第16話 閑話 事件です!
精霊A
その日精霊界に衝撃のニュースが流れてきました!
な、なんと、我らがアイドル、アウリーゼ様が御子を出産!
これは祝福に行かねばなりません!
ですが…私達では神界に行く程の力などありません。
なので今こうして皆なで精霊の泉に集まって今か今かと御姿が映されるのを待っているのです。
そしてついにその時が訪れます。泉が煌めきその御姿が映し出されます。
「「「!!!!」」」
「「「か、かわゆす!!!」」」
なんという事でしょう!産まれて間もないというのにすでに完成されてます。
私達妖精も容姿にそれなりの自信はありますがあの御方の足元にも及びません。月とスッポン、完敗です。いえ勝負すること自体烏滸がましいことです。
え?なになに?御名前はリト様と言うらしい…
「「「素敵!!!」」」
私達妖精族は可愛くて綺麗なものに目がないのです。
あぁ…なんてお美しい顔立ち…
将来は美人が確約されています。我らが女神様の御子なのですから当たり前なのですが…
「えっ!男の子!」
またもや衝撃の事実!
うう…あの様なお方にこの身を任せて激しく突き上げられても私は言うでしょう…
お姉様!と…
ぐへへ…0歳児相手に妄想が止まりません。
合理的百合百合です!
ハッ!いけません。思わずガッツポーズしてしまいました。
「うん?なになに?」
「くぅ〜〜〜」
イケメン王子とのいけない恋!
「有りです!!」
私達の性癖に問題がありですって?そりゃ〜そうですよ?私達の主人はエミリー様なのですから。
あっ!!
リト様のファンクラブ発足と同時に入会手続きが始まってます!
花の蜜を吸ってる場合ではありません。
行ってきます!
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