文庫本一冊を武器に、不良の巣窟を生き抜けとかいう無茶を課せられた話。

 そもそもこのヌマ高は、入学式の時点で普通ではなかった。


 体育館のステージ上で、校長が新入生——不良ばっかり——に対して祝いの言葉を告げようとした瞬間、いきなり在校生数人がステージに上がり込んで校長を拘束。口を塞がれた校長にかわり、シャウトのきいた声をマイクにぶちまけた。




『ニューカマー達諸君!! ようこそウェルカムトゥージ沼黒ぬまくろへ!! 辛気臭ぇ校長に代わり、このクソ溜めに流れ着いてきた君達へ最高にクールかつクレイジーな祝いの言葉を送るぜぇ————テメェ等ぁ!! 好きなだけブッ殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』




 WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!


 「頭痛が痛い」みたいな国語力の無さが垣間見える祝いの言葉に、しかし新入生は爆発的に熱狂した。


 めまいがしそうな気分になりつつ、僕は式場の端っこへ視線を移した。


 ……うわぉ。親御さんが一人も来てない。


 そりゃそうか。何せ神奈川随一の悪ガキ校だ、大人だったら「こういう展開」を嫌でも予想したに違いない。


 ちなみに僕の母親は基本的に海外でばかり仕事をしており、今日は忙しくて来れないとのこと。そのことに僕は不満はない。——閑話休題。

 

 フリーダム過ぎる入学式を終え、生徒たちがこれからの自分のクラスへと向かう。


 僕のクラスメイト達も隅から隅まで不良揃いで、思わず涙が出そうになってしまった。


 しかも担任であるくたびれた中年の男性教師は、これからの予定を説明して、生徒手帳やプリント用紙を配るだけで「自己紹介は各自で済ませるように。あと、生徒手帳には目を通しておくように。」と告げて早々に初ホームルームを終えてしまった。


 それからクラス内で始まったのは、無論自己紹介などではない。


 クラスメイトの中に、中学時代に因縁があるという奴同士がいきなり揉め合い、あっという間に殴り合いへと発展した。


 飛び散る血と汗、肉が肉を打つ音に耐えかねた僕は、そそくさと教室と学校を後にした。


 スプレー落書きだらけな校門を抜けてなお全速力で走り続け、息切れを起こしたあたりでようやく足を止めた。


「はぁ、はぁ、はぁ……」


 僕は息を切らしながら、周囲を確認した。


 知らない住宅街だ。


 僕の家は、ヌマ高の最寄り駅から二駅行ったところにある。この辺の地理にはあまり詳しくない。


 額に浮かんだ汗を制服の袖でぬぐい、僕は近くに自販機があるのを見つけ、そこでスポーツドリンクを購入。


 コンクリートブロックに背を預けてドリンクを煽り、曇り一つない正午の空を仰いだ。


 ため息を一つ漏らしてから、


「…………マジで、これからどうしよう」


 弱音を弱々しく吐露した。


 噂には聞いていたが、想像以上にひどい学校だぞ、あそこは。


 右も左もみんなヤンキーばっかり。その中に放り込まれた僕は、言うなればサメだらけの水槽に放り込まれた金魚だ。


 カーブミラーに映った僕の姿を見る。

 最低限の手入れをされた黒髪に、中坊感が抜けきっていない童顔。男子の平均以下な背丈である華奢な体を、詰襟の制服が包んでいる。左胸には、ヌマ高の校章が緑色で刺繍されている。


 ふと僕の前を、学生服姿の男子が通りがかる。他の学校の生徒だ。どこの制服かは忘れた。


 その人は僕を——より正確には僕の制服を——見た途端にびくりと身を震わせ、そそくさと足早に立ち去っていった。


「ヌマ高制服の威光恐るべし、かな……」


 こんなカモ丸出しな見た目の僕でも、ヌマ高制服を着ているだけで実力以上に畏怖される。いわば「ヌマ高ブランド」である。


 しかし「ヌマ高ブランド」の中で、僕は間違いなくヒエラルキー最底辺だ。


 一方的にカモられるしかない存在。


 前途多難である。


「……ほんと、どうしよっかぁ」


 仕方がない事とはいえ、ため息がまた漏れ出す。


 そう、仕方がないのだ。


 今の僕の学力では、この学校が関の山だったのだ。


 とはいえ、結果がこうなってしまったのだ。受け入れるしかあるまい。


「なんとかなる、なんとかなるさ……」


 ぶつぶつとひとりごちる僕。


 そうだ。どういう道を歩んだとしても、僕の人生は最終的には「なんとかなる」のだ。そう信じているし、そうなるのだ。僕はそれを身をもって学んでいる。


 確かにヌマ高は最低だ。だが、そもそも学力的に高校へ入れるかすら怪しかった僕が、こうして現役で高校へ入れているのだ。


 ほら見ろ、なんとかなっているじゃないか。


 だから、きつくなったら「なんとかなる」と言う。


 そうして僕は、今まで乗り切ってきた。


 きたんだけど……


「なんとか、なるかなぁ……」


 ふと、先ほどの喧嘩シーンを思い出してしまい、気が滅入ってしまった。でっかいため息が漏れる。


 ——僕もあんな風に腕力でブイブイ言わす?


 隣に立つ電柱へ視線を移す。


 呼吸によって体内をめぐる気のエネルギーを引き出し、それを右拳に集中。電柱へ狙いを定め、


 真っ直ぐ叩き込む!


「破っ!!」


 ぐきっ。


「いって————っ!?」


 手首から子気味いい音が鳴り、跳び上がるほどの痛みが腕の芯を電撃的に駆け抜けた。


 当然ながら、電柱は砕けるどころか欠けすらしていない。

 

 無理。百パー無理。


 見てよこの体たらくを。パンチすら満足に打てない。いや、それ以前に、まともな殴り合いの経験すら無いのだ。


 そんな僕が、腕力の世界の住人相手にどうして勝てようか。


 無理だ。そんなのヤンバルクイナをサバンナに放すがごとき暴挙だ。飛べない鳥はただの鳥肉。


 己の非力さを再確認して凹んでいると、





「——あっはははははははははははははっ!!」





 横から、爆笑が聞こえてきた。


 女の人の声だった。


 僕は思わず振り向き、そして思わず息を呑んだ。


 そこには、思わず見惚れてしまうほどの美人さんがいた。


 アッシュグレーに染めたセミロングの髪に、華やかでシャープさがある美貌。

 全身に纏っているのは黒いライダースーツ。ややピッタリめのサイズであるらしきその衣装は、その内側に秘めた肢体の曲線美をうっすら浮かび上がらせている。おまけに足が細くて長くて綺麗。


 そんな美人さんが、お腹を抱えて大笑いしていたのだ。


 小さく涙の雫が浮かんだその目は、逐一僕へ視線を送っていた。


 僕は腹を立てるでも、合わせて笑うでもなく、ただポカーンとしていた。


 ひとしきり笑って満足したのか、そのお姉さんは呼吸を整えてから、親しみやすそうな声で言った。


「いやー、ごめんごめん、笑って。でも君、いきなり変なことしだして、自分で痛がってんだもん。面白くってさぁ」


「は、はぁ……」


 何と言ったら良いかわからず、僕は適当に声を漏らす。


 するとそのお姉さんは、今度は僕の顔から足元までジィッと視線を走らせ、言った。


「……あれ? そのカッコ……君って、もしかして、ヌマ高なの?」


 その声は、何だか意外そうな響きを持っていた。


 ヌマ高生を怖がっているのともまた違う感じ。


 ただ純粋に「興味」を持たれている感じ。


「あ、はい……今日から、沼黒に入学しました」


「ふーん。意外。ヌマ高なんてワルだらけのガッコだと思ってたけど、君みたいなフツーの子も通ってんのねー」


「いや……まぁ」


 入りたくて入ったわけじゃないんだけどね。


「ねぇ君、名前……っと、まずコッチから名乗んのがスジってもんよね。——ウチ、黒河桔梗くろかわききょうっての。で、君の名前は?」


「ぼ、僕は……月波幸人つきなみゆきとです」


 名乗られた以上はこちらも名乗らないと失礼というものだ。僕はそう自己紹介した。


 お姉さん——黒河さんはにっこりと笑顔を浮かべた。


「へへ、よろしく幸人くん。あ、ウチのことは桔梗さんで良いよー」


「あ、はい。それじゃあ、そう呼ばせてもらいます」


 桔梗さんはかつかつと歩み寄ってきた。……その身長は、僕より少し高い。


「んで? 君みたいなフツーっぽい子が、どうしてヌマ高なんかに入っちゃったのかな? 差し支えなければ、お姉さんに教えて欲しいなー」


 興味深そうに僕の顔を覗き込んでくる桔梗さん。


 差し支えなければ、か……別にそういうのは無い。


 でも、少し特殊な事情なので、聞かせるとむしろ気の毒に思われるかもしれない。


 まあでも、話したくないって話でもない。


 特殊な過去でも、今の僕にとっては「終わったこと」だ。


「ちょっと……長くなりますけど」


「いいよいいよ。ウチ、今日ヒマだし。今だってここの自販機で買うために近くでバイク降りてきただけだし。あ、そうだ。近くに公園あるからさ、そこで聞こうかな?」









 桔梗さんが自販機でクリームソーダを買うのを待ってから、僕たち二人は近くの小さな公園へと足を運んだ。


 四角形に区切られた小さな土地の中に、砂場やブランコ、シーソー、ベンチが押し込められたような公園。ジャングルジムもあるのだが、なんか近年に事故があったそうで、近日中に撤去予定という張り紙が貼られていた。


 僕と桔梗さんはベンチに隣り合わせに座った。


 桔梗さんはどっかり座ってクリームソーダを煽っていた。

 

 その振る舞いは、こう言ってはアレだけど……ちょっと豪快な感じがして、しとやかさが無かった。


「えっと……それじゃ、僕がヌマ高に入っちゃった理由、なんですけど……」

 

「ん」


 もう飲み干したのか、桔梗さんは缶の端っこを口で器用に持ち上げながら、うなって返事した。


「まあぶっちゃけると……単純に成績がめちゃくちゃ悪かったから、でしょうかね。でも、そこにあえて言い訳を追加させてもらえるのなら……一応、理由はあります」


 桔梗さんの瞳がきょろっとこちらを向く。大きめだがシャープ感も兼ね備えた、可愛くもカッコよさのある眼だ。


 そんな視線に見据えられながら、僕は少し緊張気味に言った。




「実は僕、小学校一年から六年まで————




 桔梗さんの口から、空き缶が落ちた。


「お母さんから聞いた話だと、僕は小一の頃、大きな事故に遭ったショックで、五年間ずぅっと昏睡状態だったらしいんです。……「らしい」なんて他人事みたいに言ってるのは、僕に事故が起こった頃の記憶が無いからなんですよ。お医者さんは、強い物理的ショックのせいで起こった部分的な健忘って言ってました」


 僕は彼女へ目を向けず、少しずつ、切り崩すように話した。


「まあとにかく、僕は小一から小六までの間、ずっと寝たきりだったんです。ずっと目を覚まさない可能性もあったので、こんなに早く目を覚ませたのは奇跡だって言われましたね。お母さんはそれはもうえらい量の涙を流したもんですよ。……でも、目を覚ましたら覚ましたで、新しい問題も出てきちゃって」


「……新しい、問題?」


 桔梗さんの声は、少ししおらしかった。どんな顔をしているのだろう。


 でも、顔を見たいとは思わなかった。


 悲しげに同情されるのも、軽く流されるのも、どちらもなんか嫌だった。……普通こんな話をされたら普通の反応なんかできるわけないのに、我ながら勝手なものだ。


 僕は、自分の話をするのに集中した。


「——、です。僕が目覚めて学校に通えるようになった時は、六年生の半ばでした。そして高校受験までに残された期間はおよそ三年。つまり……その三年間で、高校受験に足る学力を身に付けないといけなかったんです」


 想像してその重々しさを感じたのか、桔梗さんはうえっと唸った。


「まぁ、そういうわけで必死で勉強しました。お母さんは「無理に周りに合わせなくてもいい」って言ってくれましたけど、僕は嫌でした。もう体は中学生になりつつあるのに、頭の中身が小一の段階で止まってるっていうアンバランスが、自分で気持ちが悪かったんです。だから僕は中三までずっと特別学級に入って、小学校の勉強と、中学校の勉強を必死に詰め込んだんですけど…………まぁ、結局この高校にしか入れなかったわけで」


 桔梗さんは気の毒そうに口元を押さえていた。


「…………なんか、ごめんね。それはなんというか……御愁傷様、としか」


「いや、いいんですよ。確かに入ったのはとんでもない高校ですけど、それでも「現役で高校入学」っていう目標は達成できたわけですから。僕は空白だった六年間を埋めて、同年代の人たちと同じラインに立つことはできたんです。なんとかなったんですよ」


 桔梗さんはそれを聞くと、すこし引きつった笑みを浮かべた。


「なんつーか……君ってちょっと前向き過ぎじゃね? 引いちゃうくらいに」


「そんなことないですよー。だって、僕の人生は「なんとかなる」ようにできてるんですから。ほら、昏睡状態からも目覚められたし、偏差値最低でも現役で高校に入れましたし、それに……それに…………」


 それから僕の言葉は尻すぼんでいく。


 過去から今へたどることで、自分の今の暗澹あんたんたる状況を再確認してしまったからだ。


 なんとか……なるのだろうか?


 華奢で小柄な体型。ケンカの経験も皆無。こんな体たらくで、あの海千山千のヤンキーどもに太刀打ちできるのだろうか。


 ケンカとは無縁に生きる……という事なかれ主義的学園生活も期待できない。どれくらい地味に生きようとしても、同じ学び舎の中にいる以上、ヤンキーは必ず僕に目を付けるだろう。そして、僕を「素敵なカモ」だと思うに違いない。そうなったら終わりだ。僕の学園生活は奴隷的なものになるだろう。


「格闘技でも、習おうかなぁ……」


 思わず漏らしたそんな呟きに、桔梗さんはやけになめらかな口調で言い返してきた。


「悪くない考えだけど、格闘技習ったからってソッコー強くなれるワケじゃないよ。どんな武道や格闘技も、まともに使えるようになるまで二、三年くらいの練習が要る。残念ながら即戦力としては期待できないかな。まして——君はそんなにちっこいんだし、なおのことだよ」


「ぐはっ」


 容赦の無い言葉に、僕は心にボディーブローを受けた気分となる。


 がっくり、と真っ白になった矢吹丈のごとく項垂れる僕。


 ああ、まじで、どうしよう。八方塞がりもいいところだ……


 今度こそ、なんとかならない状況なのか。


 そんな風にさらなる落胆の海へ浸かっていこうとした瞬間、




「————でも、なんとかなる、かもしれないよ?」




 桔梗さんはそうはっきり言った。


 「なんとかなる」という言葉に反応し、がばっと勢いよく顔を上げて桔梗さんに詰め寄った。


「な、なにか良い方法があるんですかっ!?」


 間近にある桔梗さんの顔が、ほんのり朱を帯びて僕から目を背けていた。


「い、いや……良い方法っていうか、今の君みたいな状況の人に役立つモノを知ってるよ、って話……あの、ところで幸人くん、ちょっと離れてもらえると……」


「あ、申し訳ない」


 言われたとおり、桔梗さんからしゅたっと距離を取る。

 

 「役立つモノ」というところを見ると、何か僕にくれるのかもしれない。あんなに距離が近かったら上手く渡せないよね。


 桔梗さんは「んんっ」と咳払いを置くと、懐のポケットをまさぐり、一冊の古い文庫本を取り出した。


「これ、あげる」


 その文庫本を僕に差し出してきた。


 僕はやや困惑気味にそれを受け取り、表紙を見た。


 表題以外何も書いていない飾り気に欠けたデザインで、その表題は——『五輪書ごりんのしょ』。


「『五輪書』……って、確か……」


「そ。宮本武蔵みやもとむさしが晩年期に書き遺した兵法書。地、水、火、風、空の全五章で構成されていて、さまざまな「兵法」が書いてあるの」


「兵法?」


「兵法っていうのは、戦うための技術。姿勢や構え方、剣の振り方はもちろんのこと、有利な位置の取り方、複数人に勝つ方法、戦いにおける精神状態……ありとあらゆる兵法が、その一冊の本には書いてある。宮本武蔵という一人の武芸者が、師匠を持たず、既存の思想にも傾倒せず、ただ己の経験と研鑽と考察のみを頼りに積み重ねた「戦いのバイブル」……それがこの『五輪書』。それまでの日本の兵法書は、大なり小なり大陸産の「孫子の兵法」や、儒教、仏教、道教などの影響を受けているんだけど、『五輪書』は違う。ページの端から端まで、宮本武蔵自身の経験と研鑽のみで構築されている。まさしく純和製兵法ってわけ!」


 そう紹介していく桔梗さんは、やけに饒舌で、いきいきしているように見えた。


 僕はぺらぺらと『五輪書』をめくってみる。……いろんなページにドッグイヤーがされており、紙面も色あせて擦り切れている。長くこの本を愛読していたことの証だ。


「幸人くん、その『五輪書』には、剣術だけじゃなくて、喧嘩に役に立つ兵法だってたくさん書いてあるんだよ? だから、その本をあげる。よく読んで。ちゃんと読んでれば、きっと君の力になるはずだからさ!」


「そ、そうなんですか……? 例えば、どの辺?」


 そう尋ねると、桔梗さんは僕のおでこを指先で弾いた。


「いてっ。な、なにするんですかー」


「甘い! どの部分が自分の役に立つのかは、自分で読んで判断しなきゃ。五輪書は今でも文章の解釈に諸説がある謎だらけな本だよ? 正しい解釈なんて今なおハッキリしてないの。まして、武蔵は「型にはまる」ことを一番嫌ってたから、「これはこう」っていう決めつけはなおのこと武蔵の兵法に反する! よって自分で読んで、自分で解釈して、自分で必要と思った部分を血肉にすること! これ、宿題ね!」


 そうまくしたてると、桔梗さんは勢いよくベンチから立ち上がる。


「んじゃ、ウチはそろそろおいとまするね。その『五輪書』、ちゃんと役立ててね!」


「え、あ、ちょっとぉ!?」


 僕の静止を待たず、桔梗さんは公園から足早に去ってしまった。


 残されたのは、僕と、その手元にある古ぼけた『五輪書』のみ。


「…………なんとかなる、のかなぁ」


 呆然と呟きながら、僕はとりあえず『五輪書』を少し読んでみることにした。どうせ帰ってもやることないし。


 ページを開いた途端、古い紙の匂いに混じって、桔梗さんの良い匂いがふわりと漂ってきた。

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