第一章最終回:幻衝怪退治課
チャプタ―1
俺は、パトカーで、巡回をしていた。
その時、課長から連絡が入った。
「激。有明のビッグサイトへ向かってくれ。破斬 照が不法占拠している。」
「了解。すぐに行きます。」
俺は、東京ビッグサイトへ向かった。
「ここからだと、十分ぐらいで着きそうだな。」
十分後、俺は、東京ビッグサイトへ辿り着いた。
「ここか。念の為に、パトガーも呼んでおこう。移幻衝。」
俺は、パトガーを署から、東京ビッグサイトへ一気に瞬間移動させた。
チャプター2
俺は、パトカーで、巡回をしていた。
その時、課長から連絡が入った。
「激。有明のビッグサイトへ向かってくれ。破斬 照が不法占拠している。」
「了解。すぐに行きます。」
俺は、東京ビッグサイトへ向かった。
「ここからだと、十分ぐらいで着きそうだな。」
十分後、俺は、東京ビッグサイトへ辿り着いた。
「ここか。念の為に、パトガーも呼んでおこう。移幻衝。」
俺は、パトガーを署から、東京ビッグサイトへ一気に瞬間移動させた。
チャプター3
「仕方ない。答えてやろう。破壊さ。」
「破壊だと?」
「面白いぞ。破壊は。邪幻衝。」
照は、邪気を想像して術を放った。
「ウワーッ。くっ。」
「クククッ。人間であるお前に何が出来る? 正義か? それとも、バカな事か?」
「ふざけんじゃねえ。おりゃーっ。」
俺は、アークパルサーで、照を狙撃した。
「ウワーッ。ぐはっ。クククッ。私の本当の姿を御見せしよう。」
チャプター4
照は、本性を現した。
「幻衝怪「バシリコック」。」
バシリコックは、バシリスクの獣人に似ていて、コカトリスの翼みたいな翼が生えており、右手に刀を持っている。
もちろん、爪が鋭くて、体は、鱗に覆われていて硬く、とても素早い。
「それが、お前の正体?」
「その通り。私は、メタンハイドレートから生まれた。人間の姿でな。」
チャプター5
「そんな事は、あり得ない。」
「あり得るのさ。科学では、解明出来ない事がな。クククッ。裂幻衝。乱幻衝。」
バシリコックは、物凄い素早さで、俺を斬り裂きまくった。
「ウワーッ。くっ。聖幻衝。」
俺は、聖なる力を想像して術を放ったが、バシリコックには、通じなかった。
「その程度か。いくぞ。旋幻衝。」
バシリコックは、竜巻を想像して、俺を空の彼方へ吹き飛ばした。
「ウワーッ。」
「クククッ。そのまま、くたばっていろ。」
バシリコックは、東京の中心部へ向かって、飛び去った。
俺は、プラットホームに勢い良く落下して、激突した。
チャプター6
その頃、明一と美佐と鈴は、テンの大群と戦っていた。
「何で、こんなに居るんや?」
「知らないわよ、そんな事。」
「私達だけじゃ、人数不足ね。」
そこへ、天衣がやって来た。
「私にも協力させて下さい。」
「四人でも、無理な気がせえへんか?」
「それは、言えているかも。」
「敵が多過ぎるわね。」
「うーん。歯が立たないような。」
チャプター7
その時、明一の携帯が鳴った。
「はい。もしもし、明一です。」
「今、そっちに、怪人退治専門特殊部隊「キエーレキラー」を向かわせた。」
「課長。どないすれば?」
「激を捜しに行ってくれ。」
「了解。任しといて下さい。」
明一は、携帯を切った。
「もうすぐ、キエーレキラーが来る言うてたな。」
「ねえ、鈴さん。キエーレキラーって何?」
「キエーレキラー。通称「KK」。どんな怪物でも倒せるように鍛えられた特殊部隊よ。一年前に作られたの。」
「そのKKの人達が、来たみたいよ。」
チャプター8
そこへ、キエーレキラーがやって来た。
彼らは、黄色い軍服を着ていて、放射能の中でも、まともに戦える体をしている。
「遅くなって、済いません。ここからは、我ら、キエーレキラーにお任せ下さい。」
「理解りました。明一、鈴、天衣。急いで、激を捜しましょう。」
美佐達は、激を捜しに行った。
「でも、何処ら辺に居るんやろう?」
「駅じゃないかな?」
チャプター9
そこへ、俺は、辿り着いた。
「ねえ、激。何があったの?」
「照に斬られた。」
「激。早う、病院へ行け。」
「その方が良さそうだな。」
その時、何故か笑い声が聴こえてきた。
「フハハハーッ。私は、そう簡単には、負けんぞ。全員、消してくれる。」
「な、何? 何なの?」
「天衣。何処かに隠れていてくれ。」
「だから、何なの?」
「良いから、早くしてくれ。お前を巻き込みたくはないからな。」
「理解った。それじゃ、頑張ってね。」
天衣は、走りながら去って行った。
チャプター10
「いつでも、来いや。」
「逃げも隠れもしないわよ。」
「どうやら、来たみたいね。」
そこへ、やって来たのは、師匠に倒されたはずのてっそであった。
「クククッ。久しぶりだな。」
「お前は、師匠に倒されたはず。」
「私も居るぞ。止めを刺しに来てやった。」
そう言ったのは、バシリコックであった。
チャプター11
「あれ? キエーレキラーの人達は?」
「この私の力で、消してやった。てっそ。激以外の三人は、任せた。」
「お任せ下さい。消してみせましょう。」
てっそは、明一と美佐と鈴を結界の中へ封じ込めた。
「何や、これ? 出られるんか?」
「出られないぞ。」
「三対一か。勝てそうね。」
「そいつは、どうかな?」
「それなら、幻衝術で。」
「待て待て。そんな事をしたら、四人とも吹き散るぞ。」
「どないしたら良えんや?」
「おねんねしてな。邪幻衝。」
てっそは、邪気を想像して術を放った。
「ウワーッ。」
チャプター12
その頃、俺は、バシリコックと対決をしていた。
「炎幻衝。氷幻衝。雷幻衝。」
俺は、炎と氷と雷を一気に想像して術を放った。
「ふっ。そんな低レベルの術か。反幻衝。」
バシリコックは、術を跳ね返した。
「何っ? ウワーッ。」
「大した事は、無いな。裂幻衝。」
バシリコックは、俺を斬り裂いた。
「ウワーッ。ぐはっ。」
「止めを刺してやろう。」
チャプター13
その時、アークランサーは、特殊な白い光を放った。
「ウワーッ。何だ、この聖なる光は?」
白い光は、てっその結界を打ち消した。
「明一。このアークランサーを使え。」
明一は、俺が投げたアークランサーを右手で受け取った。
チャプター14
その時、アークランサーは、特殊な白い光を放った。
「ウワーッ。何だ、この聖なる光は?」
白い光は、てっその結界を打ち消した。
「明一。このアークランサーを使え。」
明一は、俺が投げたアークランサーを右手で受け取った。
チャプター15
「はーっ。全幻衝。」
俺は、大宇宙を想像して術を放った。
「ウワーッ。くっ、何という力だ。私にここまでダメージを与えるとは。旋幻衝。」
バシリコックは、竜巻を想像して、巨大な竜巻を発生させた。
「クククッ。これなら、手も足も出まい。」
「アークマグナム。アークレーザー。」
俺は、竜巻を狙撃して打ち消した。
「ふっ。さすが、幻衝師だな。計算外の力を使うしかないな。壊幻衝。」
バシリコックは、破壊を想像して術を放った。
チャプター16
その時、アークランサーが俺の手元に戻って来た。
「そういう事か。反幻衝。アークリフレクト。」
俺は、アークランサーで術を跳ね返した。
「ウワーッ。くっ。」
「破斬 照。いや、幻衝怪バシリコック。お前を器物損壊、大量殺人、覚醒剤取締法違反、幻衝怪召喚罪、
金銭違法取引、収賄、銃刀法違反、及び、核兵器密造の罪により、逮捕する。」
俺は、アークバルカンにアークランサーを合体させた。
「アークバルカンオメガ。」
俺は、アークバルカンオメガを構えた。
「アークライトオーバー。」
俺は、バシリコックを狙撃した。
「任務完了。」
「ウワーッ。巨大化して、全て石化してくれる。巨幻衝。」
バシリコックは、自分を巨大化させた。
「グオーッ。」
「召幻衝。アークテリオン。」
「アークモード。」
俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。
「アークモード。」
俺は、アークテリオンを人型に変形させた。
「アークフリート見参。」
チャプター17
「全ての力を幻衝力に。はーっ。」
バシリコックは、幻衝力を放った。
その破壊力は、一瞬でクレーターが出来てしまう程であった。
「ウワーッ。何て強力な技なんだ。アークフリート。大丈夫か?」
「どうにかな。でも、もう二回喰らったら、さすがの私でも、消滅してしまう。」
「クククッ。次は、この術だ。全幻衝。」
バシリコックは、大宇宙を想像して術を放った。
「ウワーッ。」
俺とアークフリートは、同時に気絶して、勢い良く倒れた。
チャプター18
明一達は、その光景を見て、叫んだ。
「激ーっ。」
バシリコックは、爪を立てて、ゆっくりと近づいて来た。
「クククッ。これで止めだ。斬幻衝。キエーレインパクト。」
バシリコックが、俺とアークフリートを一途両断しようとしたその時、俺の幻衝力が聖なる力を放った。
「な、何だ、この光は? ウワーッ。」
チャプター19
俺とアークフリートは、気が付いた。
「一体、何が起きたんだ?」
「たぶん、お前の真の力が解放されたんだろう。それ以外には、考えられない。」
「真の力だと? ふざけるな。はーっ。」
バシリコックは、口から白色のブレスを吐き出した。
「いくぜ。バシリコック。全幻衝。聖幻衝。雷幻衝。アークヘルディザスター。」
俺は、大宇宙と聖なる力と雷を同時に想像して術を唱えた。
すると、アークフリートが黄金色に輝いて、バシリコックを集中射撃しつつ、浄化した。
「グオーッ。仕方ない。私の力で、粉々にしてやろう。旋幻衝。バシリコックトルネード。おりゃーっ。」
バシリコックは、竜巻に姿を変えて、物凄い速さで、接近して来た。
「斬幻衝。フリートスライザー。」
アークフリートは、バシリコックを真っ二つにした。
「グウーッ。このまま、お前達に敗れるとは、実に無念だ。ぐはっ。」
バシリコックは、大爆発して消え去った。
チャプター20
そこへ、明一が走りながらやって来た。
「どうした、明一?」
「壊恐 滅がキエーレビルに居るらしいって、情報が入ったんや。」
「理解った。キエーレビルか。」
俺は、アークフリートから飛び降りて、走りながら、キエーレビルへ向かった。
チャプター21
そこへ、明一が走りながらやって来た。
「どうした、明一?」
「壊恐 滅がキエーレビルに居るらしいって、情報が入ったんや。」
「理解った。キエーレビルか。」
俺は、アークフリートから飛び降りて、走りながら、キエーレビルへ向かった。
チャプター22
俺は、キエーレビルの屋上へ辿り着いた。
「壊恐 滅。そこまでだ。」
「クククッ。良くここが理解ったな。褒めてやろう。月虹 激。」
「逃げるつもりか?」
「私が逃げる? ハハハッ。面白い。ここでお前を倒して進ぜよう。
滅は、ヘリコプターを離陸させて、上空から、重火器で俺を狙撃しまくった。
「ウワーッ。回避するのがやっとだな。」
俺は、建物の陰に隠れた。
「隠れても無駄だぞ。これでも喰らえ。」
滅は、重火器でキエーレビルの屋上にある建物を全て消し去った。
「ウワーッ。一回で決めるしかないな。」
俺は、心を無にして、屋上の中心に立って、アークバルカンを構えた。
「クククッ。自ら消されに来たのか? それなら、お望みどおり、消してやろう。」
滅は、重火器で俺を狙撃しまくった。
「アークライトニング。」
俺は、ヘリコプターを狙撃した。
「任務完了。」
「クククッ。どうやら、今回は、私の負けのようだ。月虹 激。また逢おう。」
ヘリコプターは、大爆発して消滅した。
「やっと終わったぜ。」
チャプター23
そこへ、天衣がやって来た。
「激。後は、私に任せて。」
「天衣。もう敵は、居ないぞ。」
「もしかして、水の泡?」
「そういう事だな。気にするな。」
「そんな事を言わないで。」
「さてと、これから、どうすっか?」
「レストランに行こう。早く、早く。」
「何を言っているんだ? もう、二十三時半だぞ。それに、このビルの近くには、コンビニすらない。
街から出れば、別だけどな。」
「そっか。それじゃ、パトカーで。」
「パトカーか。済まん。走って来たから、それは、無理だ。」
「じゃあ、どうすれば?」
「歩いて帰るか、明一達が来てくれるのを待つしかない。」
「歩きたくないから、待ってる。」
「捜索願いが出るかもしれないぞ?」
「さすがに、それは・・・。」
「行くぞ、天衣。」
「あっ、待ってよ、激。手を繋ごう。」
チャプター24
俺と天衣は、手を繋いで歩き始めた。
「やっぱり、照れくさいな。」
「気にしない。早く行こう。」
俺達は、いつの間にか、走っていた。
エピローグ チャプター1
ここは、成田空港である。
明一と美佐が外国に出張する事になったので、俺は、見送りにやって来た。
「明一。美佐。気をつけてな。」
「ああ。頑張ってくるで。」
「激。一人で、大丈夫?」
「そんなに俺は、弱くない。」
「まっ、どうでも良えけど、任せたで。」
「じゃあ、そろそろ、行くね。」
明一は、韓国へ、美佐は、カナダへ向かって出国した。
「二人とも見送った事だし、近くの喫茶店で、ピザでも食って帰るとするか。」
チャプター2
そこへ、一人の男がやって来た。
「君が、月虹 激か。」
「何故、俺の名前を知っている?」
「滅から、話は、聞いている。私の名前は、鬼獣 真。よろしく。」
真は、俺に名刺を渡した。
その時、俺は、異常な程の幻衝力を感じて、ぞっとした。
「この幻衝力。普通じゃない。」
「ほう、そこまで理解るとは、たいしたものだ。ちなみに、私の本性は、幻衝怪「しゆう」。
話したい事は、それだけだ。」
真は、高級車に乗って走り去って行った。
「あいつが新たな敵。一難去って、また一難という事か。そろそろ、署へ。」
チャプター3
その時、腹の音が鳴った。
「すっかり、忘れていた。」
俺は、喫茶店でピザを食べてから、パトカーに乗って、署へ向かった。
以上で、俺の話は、終わり。えっ、続きが聞きたい? 悪いけど、また、いつの日かきっと話す。
それまで、待っていてくれ。
アーク刑事 激 第一章 完
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