ストーリー12:人造幻衝怪

チャプター1

俺は、署で調べ物をしていた。

「課長を捜さないと。手掛かりが何処かにあるはず。ここの引き出しが怪しいな。」

俺は、引き出しを開けた。

すると、そこには、一枚の手紙が入っていた。

「激。この引き出しの資料を見てくれ。そこに理由がある。見てみるか。」

チャプター2

俺は、資料を読み始めた。

「人造幻衝怪の作り方? 人間を幻衝怪化させる為の実験体。浄化龍一。」

俺は、寒気を感じた。

「一体、誰が、こんな恐ろしい事を? 資料作成 レイドヘリッド。実行者 壊恐 滅。」

チャプター3

ここからは、龍一の昔の話だ。

龍一は、十体ものテン達と戦っていた。

「何匹居ようと、俺には、関係無い。」

龍一は、テン達を狙撃した。

「キエーッ。」

テン達は、爆発して消え去った。

「アークマグナムか。使えるな。」

そこへ、レイドがやって来た。

「クククッ。お前を改造してやろう。」

レイドは、龍一を捕獲した。

「離せ。何をするつもりだ?」

「お前を幻衝怪にしてしまえと、鬼獣 真が言っていたのでな。」

チャプター4

レイド達は、滅の実験室へ辿り着いた。

そこには、Dr・ブレイクと五体ものテン達が居た。

「お前は、狂科学者のDr・ブレイク。」

「いかにも。龍一。久しぶりだな。私の実験に協力してくれ。」

龍一は、抵抗して怒った。

「出来るか。何を企んでいる?」

「人間を幻衝怪にする事さ。睡幻衝。」

Dr・ブレイクは、龍一を眠らせた。

「これより、生物幻衝怪化術を行う。」

龍一が、目を覚ましたのは、三時間後の夜であった。

「もう、こんな時間か。Dr・ブレイクは、俺に何を?」

チャプター5

そこへ、真がやって来た。

「クククッ。鏡で見てみろ。」

龍一は、自分の姿を見て驚いた。

「何だ、この姿は? うおーっ。」

「君は、今日から、幻衝怪「シータウロス」だ。浄化龍一。」

「よくも、俺を。おりゃーっ。」

龍一は、実験室を破壊してから、全力で逃げ去った。

「Dr・ブレイクの実験は、成功か。」

チャプター6

龍一は、街の中へ辿り着いた。

「ここなら、もう来ないはずだ。」

そこへ、偶がやって来た。

「出たな、幻衝怪。」

「ま、待ってくれ。俺は、龍一だ。」

「何っ? 何故、そんな姿に?」

「Dr・ブレイクに改造された。」

偶は、寒気を感じた。

「何て事を。龍一。一時的に戻してやる。だが、何年効果が続くか?」

「偶。早くしてくれ。」

「ああ。理解った。戻幻衝。」

龍一は、人の姿に戻った。

「偶。ありがとう。ウワーッ。」

龍一は、気絶して倒れた。

「龍一。しっかりしろ。」

偶は、龍一を抱えて、運んで行った。

ここで、龍一の話を終える。

チャプター7

俺は、パトガーに乗車した。

「課長を早く捜そう。」

そこへ、へドルが話し掛けてきた。

「龍一なら、文京区の春日に居るワン。」

「何で、お前が知っているんだ?」

「忘れたワン? 俺は、幻衝怪犬だワン?」

「悪い。課長の事で頭がいっぱいだ。」

俺達は、春日へ向かった。

チャプター8

その頃、龍一は、ラクシャーサに操られていた。

「シータウロス。私の護衛をしろ。」

「了解しました。仰せのままに。」

「クククッ。これで、大騒ぎだ。」

チャプター9

俺達は、春日へ辿り着いた。

「この遊園地の中ワン。行くワン。」

「お前は、ここで待っていろ。」

俺は、手帳を見せてから、ドームシティーの中へ入って行った。

「この中に、課長が。」

チャプター10

そして、ショーが始まった。

「この世界は、滅様の物となるのだ。」

「そこまでだ。とおーっ。」

「何者だ、お前達は?」

「〇〇戦隊 〇〇ジャー。」

「テンども、やってしまえ。」

ラクシャーサは、十体ものマンドレイカー達を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。おりゃーっ。シュート。」

「キエーッ。」

テン達は、爆発して消え去った。

「ふざけるな。邪幻衝。はーっ。」

ラクシャーサは、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

チャプター11

そこへ、俺は、辿り着いた。

「ラクシャーサ。そこまでだ。」

「ふっ、こしゃくな。爪幻衝。乱幻衝。」

ラクシャーサは、俺を斬りまくった。

「ウワーッ。」

「クククッ。本当の恐怖を味わえ、激。」

「〇〇ジャー、アーク刑事 激。負けるな。」

「観客の声か。いくぞ。」

俺は、〇〇ジャー6人と一緒に、ラクシャーサを狙撃した。

「ウワーッ。くっ。煙幻衝。」

ラクシャーサは、逃げて行った。

「ラクシャーサ。何処へ行く?」

俺は、後を追った。

チャプター12

俺は、神楽坂で、ラクシャーサに追い付いた。

「しつこい奴だ。シータウロス。」

「お任せを。斬幻衝。おりゃーっ。」

シータウロスは、俺を斬り裂いた。

「ウワーッ。アークソード。」

ラクシャーサは、不気味に笑った。

「クククッ。本当に良いのか? シータウロスは、浄化龍一なんだぞ。」

チャプター13

その時、シータウロスは、ラクシャーサを取り押さえた。

「な、何をする?」

「激。私もろとも、吹き飛ばせ。早くしろ。」

「俺には、出来ません。そんな事をしたら、課長。あなたが存在出来なくなる。」

俺は、涙が込み上げてきた。

「お前に、やれるのか?」

「アークバルカンオメガ。」

俺は、アークバルカンオメガを構えた。

「アークライトオーバー。」

俺は、ラクシャーサを狙撃した。

「ウワーッ。この私が、ここまでダメージを受けるとは。」

ラクシャーサは、消えるように去って行った。

チャプター14

「激。お前を信じて良かったぜ。明一と美佐によろしくな。真犯人は、鬼獣 真だ。」

シータウロスは、龍一に戻ってから、爆発して消え去った。

そこへ、雷がやって来た。

「激。龍一は?」

「倒すしかなかった。」

俺は、地面を殴った。

「それで、何か理解ったのか?」

「この幻衝怪の事件の犯人は、鬼獣 真だ。」

「激。そいつは、最近、警視総監になった人物だぞ。何て事だ。」

チャプター15

そこへ、アークオーディンとアークジラフがやって来た。

「激。テンの主、サラマンダーが暴れているぞ。早く乗ってくれ。」

俺は、アークオーディンに飛び乗った。

「サラマンダーは、高田馬場に居るわ。」

「行くぞ。速幻衝。はーっ。」

チャプター16

俺達は、一瞬で、高田馬場へ辿り着いた。

「あいつが、サラマンダー?」

「グオーッ。」

サラマンダーは、炎を吐き出した。

「ウワーッ。何て熱さだ。アークタートル。あいつの炎を防いでくれ。召幻衝。」

俺は、アークタートルを召喚した。

「任しておけ。アークタイダルブリザード。おりゃーっ。」

サラマンダーは、凍り付いた。

「槍幻衝。アークジャべリン。」

アークオーディンは、出現したアークジャべリンを手に取って構えた。

「斬幻衝。アークルーンランサー。」

アークオーディンは、槍を振り回して、サラマンダーを斬り裂いた。

「グウーッ。」

サラマンダーは、爆発して消え去った。

チャプター17

その頃、真は、ある兵器を作成していた。

「クククッ。もうすぐ完成する。この兵器さえあれば、滅も納得するはずだ。」

そこへ、ラクシャーサがやって来た。

「しゆう様。シータウロスが敗れました。」

「ラクシャーサ。少し休んで傷を治せ。」

「理解りました。その兵器は?」

「これか。耳を貸せ。」

真は、ラクシャーサに兵器の名前を小声で話した。

ラクシャーサは、寒気を感じた。

「な、何ですと? 本当に、そんなに恐ろしい物が必要なんですか?」

「ああ。完成すれば、激など敵でなくなる確率が高くなる。破壊力は、凄まじいぞ。

 実に愉快だ。フハハハーッ。」

「この兵器が出来たら、まずいな。でも、ついていくしかないか。トホホ。」

ラクシャーサは、心の中でそう思った。

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