第2話 〜武器と仲間〜

『源氏の忍者求む!』

名古屋の街に、そんな張り紙がなされた。

出したのは綾目。

で、本人は街に買出しに出かけていた。

「どれにしようかな〜♪」

口ではそう言いながら、弓を手にしていた。

一応弓道部だからね・・(汗)

もしものために短刀も買って、集合場所に移動した。

そこには、くノ一らしき人がいた。

「私は黒江七海です。元みなもとの義仲よしなかさまの部下で・・・」

え?

彼女の後ろに大男が現れた。

「お前らここで何してやがる!」

平氏のやつらだ。

黒江さんは平然と話し続けている。

「私の特技は・・・」

次の瞬間、大男は首にクナイを受けて死んだ。

「クナイによる中距離攻撃と、近接攻撃を少し。」

黒江さんが恐ろしく見えた。

「私は華葉綾目です。得意なのは・・・」

そこまで言って、黒江さんの目がまん丸になっていることに気づいた。

そういえば、平民は名字がないんだっけ。

「え、っと、もと、みなもとの 為義ためよし様のけらいです。」

ということにしておこう。

さて、武器も持ったし、仲間も増えたし、蛭ヶ小島に向かうとしますか!

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