第4話 京都の本屋さん

 学生時代、京都市内の本屋さんや古本屋さんへはよく行きました。


 それらのお店の多くは、今はもうありません。


 まずは、河原町通り沿いにあった駸々しんしん堂(二〇〇〇年倒産)。私の地元の本屋さんには、ほぼ置かれていないような専門書がいっぱいあって好きだったんですが。


 それと、丸善の旧店舗(二〇〇五年閉店)。現在の丸善京都本店は二〇一五年に京都BALの地下一階・地下二階に復活したものです。


 しかし、梶井基次郎の『檸檬』にも登場する寺町二条にあった果物屋さん八百卯やおうはもう閉店してしまっていた(二〇〇九年)ので、私は新丸善の近くにあったコンビニでレモンを買って、開店したお店の片隅にあった籠の中に入れてきたのでした。新装開店のお祝いのつもりで。


 私にとっては、このお店がツートップでした。欲しい本があったらどちらかに行けばまずある。


 ちなみに、四条通り沿いにあったジュンク堂京都店(二〇二〇年閉店)は、私が大学を卒業した後に開店したので当然、学生時代には行っていません。


 最後に、これは学生の特権ですが、大学生協書籍部も結構な本が揃っており、なかなか良かったです。

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