第3話 試験スタート

カーリウス: ここが試験会場みたいだね。


ファリンダー: 結構広いな。


試験会場に着くともう既に試験に参加するであろう人達が集まっていた。


ファリンダー: 俺らが最後かな?


カーリウス: いや?まだ居るみたいだよ


後ろを見ると、さっき戦った3人組の女と、リンチされていた女の子が歩いてきていた


主催者: 君たちには本日、集まっていただいて本当に感謝しているよ。


試験の監督らしき人が話し始めた。


監督: では早速だが、

今回の試験の内容を説明するよ!

まず能力値を測って貰ってそれで3チームに分かれて、勝負をしてもらう


要は、チーム対抗戦って訳だ。


監督: まずは能力値を測って貰う!


監督: はい!1人ずつここに立って、自分の得意な魔法を打つんだ


チーム決めはスムーズに進んだ

そして俺の番が回ってきた


監督: じゃあ次は君


ちょっと弱めにしとこうかなって思っていた


ファリンダー: ファイヤー!


周りの人A: まじかよあいつ!


周りの人B: あれ1番初期の魔法だろ?笑


周りの人Cいくらなんでもあれは無いわ笑


俺がファイヤーを使ったことで周りのヤツらは、鼻で笑っていた。

次の瞬間周りのヤツらが固まってしまった


周りの人A: え?嘘だろ?


周りの人B: 能力値、985?


周りの人C: あんな初期の魔法で?


辺りはザワついていた


監督: よし!お前はこっちな


俺のチーム決めが終わり次はカーリウスの番だ


監督: 次!


カーリウス: は、はい!


カーリウスは緊張していた


カーリウス: ウォーターバレット!


まさかとは思っていたが水属性とはな、俺とは相性が悪い


周りの人A: え?あいつも900越え?


周りの人Bバケモンだ!


監督: じゃあお前はこっちだな!


カーリウス:はい!


カーリウス: 984で、ギリギリ負けちゃった!


ファリンダー: お前、あれ本気出てないだろ?


カーリウス: バレてた?


そう、こいつは本気を出し切っていない


カーリウス: まぁ敵同士になっちゃったけどよろしくね?


ファリンダー:あぁ手加減はしない!


監督: よし!これでチーム決めは終わりだな!

ここからはチーム対抗戦だ!


とうとう始まるどんな戦いが繰り広げられるか楽しみだ


監督: じゃあ早速発表するぞ!

1つ目の試験は、宝探しだ!


周りの人Aえ?普通じゃね?


周りの人B: 試験というか遊びだよな?


監督: 宝探しと言っても、ただの宝探しじゃないぞ?

神聖学園には実習でいつも使う刀があるんだが

それを探してくるのが今回の試験だ!


周りの人C: それって一つだけなんですか?


俺もそれは気になっていた。なぜならわざわざチーム決めをする必要がなかったような気がするからだ


監督: 他にも宝は沢山隠した、だが刀以外は全て5点にする!


カーリウス: じゃあ刀は?


監督: 50点!


なるほど刀を取ってくればそのチームは一発で勝ちに近ずくということか


監督: じゃあスタートするぞ!

よーいドン!!


チームメイトA: 見つけた!


もうみつけたのか。


敵チームA: それ頂き!

サンダーボルト!!


チームメイトA: うわー!


チームメイトがやられた。

宝を見つけたとしても無事に持ち帰れる保証はないってことか。


フフッ、おもしれーじゃん。やってやるよ!


敵チームA: サンダーボルト!


ファリンダー: ファイアボール!


敵チームA: うわー


ファリンダー: うーんこの威力のファイアーボールで気絶か。よしっもうちょっと威力を下げるとするか!


と、そこに、


カーリウス: おーやってるね!


ファリンダー: なんだカーリウスか脅かすなよ


カーリウス: ごめんよ。でも君にどうしても聞きたいことがあってさ、


ファリンダー: ん?何?


俺は何を聞かれるかは分かっていた


カーリウス: ファリンダー、君刀をもう持ってるよね?


やっぱり聞かれた


ファリンダー: まだ持ってないよ


カーリウス: 僕、探し物を見つけられる能力を生まれつき持っていてね。

それで探したけど見つからなかった。


ファリンダー: じゃあ先生が隠してないんじゃない?


カーリウス: いや?でもね?隠してはなかったけど誰かが持っているのは見えたんだ。


ファリンダー: それが俺だと?


カーリウス: あぁそうさ


ファリンダー: しょうがない


カーリウス: とうとう自分が持ってるって言ったね?


ファリンダー: じゃあ持ってるよ


カーリウス: ならそれ僕が頂くよ!!


ファリンダー: 渡さねーよ!


カーリウス: ウォーターショック!


ファリンダー: ファイアー!


カーリウスの魔法は防いだけど、何か変だ


ファリンダー: 次はこっちの番だ!

ファイアストーム!


カーリウス: ウォーターウォール!


防がれた!でもやっぱりおかしい


カーリウス: 次は僕の番だね!


ファリンダー: 待て!


カーリウス: ん?


ファリンダー: お前、本気出してないだろ?


カーリウス: なんでそう思うのさ?


ファリンダー: お前はさっきから初級魔法しか打って来てない

つまりお前、俺に手加減してるだろ!


カーリウス: 僕は手加減なんか!


ファリンダー: お前はしてるつもりなくても無意識にしてんだよ!


カーリウス: ごめん!俺本気で行くよ


ファリンダー: おう!


カーリウス: ウォーターカッター!!


ファリンダー: フレイムウェイヴ!


今のところは互角だが、このままやり合えば確実に負ける。


ファリンダー: そうだ!あれをやるか


カーリウス: ?


ファリンダー: ファイアウォール!


カーリウス: まずいな。


ファリンダーこれで出てこれな、


ボカーンそうなった瞬間


カーリウス: 危ねーもう少しで死ぬところだった


嘘でしょ?


カーリウス: お返しだ!

ウォータジェイル!


ファリンダー: おいおいこれは違うだろ!


まあ出れなくもないんだけど


ファリンダー: イグニション!


カーリウス: えーもう出てきたの?


ファリンダー: お前を倒す方法を思いついた!


カーリウス: 僕も倒す方法思いついちゃった!


ファリンダー: ファイアウォール!


カーリウス: こんなのすぐに出れるって


ファリンダー: 次はこれだ!

インフェルノ!


カーリウス: まさか!?


そうファイアウォールはすぐに破られるでもちょっとの間でも閉じ込めておくために発動した

そして最後の魔法を使う!


ファリンダー: スーパーノヴァ!


カーリウス: やっぱりか!


スーパーノヴァとインフェルノは最上級魔法、

これを抜けれるやつなんてそうそういない


カーリウス: うわーーー!


ボトッ


カーリウス: ファリンダーなかなかだね!


ファリンダー: お前もな!お前は俺が出会った中で1番と言っていいほどの強者だ


カーリウス: ファリンダーに言われるんだから本当なんだろうね。


この刀をどうすることにするかを2人で話し合って決めた結果。


チームメイトB: 先生!


先生: お!戻ったか?


ファリンダー、カーリウス: これは俺たちが取ってきましたー!


先生: そうか、わかった。2人とも見事だ

合格だ!


ファリンダー: え?


カーリウス:やったね!


先生: 他のみんなもこの2人を見習うように!

他のみんなは明日また改めて試験をする!


先生: じゃあ今日は解散!!


みんな: はーい!


これで神様の力の後継者に一歩近づいた!

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