冒頭の「好きに呼べ。」という語り口が、野良猫っぽくて好きですฅ^•ω•^ฅ
「吾輩は猫である。」から始まる小説といえば、夏目漱石の某作品ですし、猫が主人公の作品も多数あると思います。(百万回生きた猫、とか)
この作品は初めて読んだのに、初めて読んだ感じがしないというのが正直な感想です。
猫が人語を喋るとか、長生きだとかそういうのもありきたりな気がします。
しかし、この作品の猫は「猫又」という長生きをする化け猫らしい。
そんなある日、彼の元へ小学生の男の子がやってくる。猫林という少年。苗字が独特なのは、あるエピソードがあって…。これがまた面白かったです。
ほのぼのとした平和な話で、素敵だと思いました。
猫好きなのに猫アレルギーで近寄れない、という地味に効果のある呪いで笑ってしまいました!
はじめくんが五年生の子供なのに、外見が微妙に怪異っぽいのがかわいい。しかも時々しゃべりかたが「~にゃん」。しかも金にがめつそう。色々ツボです。
「吾輩」は出生からして怪異になりそうな可哀そうな生まれでしたね。
ちょっと「墓場鬼太郎」っぽい!
雰囲気があって好きです。「ニャン棚」企画にご参加いただきありがとうございます!