第16話シチューの固形物食っただけで死ぬ子供

 王の家


 奴隷に売られたのは知能が低すぎて無理だったが、農村辺りで多少マシなのを仕入れて来た情報部。


 連れて来られた貧しいょぅじょ達。食事が振る舞われて果物やシチューなどが出されたが、現金収入が無い家庭の子供達なので泣いた。


 いつも水みたいなスープ飲んで、具はそこらで摘んで来た雑草、明かに毒入りのキノコ、ジャガイモとかタマネギの「それ、毒草だからね」と言う物しか食ってなかった子が大半。


 塩なんか貴重品で、僅かな畑で採れた収穫品から、物々交換で入手。


 小作人の村に砂糖や胡椒は存在しない。


「おら、こっただ贅沢なもん、食ったことねえだっ」


「野菜に肉まで入ってる…… こんな贅沢な……」


 早速泣いてしまい、前が見えない状態で果物に齧り付いて、シチューを掬って掻き込む連中。



 多くの犠牲者の上に立って、毒物に耐性を持った人類。


 餓鬼みたいな類人猿が木の上から追い出され、大地溝帯で木も枯れ果ててサバンナに。


 豊富な果実や木の実も失い、ガリガリに痩せて海にでも飛び込んで、貝アレルギーでも貝毒が苦手でも食うしかなかった。


 未だに貝毒には不適合で、日本人の大半は乳糖不耐性、アレルギーを持っていたり、ジャガイモやタマネギへの不耐性を持つ者もいる。


 小麦や蕎麦への不耐性で、トースト一枚、蕎麦一杯食っただけで上顎が焼け爛れたようになり、真っ赤に腫れ上がっていても、呼吸が止まらないのなら我慢して食う以外にない。


 ついこの間までの小学校でも「真っ当な子供として育てて上げます」と言って、アレルギー物質無理矢理食わせて、子供をのた打ち回らせていた学校組織。


 教師が率先して吊るし上げ馬鹿にして、最前列で並ばされて無理矢理食べさせ、連帯責任で全員が平らげるまで帰らせて貰えない。


 もし吐いたりする汚い奴は最下層のゴミ、それが日本の学校。



 情報部のブサイク、行き遅れの女達からしても「美人は敵」だったはずが、すすり泣きながら食ってたり、号泣してえづいたりするのを見せられると急遽変更。


 小麦粉を溶いてトロみを付けたり、具に食べられる野菜が入った様な、贅沢品を食ったことが無い子供を見て緊急事態。


 お代わりさせると吐いたり、胃痙攣で死んでしまうので、ガリガリに痩せ細った餓鬼みたいな子供には制限を付けて、吐き始めた子供にはそれ以上食べさせない、等の配慮が行われた。


「この子達、聞き取り調査からも水みたいなスープしか食べてない。これ以上食べさせたら吐くか胃痙攣で死ぬっ」


「こんな事になるなんてっ? まさかシチュー食べさせただけで死ぬっ?」


 募集要項は文字が読めない子供や親にも分かるよう「殲滅竜の嫁を求む」「報酬金貨一枚」「殲滅竜に逆らうと殺される」と口頭で伝えられた。


 それでも連れて来られた、多少頭が良い貧し過ぎる少女。


 商人などの娘で、野望を持って送り込まれたのとは違う、口減らしで追い出された貧民。


 もちろん親からは口減らしに捨てられ「こりゃあ、生贄に捧げられるんだ」と噂されても、金貨一枚なら十分だと差し出された。


 親からも「頭から丸かじりにされるから苦しくねえ」「このまま生きて行く方が苦しい」「売春宿に売られるのと、竜に食われるのとどっちがええ?」と聞かれて、女手で働けないので死ぬ方を選んで来たょぅじょ達。


 普通なら「綺麗なおベベ着せてもらって、おまんま食えるなら何されてもええ」と売春宿に売られて行くはずが、生贄になって死ぬ方を選んだ悲惨な子。


 恐怖によって食事が喉を通らない者もいたが、お代わりをしただけで腹一杯になり過ぎて、吐き始めるのは異常。



 貧しさの桁が違うのを思い知らされた情報部のメイドも、外で叫んでいる神殿か共産党の奴らの言い分を信じた。


「俺の娘は流行病で死んだっ! 餓えて麦の粥すら食わせてやれなかったからだっ!」


 反政府活動がお盛んになり始めた城砦内。普通の取り締まりが行われなくなって、神殿も清教徒派と改革派で一杯。


 近い位置にいる共産党とかが活動を始めてしまい、壇上に立ってアジったりして人民を誘因。


「その間っ、貴族共は何してたっ? 俺達が食うもんない間もっ、美味いもん食って贅沢に薪炊いて、ヌクヌクとしてたっ!」


 春先のインフルエンザ流行時、食い物が尽きて山に野草でも狩りに行くしかない親。


 それでも北朝鮮みたいに、黒電話はぶくぶくに太り、脂肪吸引に失敗して一人か二人死んで、現在三人目の影武者が執行していると言われる。


 中国から医師団が派遣される間はどうにかなるレベルで、フランスから医師団が招聘されると危ないとか、脂肪寸前状態。



 五公五民を超えて、六公四民で税を取られたり、七公三民を超えると暴動が起こって、貴族軍が勝つか領主が吊るされたり殺される。


 それでも統計など存在しない世界なので、貴族は贅沢し放題。


 そのオコボレを貰える奴らはまだしも、何もかも全部税に持っていかれ、結婚のときに初夜権だの処女権まで行使されると、生きて行く意味がなくなるので革命が起きる。


 貴族は皆殺しで吊るされて、断頭台が用意されて全員死亡。ついでにジャコバン派であろうが白軍であろうが全員ぶっ殺されて死ぬ。


 別にベルバラのタカラヅカの舞台みたいに、マリーアントワネットが「フランスのっ、女王~なのですからっ」と言ってから断頭台に上げられたりもしないし、アンドレがオスカル様に毒を盛って「飲むなあっ! このワインには毒が入っている~~っ!」とか叫ばないし、その後オスカル様が「私達はカーストルとポールックスのように育った」とか「今宵、私を、抱け」とかオトコマエなセリフを言ったりしないし「時間よ、セピア色の思い出の中に、留まるがいい~~っ!」とか言わない、血みどろの暴力革命。


 血で血を洗う革命が起きて、いつの間にかナポレオンみたいなのが王座に就いたりもする。


 王家や貴族の支配が緩まった城砦では、革命の篝火が点火してしまい、遼遠の炎のように燃え広がっていた。


 もちろんその旗頭は、大聖女二人であり王も含まれている。



 やがて、貧しすぎる少女やょうじょの昼食が終わった。


 年齢を聞くと二桁で、ルリナよりも年長者が多くいたが、貧し過ぎたのでどう見ても一桁台。


 全員子供の大きさで、どれだけこの子達が虐げられていたかが伺える。


「女手は働けない」としてネグレクトを受けて、碌な食事も与えられず、産婆も殺さなかったし、そこそこ見れるので大きくして、売春宿に見習いに売るとしていたのが、もっと収益がある殲滅竜の生贄に出すのに変更。


 情報部の行き遅れやブサイクでも、子供達を抱き締めずにはいられなかった。


 いつもなら恵まれた相手など見ると「ギリィッ!」案件だったが、今回は違った。


 王の嫁に出して贅沢な生活をさせ、金銀財宝が付いているウェディングドレスに袖を通させてやろうとまで思わせた。



「旦那様、今日連れて来られた少女達ですが、碌な物を食べて来なかったようで、シチューを与えたにもかかわらず、あれだけの固形物を食べた経験が無かったのか、吐いてしまったり、食べたことが無い贅沢品をお代わりできると聞いて、鍋に殺到して……」


 流石の情報部員メイドでも、言葉が続けられなくなって泣き始めた。


「そうか、ルリナちゃんも『野に咲く花』ちゃんも、始めてレストランに連れて行った時は泣いてたなあ」


 涙で前が見えないほど泣いて、食べ過ぎていないはずが胃痙攣をを超して死にそうになる。


 今、王が見せられている世界は偽りで、もっと貧しい世界なのだと認識した。


 世界を豊かに変えようと思い始めた王。



 会議室


 貧しい少女や不遇系の貴族令嬢なども呼び集められ、偉そうで野望を持っている割にはフレンドリーな令嬢と、七つの顔を持つが素顔は「ツルー、ペター、チビー」な眼鏡地味子さんも呼ばれた。


 そこに王が入って来て演台で演説開始。


「やあ、集まってくれたね。俺の信条は絵物語で見た「レベルを上げたらどうにかなる」だ。みんなにもレベルを上げて貰って、一食一万キロカロリーを食べて貰って、凄いキンニクを付けて貰おうと思っている」


「は?」


「へ?」


 自分は間引かれて生贄にされた、ある程度太らされたら食べられる、と思い込んでいる少女達は、王が何を言っているのか分からなかった。


 目の前の少年が殲滅竜だとも知らない。


 大谷選手のように右肩だけ盛り上がっていて、腕もポパイみたいに太くする近代トレーニング。


 選手が飲む水まで断っていた旧世代のトレーニングとは違い、炭水化物の摂取量まで減らしていた頃とも違い、ひたすら体が要求する栄養素を取らせて体作り。


 例えツールドフランスの選手のようにガリガリに痩せていても、足の血管とか順路がおかしくなるまでトレーニング。30度勾配でも平気でスイスイ登れる足を作る。


 食える腹を作って行って、タップリ食べさせて相撲部屋みたいに動かさないとか、野球部みたいにドンブリ三杯ご飯を食べさせられる。


 極真空手の練習生の外国人が「もう食べられない、おなか一杯」と思っていると、大山倍達館長ご本人から「おかわりしなさい」と命じられて食べさせられる。



 武器屋で買ってきた皮鎧にヘルメット人数分、使えないが剣とか短剣持たせて武装。


 不器用だったり気が張り過ぎていると、自分を斬ってしまう。


 裸足で連れて来られたのにも革靴履かせて、腕にも皮装備。


 何をさせられているか分かっていない者が多かったが、夜にも何をされているのか分からない事を、下のお口からお腹いっぱいにされるよりは多少マシな待遇。


 全員ガッサガサの肌と髪をしていたが、食べさせると多少は見られるようになる。


 アフリカの飢餓地帯みたいに、栄養失調で子供の眼球がぶら下がり、膨らんだ腹の上に落ちて、国境なき医師団で戦場の死体を見続けていた、ベテランの看護婦でも即失神するような悲惨過ぎる状況ではなかったが、情報部のブサイクも王に従って、少女達を一人前にしようと努力した。


「着替えられたかな? じゃあレベル上げに出発」


 七つの顔を持つ地味子さんも、着ている服に人格を影響されるので、何故か体幹が通った戦士の顔に。


 不遇系の鈍臭子さんも、美人に改造されてからは花があるように見えた。でも低レベルで幸運値も知力も低いので大したことないし臭い。


 偉そうな令嬢はいつも通り偉そうだった。



 郊外


 馬車に詰め込まれて魔の森に入った一行。


 王が来たので魔獣は全員逃げて行ったが、普通の熊とか猪は王を検知できずに残り、植物系のトレントなどは移動できない。


「さて、全員俺と同じパーティーメンバーになってるかな?」


 仲間表示の指輪とか貰って、キャーキャー言っていた姦しい集団だったが、まだ生贄にされて食われると思っている子は気分が悪かった。


『殺さないで、殺さないでっ』


 相変わらず「シュパアアアアアッ!」となっている王を見て、トレントが命乞いをして来た。


『ああ、大丈夫、通るだけだから、小さい子とかも襲わないでね』


『ハイッ、ハイッ……』


 普通ならょぅじょとか襲われて大惨事なのだが、トレントは王に命を救われ、逆に少女達を保護する立場に。


 そこで通りすがりの猪が捕まり犠牲に。


「プギーーーーー、ブヒャアアアアアアッ!」


 多分言っている事は「殺さないで」なのだが、知能が低い猪なので通じなかった。


 屠殺場に連れて行かれる豚みたいにへたってしまい、ガクガク震えて腰が抜けて立ち上がれなくなったが、経験値で食料になって貰った。


 普段は人間でも襲い、小さな子なら食べられてしまう所だが、一瞬で解体。


 王にはトレント語の「殺さないで」が通じたが、エルフ語で言わなかったので、ニンジャに音も無く斬り殺されてしまった。


『ぐはあっ!』


 貴族令嬢から幼女まで全員のレベルが上がった。



 その日の午後は終日レベル上げに費やされ、何もせず馬車の周りで佇んでいた少女幼女のレベルが上がって行く恐怖映像。


 多少実戦に投入されて、クマと戦わされる気の毒な少女もいたが、大抵は「殺さないで」と言って腰を抜かして小便垂れ流している相手なので、無理なく倒せた。


「あの? 私たち生贄じゃないんですか?」


 ここまでされてもレベル上げじゃなくて、太らせてから食べられると思っている少女がいた。


 相手はイケメン男子で、清潔感もある王子様系キャラなのに、食べられると思い込んでいる。


「いや、違うからね、食べたりしないからね(性的には食べると思われる)」


 本人が言うと説得力がないので、偉そうな貴族令嬢が代わりに答えた。


「貴方達は殲滅竜クライメルク様の妻となるのです。頭から齧られるようなことはありません。(性的には食べられますが……)」


「は、はい……」


 この後、ルリナなどと同じく全裸で夜這いを掛けさせられたり、童貞を殺す服を着せられたり、裸エプロンなどで放り出されるので、情報部の工作的にもハニートラップで性的に食べられてしまう少女達。


 それでも日が暮れて城門が閉じられる前には帰投。



「お、おら、村人レベル15になっちまっただ、おっ父より強くなっちまっただよ」


「おらもレベル20だ、村で一番強いおっちゃんより強くなっただ」


 深夜まで居残って、トチ狂った魔獣とかも倒すともっと強くなっていたが、馬車の防衛まで考えると帰投。


 貴族令嬢までいたので、屋敷に戻って湯あみに夕食に、暖かいベッドで就寝。


「わたくしは貴族令嬢レベル20、貴方は?」


「ええ、レベル20に成りました」


 オドオドビクビクしていたのが無くなり、知能も幸運値も上がって一般人並みに。油臭いのも減って来た。



 家で雑魚寝していたはずの少女達まで、数人入れる使用人部屋を与えられて、何とベッドで就寝。


「そんな? おらみたいな田舎者が、ベッドで?」


「多分間違いだよ、この後旦那様が来て、ベッドで寝てると食われちまうだよ」


 夜這いを掛けると性的には食べられるかもしれないが、大人しく寝ているとペロペロされない。


 ヒーヒーギャーギャー言っていたが、晩飯食わされてもっかい泣いて、それから風呂も解放されて、身体洗って順番に寝る。


 本日から数日間は、貴族令嬢が夜這いするので村娘は(性的に)食べられない。



 王の寝室


 夜襲?に供えて、ルリナもエルフょぅじょも、グルグルガルガル言って警備体制を解かなかったが、偉そうな貴族令嬢が着衣のまま、メイド連れで堂々と入室して来た。


「旦那様、本日の夜伽はわたくしが仰せつかっております、ご了解くださいませ」


 誰にも仰せつかっていないのだが、情報部含めて一番偉いので、自分で命じて来た。


「いや、そういったサービスは良いから……」


 今の所ょぅじょ二人でお腹いっぱい。もう貴族令嬢の追加とかいらない王。



「ガルルルルッ!」


『グルルルルッ!』


 二人共獣の咆哮で迎えたが、相手の方が上手だった。


「これより、わたくしのような者が多数やって来ます。有る者は貴族、商人、何らかの野望を持った者。殲滅竜であるクライメルク様のお力を利用しようとして来ます」


「ガル?」


『グル?』


「旦那様にはそのような不届き者を見通す力がおありですが、最後の防波堤として貴方方を頼らなくてはなりません、分かりましたね?」


「は?」


『エ?』


 何か分からんうちに説得されて、まるで仲間のような顔をしてソファーがある所に潜り込んで来た。


 エルフょぅじょには言葉すら通じないのに説得して来た。


「今夜はそのような会議と致しましょう」


「は、はぁ……」



 難しい話をしていると、子供など即寝てしまい前後不覚。


 ソファーとテーブル位置で寝てしまい「あら、そのまま寝かせておいてあげましょう」となって放置。


「ご存じですか? 王の神気によって、そこらの雑草がエリクサーを生み出す薬草に代わるのを」


「なっ?」


 順調に王が知りたい「この国を豊かにする方法」などを教えてやり「才女だ」と感激させておく。


「雑草だとて薬草になるのですから、もし農作物に王の神気を当ててやれば」


「凄い作物ができるっ!」


「ええ、それはもう」


「君は何でも知っているねっ!」


「淑女のたしなみですわ」


「もっと、もっと教えてっ」


 案外子供っぽかった王に「何でも」教えてやる。茶など飲みながら深夜にまで至ってから「ご休憩」。



「あら、もう大人の時間ですわね」


「エ?」


 その間に大人で栄養が行き渡った貴族の女の体で、簡単に言いくるめられて致されてしまったらしい。


「アッーーーー!」


 別にリバって貴族令嬢から後ろに差し込んだ訳では無いが、結局逆レイプで致されてしまい朝チュンさせられた。



 翌朝


(届いた……)


 やっぱりくりぃむレモンシリーズと同じく、王の精子が悪魔の赤ちゃん部屋とか卵巣まで届いたらしい。


 また今日も悪魔が一匹爆誕した模様。


(フフフフフフ、やりましたわ)


 もう勝利を掴んだので笑って朝を迎えた令嬢。


 下郎二人はベッドで同衾もさせず、ソファーで眠らせた。


 王には国を豊かにする方法をいくつか伝授して、惜しくもない情報と交換で子種を強請り取った。


 幼い純真な子供では決してできない、大人の行為を堪能させてやった。


(これで世界はわたくしの物)


 この程度の野望は簡単に見抜かれるが、王にとってはこの令嬢から引き出せる情報の方が、価値があるので捨てられない。


 まあ男は知らなかった綺麗な体だったので、違う物も「ドバアアッ!」と出てきてしまい、歩くと踵まで垂れ流してしまうのは知らなかったが、栓をしてそれ以上出て来ないようにした。



 お口でしたり、男の子が一番知りたい場所を、王の顔の上に乗せてジックリ観察させたり、初物の印である膜を調査できるように丸見せにしたり、ルリナには提供できないサービスも入れた。


 もうこれで、この女もほぼ不老不死。


 昭和のお母さんみたいに、お腹が空く暇がないほど毎年毎年子供産まされても平気。


 卵生なので、妊娠線入りまくりだったり、腹肉が肉割れしてズタボロにもならず、パンパンのボテ腹だったのが中身を出産して空っぽになり、お腹の皮がシワシワになったり、五六人産むとデッブデブのまま元に戻らなくなることも無い。


 二十年連続で産まされると、普通の人類なら老衰で死んだりするが、その危険性も無い。


 逆に、竜化されて行って、竜になり始めているのには気付いていないが、上下のお口からタップリ飲ませないと竜化しない。


 でも妊娠させられて卵産むと、子育てのために竜化させられるのは、まだ令嬢も知らない。



「ルリナ様、神殿から修道女の皆さんが迎えに来ております」


 夜が明けると迎えに来やがるので性質が悪い。


 ょぅじょ二名は難しい単語の、波状攻撃とか飽和攻撃を受けて撃チン。


 二人共白目剥いて意識を失って倒れたが、茶に何か盛られた訳ではない。


 ソファーで寝かされている間に、ベッドの方でNTRされてしまった気の毒な少女とょぅじょ。


『我らはまだ負けた訳ではない』


『協調しましょう、わたくしたちは助け合えるはず』


『なっ? 何故エルフ語を?』


『淑女のたしなみよ』


 勝ち誇ったような笑顔で窓から外を見て、迎えに来た一団を見ていた令嬢に、一声かけてから退出して、朝の用意をしに行ったエルフょぅじょ。


 エルフ語を話す所からも相手の方が一枚上手で、人間語の教師を言い出されると譲歩せざるを得ない。



「お兄ちゃんに何したんですかっ?」


「ええ、夜伽を少々、子種を注いで貰い「子供を産む」準備をしているわ」


「キーーーーーッ!」


 ルリナと同じで騎乗位で乗って、無理矢理種を搾り取ったので互角。


 でもその前に「乙女の印をご確認ください」と言って、顔の上に跨ってしまい、クライメルク君のクライメルク君が爆発しそうなのは、口で受け止めて空打ちを防いだので、エロ行為では令嬢の圧勝。


 但し、口で採取した子種を、親戚中にばらまいて、従妹とかハトコまで妊娠させるのは禁止されて飲んだ。


 クライメルク君も女性の性器の中まで見た事は無かったので、初物の印の膜とかガン見させてもらって、指で膜裂いたり破瓜の血も飲ませて貰って満足。


 細身だが骨盤とフトモモはブットイ、イイ体してやがる令嬢の初物を貫いて、ドップリナカダシ子作り前提腹ボテプレイ出来たのも感激。


 小さめのケツも目の前に置かれると大迫力で、「流石15歳成人、子供産める体してる」と、以後も一晩中前から後ろからサルのようにヤリまくった。

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