ストーリー11:滅のパーティー

チャプター1

ここは、破斬 照駅近くのビルの最上階である。

そこには、多くの悪の組織の首領達が居て、滅が来るのを待っていた。

首領達は、部下も連れて来ていた。

「おい。そろそろ来るらしいぞ。」

「どんな者なのかな? 楽しみ。」

「へへへっ。滅の奴、何をする気だ?」

「気にするな。俺達首領の共通点は、」

「おっと、御免なさい。」

「物凄く恐ろしい力を感じるわね。」

「俺の組織は、資金不足だ。くーっ。」

「それなら、私と手を組まない?」

「本当? それじゃ、お願い致します。」

「随分と賑やかじゃのう。

「爺さん、パーティーは、初めてかい?」

「おおう。こんなに多いのはな。」

「フェフェフェッ。良いプログラムソフトが作れそうだぜ。」

「私の力も伸びる。クククッ。」

チャプター2

そこへ、滅とレイドがやって来て、舞台に上がった。

「これより、滅様による講演を行います。」

「皆さん、こんにちはーっ。壊恐 滅です。私達首領は、色々な正義の味方に倒されて参りました。

 そこで、私は、ある事を思い付きました。私達の力を集結させて、最強の怪人を作ろうと。

 協力してくれた方々には、それなりのお礼をさせて戴きたい。」

「理解った。俺のモンスターのデータを。」

「いやいや、わしのを。」

「ふっ。私が先よ。退いて。」

「御一人づつ、お願い致します。」

一時間後、首領達は、去って行った。

チャプター3

「レイド。手伝ってくれ。」

「了解。何を作るんだろう?」

滅達は、屋上へ向かった。

「出でよ、我が力によりて、破壊の如く暴れし幻衝兵器「ヤマオロシ」。」

滅が、そう言って、呪文を唱えると、悪の組織の首領達から貰った部品などが空中で一体化し、

ヤマアラシの獣人のような姿をした幻衝兵器ヤマオロシが誕生した。

「こ、これが、いにしえより伝わりし古代遺跡最強の幻衝怪?」

「人間よ。この私に何の用だ?」

「ヤマオロシ様。この世界を是非、あなたに破壊して頂きたい。」

「理解った。そんなに簡単な事か。面白い。思う存分させてもらうぞ。」

「レイド。ヤマオロシ様の護衛をしろ。」

「えっ。本当ですか?」

「ああ。行って来い。」

ヤマオロシ達は、宇宙へ向かった。

チャプター4

その頃、俺は、署にあるソファーで爆睡していた。

そこへ、明一がやって来た。

「激。早う起きんかい。」

「何だ、明一? 事件でもあったのか?」

「宇宙から何かが街を攻撃しとる。地球全体や。何とか出来るんは、お前ぐらいしか 

 居らへんやろう。」

「理解った。俺がそいつを倒しに行って来る。この街は、任せた。またな。」

俺は、パトガーに乗って、宇宙へ向かって走って行った。

チャプター5

「ここが、月か。火、木、土、天、海。カイパーベルトを通過した。それにしても、

 この乗り物は、随分、速いな。」

俺は、宇宙の果てに辿り着いた。

そこには、レイドとヤマオロシが居た。

「こんなにも簡単に破壊できるとは。」

「ヤマオロシ様。そろそろ地球へ。」

「いや、まだ行かぬ。もっと派手に。」

「そこまでだ。レイドと幻衝怪。」

「な、何者だ? 邪魔するな。この幻衝兵器ヤマオロシの恐ろしさを知らんのか?」

「知りたくもないな。破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。

 幻衝師レイドヘリッド。幻衝兵器ヤマオロシ。お前達二人を逮捕する。」

チャプター6

「ほほう。それは、面白い。激。私と戦ってみるが良い。弾幻衝。」

ヤマオロシは、幻衝力のミサイルを放ちまくった。

「ウワーッ。雷幻衝。」

俺は、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。斬幻衝。乱幻衝。」

ヤマオロシは、鋭い爪で俺を斬りまくった。

「ウワーッ。アークエッジ。そして、アークフィスト。アークアクアスマッシャー。

 合幻衝。アークグランドパイニッシャー。」

俺は、二つの技を同時に決めた。

「ギャーッ。クククッ。」

ヤマオロシは、爆発して消え去ったが、すぐに復活した。

チャプター7

「私は、不死身なのさ。人間は、太古の昔、私を作り上げた。だが、私の力に恐怖心を感じた

 者達が、神々の力を使って、私を封印したのだ。クククッ。重幻衝。炎幻衝。」

ヤマオロシは、重力と炎を同時に想像して術を放った。

「ウワーッ。確かに恐怖心は感じる。だが、俺は、絶対に勝ってみせる。

 アークバルカンオメガ。アークライトオーバー。」

俺は、ヤマオロシを狙撃した。

「ギャーッ。まだ、理解らんのかーっ。」

ヤマオロシは、また復活した。

チャプター8

「全幻衝。射幻衝。乱幻衝。」

ヤマオロシは、俺を狙撃しまくった。

「もう、戦えないみたいだ。」

俺は、気絶して倒れた。

「ふっ。手こずらせおって。レイド。地球へ戻るぞ。」

「激は、どうします?」

「そのままにしておけ。」

ヤマオロシ達は、地球へ向かった。

チャプター9

二時間後、俺は、気が付いた。

「急いで戻らないと。でも、どうすれば、ヤマオロシを倒す事が出来るんだ?」

しばらくすると、そこへ、錆びている剣と盾が合体したようなオーパーツが勢い良く、

飛んで来て、パトガーの屋根に突き刺さった。

「ぶれいどぎらあ? これで倒せるのか? 使ってみるとするか。」

俺は、その武器を手に取って、パトガーに乗って、地球へ帰還した。

チャプター10

ここは、東京の中心部である。

レイドとヤマオロシは、街を破壊して、笑っていた。

「クククッ。随分、弱くなったな。」

「ヤマオロシ様って、怖いぜ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「ヤマオロシ。レイド。そこまでだ。」

「ヤマオロシ様。後は、任せました。」

レイドは、消えるように去って行った。

チャプター11

「しぶとい奴だな。全幻衝。射幻衝。乱幻衝。フルパワー。」

ヤマオロシは、全力で狙撃しまくった。

「ウワーッ。何のこれしき。おりゃーっ。」

俺は、ぶれいどぎらあをヤマオロシのみぞおちに突き刺した。

「な、何故、お前が、この武器を? ぐはっ。」

ヤマオロシは、大爆発して消え去った。

「とんでもない奴だったぜ。ふーっ。」

チャプター12

「しぶとい奴だな。全幻衝。射幻衝。乱幻衝。フルパワー。」

ヤマオロシは、全力で狙撃しまくった。

「ウワーッ。何のこれしき。おりゃーっ。」

俺は、ぶれいどぎらあをヤマオロシのみぞおちに突き刺した。

「な、何故、お前が、この武器を? ぐはっ。」

ヤマオロシは、大爆発して消え去った。

「とんでもない奴だったぜ。ふーっ。」

チャプター13

「アークオーディン。」

「ほう。我が名は、メタルレイド。首領の一人だ。レイドクエーサー。」

メタルレイドは、全身から破壊の波動を放ちまくった。

「ウワーッ。強行突破でいくぜ。」

俺達は、心を無にした。

「もう、おしまいか? レイドフェーンブレイク。消えてしまえ。」

メタルレイドは、アークフリートを一刀両断しようとしたが、全く通じなかった。

「何っ? これならどうだ? 幻衝光線。」

アークフリートは、光線を簡単にかわしてから、アークジャべリンを振り回した。

「アークルーンリヴァイディング。」

アークフリートは、メタルレイドを斬り裂いた。

「こんな場所で、この私が敗れるとは。」

メタルレイドは、爆発して消え去った。

「おい、激。関係の無い敵の首領だったぞ。まずくないか?」

「どうにも出来ないだろう。それに、こうしてなかったら、敗北していたぞ。」

「それもそうね。でも、かなりの・・・。」

俺達は、次の台詞が出て来なかった。

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