第10話逃走

自宅 夜

インターホンがなる

浄は玄関を開ける

そとには、男性が立っていた

「夜分遅くにすみません。わたしは刑事の天智といいます」

「はぁ」

「今朝この近くで紫の髪の少女が襲われてると聞いて聞き込みをしてまして、何かご存じありませんか?」

「その女に食い物を盗られました」

襲ったことには触れない浄

「食べ物をですか?被害届け出しますか?」

「これから寝ますんで結構です」

「そうですか

あとその少女何か荷物を持っていませんでしたか?」

「さぁ、気付きませんでした」

「そうですか。盗難の疑いと捜索願いが出ているので何か思いだしましたら連絡をこの番号に下さい」

「はぁ」

「失礼します」

刑事が帰り浄は居間にいく

(悪魔が盗難に捜索願い?何盗んで、誰が悪魔なんか探してんだ?)

気になってもしょうがないので浄は眠る


深夜

またインターホンがなる

浄は眠気をこらえ、玄関にいく

玄関を開けると巨大な白い何かが立っていた

なんの音もなくそれは腕らしきものを振り上げ浄を襲う

浄は前のめりに転がり避ける

玄関の戸が破壊される

「ウチの玄関が⁉️」

浄は激怒し後ろから蹴りを入れる

しかし、びくともしない

すると後ろから声がした

「やぁ少年、君に聞きたいことがあるんだ

紫の髪の悪魔についてね」

オレンジ髪のヘーパイストスが告げる

「彼女はどこに行」

言葉を告げる前に浄はヘーパイストスの横を走り去る

(ここじゃ闘えない‼️家が壊れる)

あっという間にヘーパイストスの視界から消える

「疾いな

しかし錬成悪魔からは逃げられない」


街中

浄は人混みを走っていた

とにかく人に紛れよう

そして、時間が過ぎるのをまつ

丁度交差点の信号が赤になるが迷わず前に走る

次の瞬間、空から錬成悪魔が飛来する

一体、二体、三体

浄囲まれる形になる

周辺が騒がしくなる

「え?何アレ?ロボット?」

「何やってんだよ⁉️早くどけよ⁉️」

クラクションが鳴り響く

錬成悪魔が暴れだす

車が宙を舞う

悲鳴が複数響く

電柱やガードレール、道路を破壊し続ける

浄は隙をみて再び逃走を始める

すると後ろから爆発が起き浄は爆風で飛ばされる

錬成悪魔が自爆したのだ

冷や汗が流れた

煙と血の臭いが鼻につく

そして、再び錬成悪魔が飛来した

今度は四体

なんとか助かろうと思案する浄

錬成悪魔は迫っている

もう少しで錬成悪魔の攻撃が届くところで、浄化は宙に浮かんだ

「ハハハ、アマイモン様降臨‼️‼️」

本物の悪魔に助けられた

「悪いことしたわね

アタシのせいで」

アマイモンは浄を連れて飛翔する

錬成悪魔も飛ぶ

「アイツらも飛べるの⁉️じゃあ追い付かれないようとばすわね‼️しっかり捕まりなさい‼️ヒャッハー‼️‼️‼️」

浄は必死にしがみついた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る