レイカでリアコなアイドルオーディション[前編]~高校を中退した私はアイドルになれますか?JKの勝負飯〇〇の、結末~
第2話 JKが、白黒ドーナツ(ではなかったけれど)と戦うと、どうなるでしょう?私、心が、折れました。JKの幸せって、どこにあるんですか?
第2話 JKが、白黒ドーナツ(ではなかったけれど)と戦うと、どうなるでしょう?私、心が、折れました。JKの幸せって、どこにあるんですか?
コンビニのイートインコーナー、で。
中学生くらいの男子たちが、サッカーをしているところだった。
「こういう男子どもも、大人になっていくのか」
世界的に、変なウイルスがはやる社会は、ピンチの連続。
たとえば、学校では、分散登校っていうのがあって、メンドーなつまらなさ。
ようやく、学校にいけた日も、メンドーを超えた大ピンチ。
休校開けの、健康診断。
視力検査。
保健室の先生は、視力を測るのに使う一覧表から離れて立つレイカに、その表にある輪のどこに穴が開いているのかを、たずねていった。
「えっと…」
「はい?」
「うーん。…あれ?」
「レイカさん?」
「…でも、あれ。はい、はい。それって、でも…」
「レイカさん、どうしましたか?」
…どうしよう。
わからない。
「レイカさん、わかりませんか?」
かわいらしく、首を、かしげても…。ダメか。
「先生?人工呼吸のときは、肺を、肋骨を折る強さで押さなければならないんだって、救急救命士が、言っていました。TVドラマとかのような押し方じゃあ、意味ないって…。でも、強く押しすぎて、本当に肋骨が折れたとして、誰に、責任が出るんですか?」
「…レイカさん?」
「先生?人工呼吸をされることがあったとして、その相手を、選べますか?」
「レイカさん、わかりませんか?」
「…先生!う、上です!」
そうだ。
上なんだよ。
JKは、上を目指して、生きていくんだ!
「レイカさん?」
「はい」
「見えませんか?」
…え、違った?
上じゃ、なかった?
「レイカさん?」
「は、はい…」
「こちらは、どうですか?」
「…」
「レイカさん?」
「下です!」
そうさ。
JKの幸せは、下の道にも、落ちていたじゃないか!
「ダメですか…」
先生が、がっくり。
また、ですか。
また、違うんですか?
JKの幸せは、どこにあるんですか?
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