部活動?

山菱達也サイド 襲い掛かる2人の獣

美幸と美里が異常だ。

どう異常かと言えばマジにおかしい。

何かが、だ。

だけどその何か、と言えば分からない。

というかエロくなっている気がする。


「それで達也さん」


「.....な、何でしょうか」


「私はユールが仕込んだ部屋に行きたいのです。そこでお昼ご飯を食べましょう」


「何処だよそれ?」


「家庭科室です」


これ以上お姉様に邪魔をされる訳にも行きませんしね、と周りを警戒しながらの感じで真顔のまま言ってくる美幸さん.....。

俺は汗をかきながらそんな美幸を見つつ周りを見る。


何というか邪魔が入りそうで怖いとは言える。

思いながらの行動だが.....でも。

何だか人気が無い?


「.....ユールがやってくれています。恐らくですが」


「何をしたんだよ.....」


「簡単に言うと人払いです」


「.....簡単に言ってもらっても困るんだが。.....マジかそれ?」


「麻薬とかそう言うのを使った訳じゃ無いです。ユールは頭が良いので」


「.....そうか」


俺は美幸の頭に手を乗せる。

それから、良いけどやり過ぎんなよ、と言う。

すると美幸は赤くなりながらも、ですね、と返事をしてくれた。

俺はその姿を見ながら苦笑する。

そして、イチャイチャしたいんだろ?ここまでするって事は、と付け加える。


「.....そうですね.....まあそうですけど.....」


「.....深読みとかしなくても分かるなそれは」


「.....私は達也さんが好きなので。.....手段は選びません」


「.....手段は選べよ.....」


苦笑いで俺は美幸を見る。

美幸は、だって。貴方が好きですから、と言ってくる。

それから家庭科室を開けると。

そこに.....何故か知らないが。

美里が居た。


「.....お前!?」


「.....?!」


美幸も愕然としている。

そして姿を現したのはそれだけではない。

金髪のロシア人。

つまり.....まさか、と思うが。

これがミーシャか!


「初めまして。.....私はステレッド・クリシャ・ミーシャと申します。達也様」


「.....何故.....」


「.....ユールの考える事などお見通しです。.....単純なので、です」


「.....そう。だから先回りしたの。.....美幸」


「.....お姉様.....」


俺は唖然としながら美里を見る。

そしてミーシャは、では失礼します、と去って行く。

用事は終わったとばかりに腰まである金髪を翻しながら、だ。

それから美里を見る。

美里は笑みを柔和に浮かべていた。


「.....達也。.....美幸。.....私には通用しない事もあるから」


「お姉様.....」


「.....独り占めは良くないよ。美幸」


そして、それに美幸。貴方には教えたい事もあるから、と言い出す美里。

俺は?を浮かべながら見ていると。

何かを取り出した。

それは.....バ○ブだ.....この野郎!!!!?

俺は赤面する。


「.....お、お姉様。まさか.....」


「.....バイ○を仕込んでいるから。私の.....中.....に.....」


「何ちゅう事をするんだ!!!!?」


「達也。.....わ、私の.....全てを受け取りたくはない?」


「馬鹿野郎!?」


この変態野郎!!!!!

どうせここまで来たなら美幸も巻き添えにしようと思って、と言い出す美里。

俺は真っ赤になりながら慌てる。

すると美幸がごくりと喉を鳴らした。

そしてバ○ブを受け取る。


「コラァ!!!!?」


「わ、私だってやれる時はやれますので」


「.....いやいや!?そういう問題か!?」


「良いじゃん。達也。姉妹丼が出来るよ」


「バッカ野郎!?」


俺はあまりの事にその場から逃げ出そうと思い。

そのまま踵を返すが。

つまづいて転んでしまった。

それから俺は愕然として背後を見る。

ニヤニヤした2人が立っていた。


「.....お、お前ら。.....此処は学校だっつーの!?」


「例えそうであっても私達には通用しないしね」


「.....そうですね。その点は賛同です。.....えへへ」


そして迫って来るえっちな2人。

俺は真っ赤になりながらドアまで逃げる.....と。

三菱?、と声がしてドアが開いた。

それから俺の光景を見てから.....目をパチクリした.....生島。

何故なら俺はズボンを下ろされていた。


「.....アンタ.....学校で何やってんの?」


「.....生島。助けてくれ。俺だって好き好んでこんな姿をしてない」


「.....ふーん。.....何かその。ち○こ出そうとしてない?」


「女子がなんて事を言うんだ.....」


もうツッコミ疲れた。

俺は考えながら.....そのまま美幸と美里を見る。

邪魔が入ったな、的な感じでスカートを叩いてから埃を払い立ち上がる美幸と美里。

それから頭を下げる。


「.....貴方が生島さんですね」


「.....え?そうですけど.....何故知っている.....?」


「それはそうでしょう。.....私達は全校生徒の名前を記録していますので頭の中に」


「.....そうなんだ」


生島は納得しながらニコッとする。

それから手を差し出す。

私は生島美春!宜しくです。千羽美幸さんと千羽美里さん、と言った。


俺はその姿を見ながらズボンを履く。

ところで何のプレイをさせようとしたの?三菱?、と言ってくる生島。

誤解だっつーの!!!!?

良い加減に周りを見ろよ!?


「そうですよ。達也さん」


「私達をこの場所でひん剥いて何をしようとしたのか」


「お前らぁ!!!!!」


この野郎ども!!!!!

俺に全ての責任を押し付けやがったな!?

絶対に許さんぞ!!!!!


思いながら首を振った。

全く、と思いながらも.....だけど。

楽しいもんだな、と思う。


「ナショナルの変態.....」


「.....生島。俺は三菱でもシ○ープでもナ○ョナルでもない」


「ふーんだ。.....すけべ」


「.....」


これは。

あらぬ誤解を解かなければ。

思いながらの決断だった。

というか何でコイツはこの場所を知っているのだ。


思いつつ聞く。

すると、仁くんが教えてくれたよ?、と生島が言ってくる。

マジかアイツ。

何で知ってんだよ。

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