第5話太陽の騎士
足軽高校 昼頃
生徒が昼飯を食べている中、ガウェインは校舎の外に立っていた
「我が心は太陽、我が威光は日差し、一切合切を断ち切れ‼️王の姉妹剣‼️」
ガウェインの右手に黄金の剣が現れ、校舎を切り裂いた
悲鳴と騒音が響いた
「姿を現せペリノア‼️キャメロットに帰るぞ‼️」
次の瞬間、鎖が切り裂いた校舎から飛び出す
「馬鹿王子が‼️テメェ関係無い奴らまで巻き込んで、それでも騎士か⁉️」
「騎士の仕事は、全て正道だ」
「糞が‼️だから、オレは円卓を抜けたいんだ‼️」
交戦が始まる
校舎の中では浄が気絶していた
隣では朴伝が屈みながら、闘いを見ていた
(一体誰だ?こんな離れ技をやったのは?)
二人の闘いは一進一退
ペリノアが槍で距離をとりながら闘い、ガウェインは防ぎながら距離を縮め一太刀を狙う
決定打はガウェインにある
徐徐に圧されるペリノア
ガウェインの剣がペリノアに届くところで加勢が入る
「朴伝⁉️」
「一人じゃ決めれない
助太刀する」
「駄目だ‼️今のこいつには勝てない‼️時間を稼ぐから逃げろ‼️」
しかし、ペリノアはダメージで動けない
「そんなヒマない‼️」
ガウェインの剣が朴伝を狙う
朴伝は切り返し、首筋を断ちにいく
剣技の攻防は朴伝が勝る
「凄いな少年
これが日本のサムライか」
朴伝が連撃で押し込む
「ふっ」
瞬間、首筋ガウェインの首に剣が通る
「駄目だ‼️ガウェインは死なない‼️」
ペリノアが叫ぶ
朴伝は驚く
ガウェインの首筋の傷が光とともに消える
そして、ガウェインが剣を打ち込む
つばぜり合いになり、ガウェインが放つバインドで朴伝の体勢が崩れる
(まずい⁉️)
ガウェインの剣が朴伝を襲うが、一瞬でガウェインの身体が凍りつく
「大丈夫⁉️」
シャルロットが二人に駆け寄る
「アンタは朝の?」
「ありがとう絶氷」
「なんなのこの男?首が斬られたように見えたけど」
ペリノアが説明する
「こいつは円卓の騎士ガウェイン、太陽が出ている間は不死身なんだ」
「何よソレ⁉️チートじゃない⁉️」
「それじゃ剣では死なないはずだ」
「復活する前に逃げろ」
「逃げるってアナ」
シャルロットの言葉が終わるに氷が砕け、ガウェインがシャルロットを襲う
「きゃっ!!」
鮮血が飛ぶ
シャルロットを庇うため飛び出した浄が倒れる
「キャァァァァァァァァァ‼️‼️‼️‼️」
シャルロットの悲鳴が響いた
「ガウェイィィィィィィン‼️‼️‼️‼️」
ペリノアが突進する
同時に朴伝も飛び出す
そこにガウェインは光の一太刀を放つ
静寂が流れる
倒れる三人
ガウェインはペリノアに近づき足蹴にする
「父ロット王の仇であるこいつをなぜ主は求めるか理解出来ないな」
史実であればガウェインの父親ロット王はペリノアに敗れている
憎しみの目をペリノアに向ける
そこでガウェインが異変に気づく
ペリノアの傷が浅いのだ
それだけではない
朴伝やシャルロットもだ
確かに深い手応えはあった
気がつくとガウェインは視線を後ろに向けていた
血だらけ立つ異空 浄に
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