第2話 げーむ

来「あれ、、、ここどこだよ

シュークリームねぇし、、、」

あたりを見回すと

空は白く

ピンクの花が一面に広がっていた

蘭「あの、、、あなたもいきなり連れてこられたんですか?」

きれいな女性だ

30歳くらいだろうか

来「はい、、、、」

ボドッ

何か固いものが空から地面に落ちた

来「これ、、、子供?!」

赤ちゃんくらいの大きさでパジャマのようなものを来ていた

蘭「救急車!救急車!」

ボトッ

ボドボドッ

来「なんだよこれ、、、」

白い空から人が大量に落ちてきていた

そこには高校生くらいの者や

中年のサラリーマンもいた

ケ「んぅ、、、」

蘭「起きた!

生きてますよ!」

来「僕、お名前は?」

すると

ケ「う゛わ゛ぁぁぁぁぁん!」

来「わっ」

泣き出してしまった

高校生「なんだよ、、、、

ってうわ!ここどこ!」

サラリーマン「おい!樹莉!樹莉ーーー!」

ヤクザ「ガキィ!黙れや!わんわんなくな耳障りじゃボケェ!」

その泣き声でみんなの目が覚めていった

蘭「任せてください、」

その女性は子供をだっこしあやし始めた

するとみるみるうちに泣き止んでいき

眠ってしまった

蘭「6歳くらいでしょうか、、、」

来「とりあえずおいておきましょうか…

何が起こるかわからないので、」

その時


キーン

   コーン

     カーン

        コーン

キーン

   コーン

     カーン

        コーン

全員「なんだ、、、?」

どこか調子外れなチャイムがなり

もう一人天から落ちてきた

???「いてて」

来「なんだ、、、、?」

???「みんな揃ってるかなー?

じゃあゲームを始めるよ、

司会者のララバと申します!」

全員が固まる

ヤ「おい!どこなんだよここ!

ゲームってなんだよ!」

ガタイのいい男がわめきたてると

ララバ…と呼ばれる男の目が赤く光った

ララバ「うるせぇなぁ…

質問を一つに絞ってもらえるかな?」

高「教えてください!ここはどこなんですか?!」

ラ「ここはいわば君たちの住む世界とは違う

"異世界"ってやつだね」

サ「ゲームってなんなんですか?」

ララバ「それはいまから説明するから待っててねー


じゃ!行くよ!今回は!

"マインスイーパー"!!!」

全員「は?」

全く意味がわからず困惑している僕たちを横目にララバはルールを説明している

ラ「皆さんには!この花畑の中から四つ葉のクローバーを探してもらいます!

四つ葉のクローバー1つにつき5点!

ゲーム終了時に5点持ってたらクリアで

家に帰れるよぉー!

制限時間は15分!ゆっくり探してねぇー

ちなみに!お花畑のなかには

こわーいこわーい爆弾が入ってるから!

踏んじゃったらドボン!」

そう言い地面を強く踏みつけると

ボンッ

周りの花が全て吹っ飛んだ

人一人殺すなんて容易い爆発のようだ

白煙の中から陽気な声で

ラ「5点に満たなかった場合もドボンだから気をつけてねーーーー!」

来「おい!ちょっと待ってくれ」

ラ「ん?」

来「爆発してこの世界で怪我したら現実世界じゃどうなんだ?」

ラ「当たり前のこと聞くねぇ

もちろんここで死んだら二度と元の世界に戻れないよ

怪我もある程度はなおるけど完全には無理かなぁ」

背筋がゾッとした

こんな下らないことで

こんな理不尽なことで殺されるだなんて

ラ「じゃ、改めて!

レディー!ゴー!」

全員動けなかった

家に帰りたいという気持ちはあるが

気になったのが爆弾のことだ

あんなの食らったら一たまりもない

蘭「この子どうするんですか?!」

横になっているケントをみて

来「こんな状況だ、放っておけ」

蘭「そんな、、、、」

自分で言っていて冷たいとは思ったが

何が起こるかわからない以上変に動くことはできない

ララバ「みんななにしてんのー?

早くしないと死んじゃうよぉー?」

サ「なんで、、、、おいぃ、

ふざけんなよぉ…

せっかく課長になったのにぃ

俺を元の世界に帰せよぉ!」

ガッ

サラリーマンはララバにつかみかかる

ララバ「チッ、」

またララバの目が赤くなった

サ「おいぃ!おぃぃ

帰せよぉ…

なぁーーーーー」

ガッ

ララバがサラリーマンの頭をつかみ

ぐちゃっ

サ「あがっっ、」



握りつぶした

全員「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

その場にいる全員が一斉に逃げ出した

ボンッ ボンッ ボンッ

「ぐはっ」

「がぁっ」

「きゃっ」

逃げ惑う人々が音を立てて爆発していった

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Door Land 那由 @nayudayo222

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