第7話 参観日に爆発!?

ファリンダー: ただいま!


父: おかえり。


母: おかえり!


ファリンダー: 美味そうな匂いだ!


母: 今日はファリンダーの大好きなシチューを作ったわよ。


ファリンダー: やったー!じゃあ荷物とか置いてくるね!


父: 良かったなファリンダーが喜んでくれて。


母: 本当に良かった。


ファリンダー: うめー!このシチュー俺大好きなんだよ!やっぱ母さんのシチューが世界一だ!


母: 作ったかいがあった。嬉しいわ!


ファリンダー: あ、そうだねぇねぇ母さん、父さん金曜日仕事休めない?


父: まぁ休めなくは無いが、


母: なんで?


ファリンダー: 実はさその日参観日なんだよね。


父: 嘘だろ、お前な、そういうことはもっと早く言えって!


母: そうよ!あ、お父さん仕事場に連絡入れなきゃ。


父: そうだな。


母: あ、もしもし。


父: すいません。


うちの親は見ての通り僕のことが大好きらしい。


当日


父: ここか、


母: 入るわよ。


カーリウス母: もしかしてファリンダー君のご両親ですか?


父: はい!


母: そうです。


カーリウス母: やっぱり!お父さん、ファリンダー君のご両親。


カーリウス父: いつもカーリウスがお世話になってます。


父: いえいえこちらこそ。


母: 色々至らない点があると思いますがどうかうちの息子をよろしくお願いします!


ファリンダー: 母さん、父さん早く入らないと門閉まるよ?


カーリウス: 母さん、父さんもね。


父: おう!


母: うん。


カーリウス母: ごめんごめん。


カーリウス父: ついつい。


??: へへ、早く殺したいな。


??: ツー、まだ殺すな。今日お前を向かわせたのは、


??: 分かってるよ偵察だろ。


??: 分かっているならいい。


父: ん?


ファリンダー: どうしたの?


父: なんでも無い。


ファリンダー: じゃあ行こっか。


先生: ここがこうで、


父: さっきからものすごい殺気を感じる。(ボソッ)


母: それ私も感じてた(ボソッ)


父: ちょっと見て来る。


母: 了解。


ファリンダー: ん?父さんどこ行くんだろ?


父: お前か?殺気を滲み出しているやつは。


??: なんでバレたのかな?


父: ん?お前その傷もしかして!?


ドーン!


先生: なんだ!


ファリンダー: まさか!?


母: ファリンダーはここにいなさい!


ファリンダー: でも!


母: お母さんが見てくるから。


ファリンダー: 分かったよ。


母: お父さん!


父: みんなを逃がせ!


母: 貴方様を置いて逃げるなんてできません!


父: 未来永劫な学生と俺一人の命天秤に掛けなくてもわかるだろ!


母: でも、


??: 死ね!


母: きゃっ!


ファリンダー: ファイアボール!


ボン!


??: 熱い!熱いよ!


母: え?ファリンダー!?


父: なんでここに来た!


ファリンダー: さっき父さんが出ていってすぐに音が鳴ったしきっと父さんだろうなとは思った。


??: てめぇ、やってくれたな!

ジャキーン!この剣でぶっ殺してやる!


キラー: そこまでだよ。

キーン!


??: てめぇは、アラフィフ.キラー。


キラー: 俺の名前知ってるんだ?ありがたいね!


??: こいつはまずいな。お前は次に会った時に殺す!じゃあな!


キラー: おい待て!って逃げ足早!

大丈夫ですか?


父: まぁ、


キラー: ファリンダーは、大丈夫そうだね。


ファリンダー: なぁ父さんあいつ誰なんだよ。


父: 俺は知らない。


ファリンダー: 知ってるんじゃないの?


父: 知らないと言っているだろ!


ファリンダー: え?


父: あ、いや、母さん帰るぞ!


母: うん。


ファリンダー: 父さん、


キラー: さぁ!ファリンダーも教室に戻るぞ!

(あいつは一体何者なんだ?この学校の門は勝手に入るとセンサーに引っかかって音が鳴る筈だがそれも鳴っていない。そしてこの破壊の跡は普通の人間ができるようなものじゃない。あれは魔法強化を使っていたのか?それとも、)


ファリンダー: 先生。


キラー: あ?あぁ。戻るよ!


数分後


先生: じゃあ授業を再開します。


クラスメイトの母: さっきの音は何だったのよ!


クラスメイトの父: そうだそうだ!ちゃんと説明しろ!


先生: それは、授業に関係ありませんのでお答えできません。


クラスメイトの母: ふざけないで!


クラスメイトの父: ふざけんな!


キラー: おいおい、騒がしいよ?


クラスメイトの父: あの人ってアラフィフ.キラー!?


キラー: さっきの音についてはこちらも確認を行っているところですので今は授業参観に集中していてください。


クラスメイトの母: でもあの音がなんだったか気になるじゃない!


キラー: ふふ、


クラスメイトの母: 何よ!


キラー: あんたらは今まで育ててきた自分の子供より今さっき起きた爆発の音の方が気になるのかと思いましてね笑


クラスメイト: そ、そんなわけないじゃない!


キラー: だったら今お前らがする事はなんだよ!

1番に考えなきゃ行けないことはなんなんだよ!


クラスメイトの母: それは、


キラー: 子供たちの事だろ?


クラスメイトの母: すいませんでした。


キラー: じゃあ引き続きよろしくお願いしますね。


先生: はい。


キラー: ったく、面倒だな。

プルプルプル。プルプルプル。


キラー: あ?誰だ?ピ。もしもし。


王: もしもし、私の名はジャッカル.ライフォだ。


キラー: ジャッカルってまさか国王!?


王: 君にお願いがあってね。


キラー: はい。

えー!僕がですか?


王: あぁ頼めるか?まぁ君以外にも一応呼んでいるんだが。


キラー: まぁ、国王の指示とあらば是非。


王: ありがとう。じゃあ明日の12時に来てくれ。


キラー: はい。

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