第19話 加速して、躓いて

 禍福はあざなえる縄の如し。

 少しいいことがあると、すぐ後に悪いこともやってくるものだ。

 連勝して調子の乗っていたというものでもないのだろうが、数人の選手が連続して怪我をした。

 負傷者リストに載せて、最短で帰ってくるようにという手配はする。

 その中にステベンソンがいたりした。


 スライディングの時にベースに足を引っ掛け、全治一週間。

 テーピングをして無理をすれば、出られないわけではない。

 ただレギュラーシーズンのこの時期に、そんな無理はすべきではない。

 一番にまた置かれた大介は、敬遠される回数が増える。

 その代わりに、盗塁の数が増えるのだが。


 コロラドとの対戦で、メトロズは二勝一敗であった。

 一試合は落としたが、二勝一敗を続けていけば、自然と地区優勝出来る勝率にはなる。

 そしてその勝率の中で、リーグ二位以内になればいい。

 西地区が潰し合いをしているので、それは難しくないと思うのだ。

 大介としては、もどかしいものがある。

 勝負を避けられてしまえば、自分で点を取ることが難しくなる。

 ただこの打順であれば、ランナーがいない時に打席が回ってくることは多い。

 そしてランナーがいなければ、さすがにピッチャーは勝負してくる。


 大介はそれほど、記録にこだわる人間ではない。

 こだわるのは勝負であるのだ。

 しかし色々と記録について言われていると、MLBの一年目はもったいなかったなと思う。

 イリヤの事件の後、16試合も欠場していた。

 あれさえなければ、ホームラン記録は82本以上になっていたかもしれない。

 彼女が今も生きていたら、ツインズとどういう騒がしい日常を過ごしていただろう。

 引き取った娘は可愛いが、本当の母親に育てられていたらどうであったろうか。

 そろそろものごころつきはじめる、イリヤの娘の伊里野。

 アメリカではミドルネームがあるため、普段はそちらで呼ぶことの方が多い。


 二試合連続でホームランが出なかっただけで、さすがにそろそろ勢いが落ちるのか、と言われる大介。

 ただ今年はこの時点で、まだ余裕の打率五割をキープしている。

 しかしステベンソンがいないと、歩かされる場合も増えてくる。

 バッティングの試行回数が少ないと、それだけ実際のバッティングも鈍ってくる。

 散々勝負を避けられたり、ボール球ばかりを打たされたり。

 そういうことをされると、大介もフォームのアジャストに、少し打席が必要になるのだ。


 コロラドとの対戦は二勝一敗と、少しずつ貯金が増えてくる。

 そして遠征は続き、次はシンシナティとの対決。

 第一戦の先発は武史であるので、当たり前のように勝利した。

 完投し、被安打とフォアボールが重なって、一失点。

 だがその一点を軽くフォローする力が、ステベンソンを欠いてもメトロズにはある。


 ここから明らかになることが一つある。

 やはりメトロズは打線を強化するよりも、投手陣を強化すべきだったのだ。

 それが言いすぎだとしたら、打線の強化に比重をかけすぎた。

 ステベンソンの契約金なら、クローザーのかなりよいところを引っ張ってこれたはずだ。

 あるいは今からでも、ステベンソンなり誰かなりと、どこかのチームのクローザーをトレードした方がいい。

 もっとも年俸のことを考えるなら、相手はプロスペクトを要求してくる可能性の方が高いだろう。

 そしてこの時期ではまだ、どのチームも強力なクローザーの売り時ではない。


 シンシナティとの第二戦は、ジュニアが投げてこれも勝利。

 ただ第三戦はオットーがそれなりに抑えたのに、打線がそれ以上を得点出来ずに敗北。

 やはりステベンソンがいないことで、やや攻撃力が落ちているのか。

 それを証明するかのごとく、この三連戦では大介のホームランが出ていない。

 ステベンソンが出塁していれば、大介までが敬遠されるのは、相手にとって大きなリスクとなる。

 特に四月までのように、大介のOPSが2を超えていると、数字上もそれは明らかなのだ。

 OPSが2というのは単純に、全打席を出塁しているのと同じことになる。

 つまり全ての打席で単打を打っているか、フォアボールで出塁しているということだ。

 実際には単打ではなく、長打が混ざって平均的に2になる。

 前にランナーがいれば、無失点になるか、失点になるか。

 単打でも当たりや状況によっては、一三塁となりかねない。


 一番に大介がいると、敬遠が多くなる。

 ただしそうすると、今度は大介の盗塁が多くなる。

 盗塁の数が減ってきていたMLBだが、大介がかなりの確率で成功させてしまっているので、またそれに対応するテクニックが重要になってきている。

 そして一番大介であれば、出塁した後に二塁まで行かれる可能性が高まるのだ。

 状況によって、勝負するかどうかは決まる。

 だがものすごい勢いでホームランを打っていた大介が、やたらと勝負を避けられるようになった。

 結果的にではあるが、ランナーがいれば大介は、無理にでも打っていくため、出塁率はともかく打率はだいぶ下がった。

 それでもまだまだ、四月の分があるので、五割を切るところまではいかない。




 シンシナティとの対決が終わると、まだ遠征が続く。

 今度の相手は、アウェイでのフィラデルフィア戦だ。

 ただここでもまた、雨による中止があった。

 もっとも武史の投げるカードではなかったので、そこからスライドして影響するということはなかったのだが。

 武史やボーエンならともかく、リッチモンドやグリーンであれば、そのまま順番は飛ばされる。

 MLBのローテーションというのは、そういうものであるのだ。


 このフィラデルフィアとのカード、一試合が中止となり、他の二試合でメトロズは敗退した。

 ピッチャーの出来が悪かったというのもあるが、中止になった前後もやや雨は降っていて、エラーや失投などがあったのだ。

 実力がそのまま出るよりは、イレギュラーな要素が含まれる、雨天での試合。

 これはやはりフィラデルフィアの環境に慣れた、地元のチームの方が有利であったと言えよう。


 アトランタとの順位が、また入れ替わる。

 どうにか地区二位は確保できそうだが、まだ気が早い。

 確実にポストシーズンに進出するには、やはり地区優勝はしておきたい。

 だがピッチャーの安定感がまだまだ不充分なのだ。


 以前にアトランタとの試合が、一つ雨天で流れたことがあった。

 五月の末頃に、その分の試合が回ってくる。

 三連戦の初日にダブルヘッダーという日程。

 MLBは試合数が多いため、NPBと違ってどうしてもダブルヘッダーが多くなってしまうのだ。

 それでも試合をしても勝率が変わらない場合、下位のチームは試合数が減らされることもある。

 もちろん日程の範囲内では試合は行われるが、それを過ぎてしまった場合は完全な消化試合になるため、最初から行われないのだ。

 そんなチームにもしも、ホームラン争いをしている選手がいれば、不利ではないか。

 その通りなのだが、アメリカの考えでは、ベースボールはチームプレイであるから、個人記録は後回し、というのが建前であるらしい。

 日本とは考え方が違うが、アメリカではアメリカ流でも仕方がないのだろう。


 フィラデルフィアから帰還した日は、休養日である。

 次の対戦は、トロントとの試合だ。

 ア・リーグ東地区の、インターリーグ戦である。

 第一戦の先発は武史と決まっている。

 フランチャイズでのゲームであるので、普段どおりに調整が出来る。

 恵美理とともに子供たちスタジアムに来る予定だが、最近は長男が野球に興味を持ち出している。

 佐藤家四兄妹の子供の中では、武史の長男が一番年上だ。

 ただ父親が先発ピッチャーであるのを見て、あまり働いていないと感じてしまったらしい。

 いや、他のピッチャーもそうでしょと母親に諭されたのだが、クローザーがしょっちゅう出ているのを見ると、父親があまり働いていないように見えるのだ。


 確かに中五日で投げていれば、傍から見れば一年にレギュラーシーズン30試合程度、ポストシーズンを併せても40試合程度。

 それだけしか働いていないのに、本当にいいのだろうかと考えるのは、表面的に見れば納得できなくもない。

 父親はMLBの屈指のピッチャーであるのに、息子はバッターの方に興味を示している。

 武史は普通にバットとグラブを買ってやって、シーズンの合間に遊んでやっているのだが。

 アメリカ人ではないがアメリカ流に、キャッチボールと火おこしと、釣りは教えてやっている武史である。

 なにしろ武史も、出身は千葉の田舎なのだ。

 実は恵美理の隠れた趣味にキャンプというのもあるが、父親と息子の男同士の関係は、アメリカ文化でも特別なものらしい。

「釣りはあんまり得意じゃないんだけどな」

 水辺の草をひょいと上げれば、だいたい小さな海老がついている。

 これを餌にするのが、土からミミズを掘り出すよりも簡単である。


 こういったことは実は、直史の方が上手い。

 子供の頃から祖父に連れられ、野山を徘徊していたのは武史も一緒である。

 だが黙々と祖父や大叔父に連れられて、火をおこすことは、直史の方が得意であった。

 釣りにしても武史は、すぐに飽きてしまったものだ。

「今は禁止されてるんだけどな」

 などと言ってガチンコ漁なども教えてもらった。

 今の時代には必要のない、サバイバル技術である。

 だがアメリカでは普通に、キャンプなどは行われているのだ。

 世界最強の先進国アメリカ。

 しかしその国内には、日本とは比べ物にならない、雄大な自然が残ってもいるのだ。




 息子と遊んでリフレッシュした武史が、トロントとの試合に先発する。

 思えばトロントはカナダのチームであり、北米という括りでリーグを形成している。

 四大スポーツではカナダも北米リーグの一環となっており、ちなみに他には競馬なども、同じ規格で開催される。

 トロントは去年が地区三位、その前年が二位と、地獄のア・リーグ東地区の中では、それなりの強さを誇っている。

 ただ今のところは、ポストシーズンまでは進出出来るかもしれないが、ワールドシリーズまで勝ち残れるほど、戦力が揃っているとは思えない。


 チーム状態は育成中。

 再建中よりは少しマシといったところか。

 ただ東地区は、ボストンとラッキーズ、トロントとタンパベイと、強いチームが揃っている。

 この中ではボルチモアが唯一割を食っている。

 それなのにこの間は、アナハイムと対戦して勝ち越している。

 今年のアナハイムがいかに、不安定かということを示しているものだと言えよう。


 それはともかく、トロントとの試合。

 嫁と息子が見に来ていれば、武史も力が入ろうかというものだ。

 自分が親になったのだ、という認識がいまだに薄いのが武史だ。

 実際に自分の精神年齢は、高校生ぐらいで止まっているようにも思う。

 兄である直史などは、中学生ぐらいにはもう、老成していたイメージがある。


 子供が生まれて、それがぎゃんぎゃん泣く動物から、人間になっていく過程を見つめていて初めて、自分が大人になっていく気がする。

 実際のところ、大人な人間は子供の頃から大人で、子供は大人になっても子供なのかもしれないが、少なくとも子供に対しては、大人として接しないといけない。

 武史はそう考えて、かっこいい大人と演じている。

 根が軽いので、失敗していることも多いのだが。


 この試合においても、初回から飛ばしていく。

 三振二つを奪い、最後の一つも内野ゴロ。

 ただ守備の正面に飛んだからよかったものの、勢いはヒット級であった。

 ムービング系で打たせて取った場合、そのあたりのヒットが一試合に何度かは出る。

 それが運よく正面近くに飛んだ場合のみであると、ノーヒットノーランやパーフェクトが達成できるのだ。


 ホップするようなストレートと、球速のあるスプリット。

 フライとゴロを打たせるのと同時に、三振も奪っていく。

 ただ武史の場合は、スプリットがまだ充分ではないので、高速チェンジアップを使っていく。

 緩急も使って、上手く空振りを奪うのだ。


 無理にストレートだけで押していくことはない。

 確かにまだ、ストレートの限界は、先にあると思えなくもない。

 上杉はNPBで、故障する前にマイル換算で109マイルを投げていた。

 武史は一度だけ107マイルを投げたことがあるので、一応まだパワーを上げる余地はあると思うのだ。

 意識的にリミッターを解除して、107マイルを投げること。

 訓練すれば出来るのかもしれないが、それは故障と紙一重になる。

 研鑽するよりも安定を選ぶ武史が、その危険を犯すはずもない。




 メトロズは今、少し問題を抱えている。

 それは大介に関することだ。

 ステベンソンが故障離脱して負傷者リスト入りして以来、大介は一番打者を打っていた。

 そしてその試合から、もう七試合もホームランが出ていないのだ。

 今年は90本どころか、一気に100本に達するかと、無茶な期待をかけられていた大介。

 だが一番になってからは、ホームランが出ていなかったのだ。


 打率も出塁率も、一気に落ちている。

 もっともそれでも、今シーズンの通算打率は五割、出塁率は七割をまだ維持しているのだが。

 五月の成績についても、まだ打率四割を打っているし、長打もある。

 だが大介に期待されるのは、やはりホームランなのだ。


 この試合から、ステベンソンは復帰している。

 最短の10日間で復帰してきたのだ。

 ただ最初の打席は、珍しくも内野フライの凡退。

 ややバッティングについては、調子が戻ってきていない。

 しかしステベンソンが復帰し、二番に戻った大介。

 ワンナウトランナーなしの場面なら、トロントの先発も勝負してくる。


 そしてここのところ、ホームランを打てていなかった大介。

 しかしながらヒットはぼちぼちと打って、打点は稼いでいる。

 ランナーに出ては盗塁し、ホームは何度も踏んでいた。

 しかし勝負を避けられることを、不満に思っていなかったはずはない。

 この打順でこの状況なら、一発を狙っていい。

 そしてそんなところに、ゾーン内のボールがくれば、それがスピードのないカーブであろうと、理想的なタイミングと角度で打ってしまうのだ。


 ライトスタンド中段に着弾したホームラン。

 とりあえずこれで一点先取である。

 武史が普段どおりの調子で投げているこの試合、おおよそ勝敗はここで決したのかもしれない。

 ただトロントはまだ、一点では諦めない。

 武史の防御率は、今年は1前後と、去年よりは悪化している。

 もちろんそれは、あの調子の悪かった一試合が響いているのだが。

 去年のレギュラーシーズンでも、二点までは取られているのだ。

 一点までならまだ、諦める点差ではない。


 だが打者一巡まで、武史は一人のランナーも出さなかった。

 一方のメトロズは、二巡目に入って追加点を取っている。

 今度は大介がホームランを打ったのではなく、ランナーになってから返してもらったものだ。

 二番打者であった時も、大介は打点よりも得点の方が多かった。

 一番打者になって、よりその傾向が強くなった。

 やはり大介の強みを活かすには、出塁率の高いバッターが前にいなければいけない。

 だがレギュラーシーズン全体を見れば、打順は一つでも前の方が、より多く打席が回ってくる。


 結局のところ、本当の正解というのはないのだ。

 ただコンピューターの分析によって、ステベンソンがいる時は、大介が二番となる。

 この日の試合、大介の打ったヒットは、ホームランの一本のみ。

 だがフォアボールや敬遠によって、他に三度の出塁を果たした。

 武史は九回を完投し、被安打三本で17奪三振。

 相変わらずおかしいペースで、奪三振の数が増えていく。




 トロントとの試合は二連戦なのだが、二戦目もメトロズでは勝率の高いジュニアの先発であった。

 ここはしっかり取っておきたい試合だったのだが、まだジュニアは立ち上がりに不安を抱えている。

 爪が割れたことがそこまで問題なのか、大介には分からない。

 直史などは豆を潰しながらも、延長戦まで投げきったことがあるのだ。

 ただそれは、トーナメントで負けたら終わりという試合だったからであろう。

 もしも今、MLBで同じようなことがあったら、レギュラーシーズン中は直史も休むことだろう。

 しかし直史はあの血豆で投げられなくなった試合以降は、自分の故障などで投げられないという状況には陥っていない。


 ジュニアの取られた以上に、打線が点を取ることが出来なかった。

 それにしてもジュニアは、去年の圧倒的なピッチングと比べて、今年はあまり調子が良くない。

 負傷者リスト入りで、試合勘が鈍ったといっても、そろそろそれも復調してもらわなければ困る。

 先発がリードした状態でないと、なかなか勝ちパターンのリリーフは使いにくいのだ。


 メトロズはアナハイムと共に、リリーフ陣を運用しやすいチームだ。

 なぜなら完投してくれるピッチャーが、先発にいるからだ。

 エースクラスのピッチャーであっても、シーズンで完投することなどほんの数試合。

 だが去年の武史は、22試合も完投していた。

 その試合にはリリーフは休めるということだ。

 もっとも去年のことを言えば、32完投の直史は、よりリリーフを休ませることに成功していたわけだが。


 メトロズは今季、皮肉なことに先発が多く点を取られて、勝ちパターンのリリーフを使わない試合が多い。

 そのため武史に余裕があっても、ピッチングの感覚を鈍らせないために、リリーフを使っていることがある。

 もちろん武史に、100球以上は投げさせたくないということもあるのだろう。

 だが去年の武史は、120球までは全く問題なく投げていた。

 110球前後で完投することが多く、マダックスも記録している。

 直史が異常なだけで、武史も球数はそこそこ少ないピッチャーなのだ。

 そして直史よりも、耐久力は高い、はずだ。


 トロントとの試合が終われば、次の対戦相手はアリゾナ。

 そしてその次が、ボーナスステージ扱いされているマイアミである。

 今年も東地区では、圧倒的に負けが多いマイアミ。

 この時期に既に、ポストシーズン出場は絶望的だ。

 もっとも去年と比べて、悪くなっているというわけでもないのだが。


 アリゾナはアリゾナで、ここもチームは再建期に入っている。

 二年連続で地区最下位であり、これは地獄のナ・リーグ西地区としては仕方のないことなのかもしれない。

 トローリーズ、サンフランシスコ、サンディエゴの草刈場。

 立派なドアマットチームとでも言うべきか。


 ただもともとアリゾナは、弱い期間がそこそこ続いた後、強い期間が一年か二年ほどあるというチームだ。

 正しくドラフトやトレード、戦力均衡を活かして、数年に一度は勝負の年を作っている。

 もっともこの時点で最下位ということで、今年もまだそのシーズンではないということだ。

 このアリゾナ戦、武史の出番はない。

 出来ればこのアリゾナ戦と次のマイアミ戦、ホームゲームということも考えれば、全て勝ってしまいたいものだ。

 去年までのメトロズであれば、それは非現実的な想定ではなかったのだろうが。


 アリゾナとは今年、あと1カードの対戦がある。

 それよりはやはり、同じ地区でまだまだ対戦する、マイアミにしっかりと勝っておきたい。

 ただ去年のメトロズが持っていた、試合の前から勝っているような、王者の覇気は見えていない。

 頑張って運が良ければ勝てる。そんな感じで見られている気がするのだ。


 トロントとの試合は一勝一敗。

 ジュニアがまだ本格的に復調しないのは、痛いものである。

 だがここから、アリゾナとマイアミで、いかに勝って貯金を増やせるか。

 首脳陣はちゃんと、計算して戦っているのだろう。

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