【45:アニメ化・コミカライズ前提のように見える】

 そんなに読んでいるわけではないですけれど、もしかしたら今のライトノベル・・・、素人のWEB投稿作品とか、公募作品の段階から該当すると思うのですけれど、その時点でアニメ化やコミカライズを意識して書いているのではないでしょうか? そんな想いを持っているように感じます。


 黎明期の頃は滅多なことでアニメ化やコミカライズまで話は進みませんでした。まだまだ幅広く受け入れられてはいませんでしたし、何より商業的な利益が高いジャンルでもありませんでした。その辺りが理由だったのではと、素人ながら思います。


 実際にアニメ化(テレビや映画)されたものもありますが、時々話に上がったのがOVA化(当時はVHSやLD)です。中には完成した(あとがきではそう書かれていた)にも関わらず、何らかの理由で永久封印されてしまったものもありました(作者さんが不満そうなコメントを述べていたので、何かトラブルがあったのかも)。

 クオリティ面や利益面では、まだまだ低すぎたのかも知れません。


 それに比べれば、今はアニメ化やコミカライズは当たり前の仕様になったと感じます。もちろん全作品がそうなれるわけではありませんが、少なくともデビューした段階で、既にその方向性の考えはあることでしょう。

 今の時代はクオリティも格段に上がり、だからこそ作者さんも読者さんもメーカーさんも、それを強く求めるようになったのだと思うのです。

 

 ただこの当たり前の仕様が、大きくなりすぎたとも感じます。大きくなりすぎたことであらゆる方面に波及して、今では制御が難しい状態まで膨れ上がってしまったのではないかと。現場サイドの人たちはかなり過酷だろうと思います。あと働き方改革とか、経済的な面とか、大丈夫でしょうか?

 もう少し数や規模を制限して、適性サイズに収めるようになれば、バランスよく回るのではと思います。

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