第7話第一終点

都内 警察病院

ガウェインはベッドに踞っていた

「なんで僕が凡人に‼️あり得ない‼️あり得ない‼️あり得ない‼️あり得ない‼️あり得ない‼️あり得ない‼️」

悲鳴のようなご遠慮が室内に響く

すると空間から突然人間が現れた

長身の女性だ

「大分やられましたねガウェイン郷」

「トリスタン郷⁉️」

「そこまでペリノアは強かったですか?」

「違う‼️僕がペリノアなんかに遅れを取るわけないだろ‼️僕がやられたのは、わけの分からない小僧だ‼️‼️」

「それはそれは、ペリノアにやられていたほうが良かったのでは?悲しい」

「うっ」

痛い所をつかれ、ガウェインは黙ってしまう

(しかし、太陽の加護を持ったガウェインを倒した少年

ペリノアの周辺を慎重に調べてみる必要がありますね)

トリスタンは思案する


足軽高校

「しかし、よく太陽の加護のあったガウェインを倒したな?どんなカラクリだよ?」

ペリノアが浄に聞く

「あの時は、そういう仕様だったんだ」

浄はぶっきらぼうに答える

所には朴伝がいる

「丈夫な身体だな喧嘩入道」

「まったくだ」

浄は包帯だらけだが、学校には来ていた

普通なら入院だが、成績の問題で休めない

「そういえばシャルロットはどうなった?」

浄が朴伝に聞く

「絶氷は休んでるらしい

あっちは、心身が弱いな」

「そうか」

浄は頷く

ペリノアが絡む

「なんだよ?あの女のこと気になるのかよ?」

「お前は気にしろ

加勢してくれたんだろ」

ペリノアが騒ぎ出す

そこに担任が教室に入ってくる

「はい、授業を始めますよ」

「あれ?先生もケガしたの~?」

「もう今日休みにしようぜ」

「学校斬れてんじゃん」

生徒が話す

「はいはーい、この高校はこの程度では休みになりませんよー」

授業が始まる

浄は思う

(やっぱり俺の生活なんか違うな)

今日も異空 浄は否定する

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