第6話 剣術勝負

先生: じゃあ今日は剣術を教える!特別講師として、この方に来てもらった。


キラー: 俺ちゃんの名はアラフィフ.キラーよろしく!


全員: よろしくお願いします!


キラー: あれれ?君元気ないの?


先生: あ!そいつは気にしないでください。


キラー: いや、そういう訳には行かないっしょ?

ねぇねぇ元気ないのー?


ファリンダー: うっせーな黙ってろよ!


キラー: あ?お前今なんて言った?


ファリンダー: だから黙ってろって言ったんだよ


キラー: へー?俺にそんな口聞くやついるんだ。

なぁ俺と剣術勝負しようぜ!


ファリンダー: なんで俺がお前となんか。だいたい俺は忙しいんだよ


キラー: へー?


その時


キラー: おりゃ!


キーン


ファリンダー: 何すんだよあっぶねーな!


キラー: 俺は言ったよ?やろうぜ?って


ファリンダー: やってやるよ!だがな、お前すぐに後悔することになるぜ


キラー: へー?


ファリンダー: おりゃー!


キラー: なかなかやるじゃん?

でも、僕には適わないよ!


ファリンダー: うわ!


キラー: はい、勝ったー!


ファリンダー: うっぜぇ。


キラー: ほらちゃんと授業受けてよね?


ファリンダー: 分かったよ!


キラー: よろしい!

(正直本気を出さなきゃ勝てないくらい強かった。一体この子は何者なんだ?)


先生: じゃあキラー先生、教えてあげてください。


キラー: 分かりました!じゃあ早速だけど、実技と行こうか!みんな外に集合!


クラスメイトA: 何するんだろうね。


クラスメイトB: 実技って言ってたし、剣術教えてくれるんじゃね?


カーリウス: ねぇねぇファリンダー。


ファリンダー: ん?


カーリウス: もし剣術勝負ってなったら一緒にやろうね。


ファリンダー: 当たり前だろ。


キラー: よし!集まったな!じゃあ今回やることだが、まずみんなの剣術がどれほどのものか見る必要があるため皆には1体1の剣術勝負をしてもらう!


クラスメイトA: なんか楽しそう!


キラー: まず1体1組めよー?


カーリウス: じゃあ組もっか!


キラー: ファリンダー、お前は俺とだ。


ファリンダー: なんでだよ。


キラー: お前の実力は確かめておきたいと思ってな。


ファリンダー: さっきやりあっただろ!


キラー: お前あれ本気じゃないだろ?


ファリンダー: なんでそれを?


キラー: まぁ、俺ぐらいになると分かるんだよね!笑


ファリンダー: まぁなんでもいいけど。


キラー: じゃあ早速だけど剣術勝負初め!


ファリンダー: 俺たちもやるんですか?


キラー: 当たり前だろ?


ファリンダー: えぇー?どうしようカーリウス。


カーリウス: 危ない!


キーン!


キラー: お前も中々やるな。


カーリウス: これは卑怯なんじゃ?


キラー: 戦闘はいつどこで起こるかわからんだろ?


カーリウス: まぁそうですけどね!


ファリンダー: 助かったわ!


キラー: ファリンダーお前一人じゃ物足りなそうだからカーリウスも入って2人でかかってこい。


ファリンダー: 俺一人で十分だ。


キラー: 今は俺が、


キーン!


キラー: 何をする!


ファリンダー: 先生が言ったんだろ?戦闘はいつ起こるかわからないって!


キラー: おもしろい、受けてやろう。

(今の一撃でさえ耐えるので必死だったのにこれが何発も来るとまずいな。)


ファリンダー: おら!


キーン!キーン!キーン!キーン!


キラー: う、う。


ファリンダー: どうしました?もしかして押されてます?笑


キラー: ふざけんじゃねぇ!


キーン!


ファリンダー: うぉー!強くなったな。でもそんなんじゃ僕には勝てませんよ!


キラー: このままじゃ負けちまう。仕方がないあれを使うしかない。


ファリンダー: ん?もうおしまいですか?


キラー: 雷よ、黒き染まり、地面を這い、敵を滅す宴となれ。


カーリウス: あれは、ファリンダーまずい逃げろ!


ファリンダー: あ?あれってただの魔法だろ?


カーリウス: そんなもんじゃねぇ!あれはこの国に最強の魔法として代々受け継がれてきたものだ。

僕も本でしか読んだこと無かったから本当にあるとは。

って事はあれ魔法剣だよ!


ファリンダー: 最強の魔法に魔法剣。

面白そうじゃん!


カーリウス: ダメだあいつ面白そうだと思うと止められなくなるんだ。


キラー: 黒 放 電 之 宴 !


ファリンダー: おうおうまじかよ!


キラー: ふふ、終わりだ!


ファリンダー: 仕方がねぇな、ブレイズサークル!

ボン!


キラー: やったか!


マーリン: 嘘でしょ、


カーリウス: いや、まだだ!


キラー: あ?あれを食らって生きてるわけがねぇだろ!って嘘だろ。


ファリンダー: ふぅ間一髪だったぜ。


キラー: な、なんで生きてんだよ!


ファリンダー: あんなんで俺を倒せると本気で思ってたのか?


キラー: あ?


ファリンダー: まぁ俺は今回特別なことは何もしていないよ。ただブレイズサークルを使っただけだ。


キラー: なんだよそれ!


ファリンダー: ブレイズサークルって言うのは簡単に言えば相手から護ってくれるバリアを瞬間的に作る出す魔法。


キラー: それで俺の攻撃が聞かなかったって訳か。


ファリンダー: まぁそういうこと!


キラー: ふざけんな!サンダー!


カーリウス: ファリンダー!


ファリンダー: ファイアー!


キラー: うわ!


ファリンダー: これで俺の勝ちでいいね?


キラー: くっそ!


ファリンダー: よっし!う、


カーリウス: どうした?


ファリンダー: 悪いちょっとトイレ行ってくる。


カーリウス: わかった。


ファリンダー: ったく!なんなんだよ。


シャントリーヌ: なんで俺がキレられてんの?


ファリンダー: もう少し多めに見れないかな?


シャントリーヌ: 見れるわけねぇだろ!これも仕事なんだよ。


ファリンダー: はぁ、


シャントリーヌ: なんだよため息なんかついて。


ファリンダー: 疲れたなって


シャントリーヌ: じゃあ、ゆっくりしてくか?


ファリンダー: それは断っとく!


シャントリーヌ: ふざけんな!もう帰れ!


ファリンダー: うわー!っと。本当に戻されっちゃった。


カーリウス: 大丈夫?


ファリンダー: あぁ、うん!


その頃


秘書: シャントリーヌ様そろそろお時間です。


シャントリーヌ: 分かっている。

あぁ、あぁゔぅん!


秘書: 大丈夫ですか?


父: あぁ問題ない。それこそお前の方こそ大丈夫なのか?


母: 私はもう準備万端です。


父: じゃあ行くぞ。


母: はい。

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