第109話すまのあまの しほやく煙 風をいたみ
題知らず
よみびとしらず
すまのあまの しほやく煙 風をいたみ おもはぬ方に たなびきにけり
(恋歌四708)
※すまのあま:須磨の海で働く人の総称。この歌の場合は、女性。
※しほやく煙:当時の製塩法は、海藻に海水をかけて焼いた。
須磨の海人が潮を焼く煙は、風の激しさで、思ってもいない方にたなびいています。
譬喩歌の代表の歌とされている。
「恨み歌」。
自分の恋人の心と身体を奪った相手と恋人への恨み。
「おもはぬ方」が、二重の意味か。
心変わりなど、予想もしていなかったということ。
なびいた相手が、恋敵として見ていなかった女性。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます