べて解散になった。


「じゃあみんなまたあしたな。」

「じゃあねー」


陽介とめぐみは家が近いらしいから2人で帰った。


「じゃあゆきちゃん行こっか。」

「うん!」


もう夜が近づいてきたので俺がゆきちゃんを送ることにした。


「ゆきちゃんってなにか部活とかやってたの?」

「私は裁縫部に入ってたけど年に3回くらいしか活動ないからほぼ入ってなかったみたいな感じ」

「じゃあ裁縫できるの?」

「ちょっとくらいなら」

「すごい!」

「そんなすごくないから!ちょっとできるってだけだよ」


ゆきちゃんは少し照れながら否定していた。


「私のことはいいから凛太郎君は?なにか部活やってたの?」

「俺はなんもやってなかったんだ。」

「そうなんだ。なんでもできそうな感じだけど」

「そんなことないよ」


その後も俺とゆきちゃんはお互いのことを話しているうちに家の近くまで着いた。


「じゃあ私ここら辺だから。送ってくれてありがとね」

「全然いいよ。じゃあまた明日ね」

「うん!ありがとう、また明日ね」


俺はゆきちゃんと別れて家に帰った。


「あ、そうだ家に食べ物なかったからスーパー行かないと」


俺は今からスーパーに行くことにした。スーパーに着くと丁度見覚えのある人がいた。


「美咲さんですか?」

「あ、凛太郎君」


そこには隣の部屋の美咲さんがいた。

































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