【24:『説明文っぽい長いタイトル』についての私見 その1】

 カクヨムだけではなく、他のWEB投稿サイトも、プロ作家の作品も、『説明文っぽい長いタイトル』(この話ではあえてくどくどした表現を使います)が非常に多くなりました。

 むしろそうじゃない作品の方が珍しく、読まれるためにはそうすることがマストと言い切っても良いくらいです。

 ラノベ・コミック・アニメなどがこれに該当しますが、コミックやアニメはラノベが原作のものが多いですから、実質ラノベが原点と言ってもおかしくないでしょう。

 別に『説明文っぽい長いタイトル』について、好きでも嫌いでもありません。

 触れる機会は少ないですが、気に入っている作品もあります。


 一番の利点は、タイトルだけで物語のテーマが見えてくるところ。

 それだけでハッキリわかるわけではないにせよ、作品を探している読者さんから見れば、自分の好みかどうか、大雑把に判断が出来ます。

 あらすじを読まされるよりも手っ取り早いのですが、逆にあらすじよりもタイトル重視になっているのではないでしょうか?

 むしろ最近はいかにあらすじをタイトルに盛り込み、読者の注目を集めるかと、大喜利みたいになっているように見えてしまうのです。

 ただ長すぎるとかえって鬱陶しいので、そこは気を付けた方が良いと思います。

 それでももはやこれは仕様になってしまいました。

  

 ただ困ることもあります。

 いつも貰っていたコミックの新刊案内物(2022年の春ごろに発行が終わった)があったのですが、毎月『点』のような文字が羅列されているタイトル(コミカライズされたものですね)を見て、ホントに参りました。

 老眼に加えてもともと目が悪いので、見えないのです。

 若い人たちにはわからない感覚でしょうが、アラフィフになると『見えない』がどんなことか、絶対に理解できますよ。


 ともあれここまで来るとやりすぎなんじゃないかなと、最近感じることが増えました。

 良くも悪くも一種の中毒状態です。

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