第95食 夜にも頼めたお得なセット・メニュー:マスターシェフキッチン神田(B19)
勤労感謝の日に当たる十一月二十三日、朝九時から夜の九時まで缶詰になっていた書き手は、この日は、昼抜けする時間的な余裕さえないまま、ようやく解放されたのが二十一時であった。したがって、祝日の夜でも、この時間帯に営業している神保町界隈の未訪店という点から探した結果、この日の夜に訪れる事にしたのが、小川町のカレー・エリアに位置している「アジアンレストラン マスターシェフキッチン」であった。
カレー・ガイドブックには、「インド人のシェフが腕を振るう本格カレー」と書かれていたのだが、マスターシェフキッチンは、根津と浜松町にも店舗があって、そこは、インド・ネパール系の店である。だが、神田店の看板には「ネパール」という文字が見当たらなかったので、実のところ、神田店が、インド系なのか、それとも、ネパール系なのかは判然としない。
とまれかくまれ、マスターシェフキッチンの神田店を訪れた書き手は、祝日の夜なのに、リーズナブルなランチメニューが提供されている事に先ず驚いて、反射的にセット・メニューの一つである、「スタミナセット」を注文してしまった。
それは、「カレー2種、サラダ、チキンティッカ、ナン&ライス、ソフトドリンク」から成るセットで、書き手は、カレーは「豆のカレー」と「野菜のカレー」を、ソフトドリンクはラッシーにした。
注文をしてから、書き手は、待ち時間を、メニューを眺めながら過ごしたのだが、メニューの中には、一品カレーのセットもあって、カレーのラインナップは、豆、野菜、チキン、ラム、チキンほうれん草、キーマエッグ、バターチキン、本日のカレーで、どれも千円以下であった。また、ガパオライスセットやグリーンカレーセットもあって、それらも同様にお安い印象であった。
以前、小川町のカレーエリアを訪れて、このマスターシェフキッチンの前を通りかかった時、かなりの混み具合だったのだが、それは、こうしたセット・メニューのコスパの良さが理由なのかもしれない。
非現金の決済が可能になった現代においても、やはり、ランチがお札一枚、すなわち、千円以内なのか、それ以上か、この問題は、昼飯の選択をする上で重要なポイントであるように思われる。
しかも、ナンやライスのおかわりが自由ときては、そのお得度は言わずもがなではなかろうか?
〈訪問データ〉
アジアンレストラン マスターシェフキッチン神田;神保町・小川町
B19
十一月二十三日・水・二十一時半
スタミナセット(豆のカレー;野菜のカレー) :一〇〇〇円(QR)
〈参考資料〉
「アジアンレストラン マスターシェフキッチン神田」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2022』、二十七ページ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます