グランは俺にしがみつき、羨ましさからか体を揺さぶられ、俺はそのまま身を任せる。

「スキルー。スキルほしい」と言っているがグランの場合は基本スキルが揃いつつある。


 ・攻撃力アップ(大)

 ・防御力アップ(大)

 ・体力アップ(大)

 ・素早さ低下 攻撃力強化

 ・魔力低下 攻撃力強化

 ・ターゲット集中力

 ・体力自動回復 ……など。


 そこまで整っている仲間もいない。

 むしろ、珍しかった。

 ステータスで示すとこうなる。


【ステータス】

 name:ブラッティ

 性別:男

 身長:170

 武器:全種類

(双剣士の時)

 体力:D

 耐久:D

 筋力:C

 知性:C

 精神:C

 器用:A

 素早さ:A

 幸運:B

 魅力:C

 *職業でA~E大幅に変わる。


【スキル】

 ・攻撃力大……攻撃力アップ

 ・広域化……アイテム・魔法の全体化

 ・ロール……戦術・職業切り替えスキル

 ・魔法:武器召喚……武器を召喚切り替え

【戦闘スタイル】

 戦術・職業・武器を変更して戦う奇人スタイル。


 ついでにグランのステータスは――。


【ステータス】

 name:グラン

 性別:男

 身長:177

 武器:大剣

 体力:A+

 耐久:A+

 筋力:A

 知性:E-

 精神:E-

 器用:E

 素早さ:E

 幸運:C

 魅力:C+


【スキル】

 ・攻撃力アップ(大)

 ・防御力アップ(大)

 ・体力アップ(大)

 ・素早さ低下 攻撃力強化

 ・魔力低下 攻撃力強化

 ・知性低下 耐久性強化

 ・ターゲット集中力

 ・体力自動回復

 ・強化溜め斬り

 ・ガード溜め斬り……など。


【戦闘スタイル】

 当たって砕けろ超脳筋スタイル。


 彼らしい攻撃耐久に優れたステータス。強化スキルもほどよく頼れる相棒。レアスキルはあまりないが俺には逃したくない人でもあった。


【詳しい項目詳細】

 ※Aがもっとも強くEがもっとも弱い

 ・体力

(いわゆるHP・スタミナ・物理回復量に補正)

 ・耐久

(物理防御力・物理的状態異常耐性・体力に補正)

 ・筋力

(物理攻撃力・インベントリ・素早さに補正)

 ・知性

(魔法攻撃力・いわゆるMP・魔法命中率・魔法成功率・交渉成功率・に補正)

 ・精神

(魔法防御力・魔法回復力・魔法成功率・精神的状態異常耐性に補正)

 ・器用

(物理命中率・魔法命中率・魔法成功率・生産成功率・クリティカル発生率に補正)

素早さ(回避率・行動速度・反応速度に補正)

・素早さ(回避率・行動速度・反応速度に補正)

 ・幸運

(各種確率{物理的状態異常耐性・魔法的状態異常耐性・物理的命中率・魔法命中率・回避率・魔法成功率・生産成功率・クリティカル発生率・アイテムドロップ率など}に補正)

 ・魅力

(他キャラからの好感度・魅了成功率に補正)


 ステータスはそんなに気にしてない。ステータスよりもスキルがこの世界では命の次に大切みたいなもの。

 グランと紙を見せ合い「よっしゃ、スキル数は勝った」と喜ぶ姿に俺は仕方なく「よかったな」と少し意地悪っぽく言う。それにムッとされるもニカッと笑い「へへーん、グラン様に追い付きたけりゃ飲みまくれ」と言われ、自棄糞になった俺は「あぁ、じゃあ飲んでやるよ」と酒場で。アレを思い出し「やってやろうじゃねーの」と拳を手のひらで包むと関節を鳴らす。


「グラン、買ってこいよ。この野郎」


 俺の言葉に「ははーん、言ったなぁ。いいぜ、待ってろよぉ!!」と宿屋のドアに手を掛けるも立ち止まり「あっ」と声を出す。


「あのーブラッティ」


「あん?」


「借金返すために素材売っちゃった。頼む!! 素材集め手伝ってくれ!!」


「バカかお前は……」


 クスクスとマリアが笑うと俺は腰に手を当て「行くぞ。どちらが敵を多く倒せるかついでに勝負しよう」の言葉にグランは眼を輝かせた。

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