第2話 高校生活

次の日の朝俺は支度をして登校準備をした。


「今日から始まる学校頑張ろう」


俺は気合を入れて外に出た。その時丁度隣の部屋の美咲さんも部屋から出てきた。


「おはようございます」

「おはようございます。高校生活だったんですね。まだまだ若いですね。」

「美咲さんもまだまだ若いですよ。」

「最近の高校生は口が上手いね。」

「そんなことないですよ。」


俺は美咲さんとそんなやり取りをして学校に向

かった。学校に着くと自分のクラスが書かれている紙が提示してあったのでそれを見て自分のクラスに向かった。


「俺は1組か。」


教室に着き自分の席に座り周りを見渡すとみんなまだ慣れてない様子で教室内は静かだった。

俺は誰かに喋りかけようか迷っていると


「よう、お前めっちゃイケメンだな」


突然声をかけられた。


「えっと、」

「あ、俺の名前は新田陽介(あらたようすけ)だ。よろしくな」

「俺は島田凛太郎よろしくね。」


声をかけてきたのはいかにもスポーツをやっていそうな茶髪のイケメンだった。


「陽介はなにかスポーツやってるの?」

「俺は野球やってるぞ」


確かに日焼け具合的に野球をやっている体だった。


「凛太郎は何かやってるのか?」

「俺は何もやってないんだよな」

「そのイケメン具合ならサッカーとかやったらめっちゃモテそうだけどな」

「そうかな?」

「絶対モテるだろ」


「陽介!おはよう」

「おーめぐみおはよう」


突然後ろから黒髪ショートの可愛らしい女の人が声をかけてきた。


「ん?このイケメンは?」

「こいつ凛太郎っていうんだ」

「めっちゃイケメンだね。私は秋田恵(あきためぐみ)よろしくね」

「俺は島田凛太郎よろしく!」


俺は入学そうそう2人と知り合いになれた。


「2人はどんな関係?」

「中学が一緒なんだよ」

「あーそーゆーことね。知り合いが1人でもいるといいよね。俺は誰もいないからさ。」


あえて誰もいない学校選んだんだけどね。


「まぁ今日から俺ら友達だからさ大丈夫だって。」

「ありがとう。これからよろしくな」

「おう!」

「ちょっと私も忘れないでよね」

「忘れてないわ」


そんな感じで夢の高校生活が始まった。

今日の午前中の授業はガイダンスで終わりで今は昼休憩だ。


「凛太郎飯食おうぜ。」

「いいよー」


陽介とめぐみが声をかけてきてくれた。


「あのさ男子2と女子1だとバランス悪いからあと一人女子誘っていい?」

「いいけどお前友達いんのか?」

「いるわ、さっき仲良くなった子がいるんだよね。」


めぐみはそういいある女子生徒のところに声をかけに行った。


「皆さん私の友達のゆきちゃんです」


「灰原雪(はいばらゆき)です。お願いします」


めぐみが連れてきたのは黒髪ロングの女神だった。


「めぐみとこんな美女全然合わないね」

「なんだとー」

「俺はめぐみも可愛いと思うよ」

「凛太郎は優しいな」

「お世辞だろ」

「おいコノヤロー」

「ふふ」


俺らがこんなやり取りをしてるとゆきちゃんが笑ってくれた。


「このグループは楽しそうだね」

「何言ってんだよゆき。これからもっと仲良くなってもっと楽しいからな」

「それは楽しみ」


ゆきちゃんはすごい笑顔で楽しそうにしてくれた。やっぱり陽介のコミュ力はすごいな。俺も見習わないと。


「みんな今日の帰り親睦を深める意味でどっか寄らない?」


俺は勇気をだして誘ってみた。


「いいね」

「私もいいよ。ゆきは?」

「私も大丈夫」


みんなOKだった。


「じゃあどこ行くか決めようぜ。」


そんなこんなで今日の放課後遊びに行くことが決定した。












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る