相棒との狩り
《経験値を取得しました》
《レベルが上がりました! 任意のステータスにポイントを振って下さい》
「ふう、DEXDEX」
□
プレイヤー名:ダガー
職業:罠士
LEVEL22
HP:3000
MP:300
STR(筋力値):10
INT(知力値):5
DEX(器用値):9
AGI(敏捷値):20(+12)
VIT(体力値):5
MND(精神値):5
ステータスポイント:残り0ポイント
罪ポイント:【190】
skill:
罠設置LEVEL20
体術スキルLEVEL3
素手戦闘スキルLEVEL2
装備 :始まりの革装備一式
所持品:『始まりの街』『グリーンエルド』マップ HPポーション(小) MPポーション(小)
所持金:12000G
取得称号一覧
『罪を背負いし者』
『初めてのプレイヤーキル』
『看守殺し』
『大罪人』
『大物喰らい』
『お尋ね者』
『番人の宿敵』
□
あとDEXは1でスコップ装備可。焦ってはいけない。AGIにも1つ振ろう。
検証以降から、大分俺の戦闘スタイルも定まって――無い。色々と状況に応じてやる事が変わるし、狩りにいちいち集中し過ぎると疲れるし。
「奥が深いよ、罠士は」
噛めば噛むほど味が出てくる。
でも今はとにかく狩りに専念しようかな。
……あ、そういえば。狩りで思い出したが。
「ここにも『牢獄』あるんだろうか」
そういえば試してなかったな、入った瞬間追い返されたから。
もしあるとすれば、また大量の経験値がゲット出来る。
……なんて。
あの時は罠士の罠が上手くハマりすぎただけだ。
二度目は無い――そう思った方が良いだろう。だが、試さないとは言ってない。
もう少しレベルを上げて、鍬の扱いに慣れてからかな。
「もはやダンジョン扱いだ」
呟いて笑う。
このゲームの製作者が何を考えたのか分からないが、楽しませて貰おう。
こんな神ゲーを作ってくれてありがとう。来季のボーナスぐらいなら寄付したいぐらい。
「っし。そろそろ奥行くか」
この辺の敵はもう余裕だ。
レベルも1上がったし、ちょっと進んでみよ――
《リンカ様からメッセージリクエストが届きました》
「あー! タイミング悪いな……ったく」
いざ行かん!
そう思ったらコレである。
ま、多分しょうもない話だろう。
リンカ、結構寂しがりな所あるし。
子供だから仕方ないか。
《『何? 今から未開の地に突入しようと思ってたんだけど。果敢な勇者に労いの言葉でも?』》
《『……』》
《『おい何か喋れ』》
《『……》
……。
いや、流石に怒ろうかな。
あのタイミングで掛けてきた挙げ句、悪戯の無言通話はいけない。
《『話が無いなら切るぞ。じゃ』》
《『……ッ』》
《『……じゃあな』》
《リンカ様とのメッセージを終了しました》
「はぁ、無駄な時間だった……」
怒らなかった俺を褒めてくれ。あの数十秒で検証一つぐらい考えられたぞ。
ああクソ、気分が落ちた。そういや夜ご飯食べてなかったな。
一旦飯落ちして、またログインしよっと。
「鋭気を養うとするか!」
勿論ご飯のお供は、『農作業風景』の動画だ。
自分の食べてる米や野菜がどう作られているか見ながら食べる飯は上手い、きっと。
まあ勿論そんな理由じゃなく、鍬の使い方の参考用であるが。
「ログアウト、と――」
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