第35話 なんか風に流されてるのだが…

無事着地したものの、俺はいまさらながら気づいてしまった。

これ、俺がこのまま立って待つよりも、俺からアリシアに近づいてキャッチした方がいいのでは?

今なら魔力がたくさんあるから、前とは違って飛ぶことには困らない。


「いくか」


どうせこのままアリシアが落ちてくるのを待つ必要があるため、俺はもう一度空へ飛び上がった。


あまり上がりすぎると制御がきかなくなるため、学園二個分くらいの高さでとどめておいた。

さっきアリシアの声が聞こえなかったため、効果があるかはわからないがイヤホンを通じて話しかけてみる。


「アリシア、聞こえたらでいい。俺が空中で受け止めるから、体制を整えてくれ」


その後、落ちてくるアリシアを見ても何の変化がない。聞こえていない。


「おいおいまじかよ…」


なぜ俺がアリシアにこの事を言ったのか。アリシアがなぜか大の字のように全身を広げているからである。これでは受け止められるものも受け止められない。


俺がどうやってアリシアを受け止めようかと頭を抱えていた、そのとき。悲劇は起きる。


ーーーーーーーーっっっ!!!!


学園側から急に発されたとてつもない突風。とっさに後ろへ下がってしまった。でも、下がるどころじゃないやつが上にいる。


俺はすぐに上を見ると、アリシアの姿はそこになかった。少しずつ、左側へ風に流されている。


「やばいな…」


さらにまずいのが、このいくつもの空に浮かんでいる黒い雲。どう考えても自然に発生したものじゃない。この理由も単純で、こんな天気が悪ければ交流会が開催されるはずもないからだ。


俺はこれ以上、なにも考えずにすぐにこのまま流されつつあるアリシアを助けに行くのだった。


★★★


イヤホンの音割れがひどい。この上空で、魔力の波も届かないわけだし、音割れするのも無理はないかもしれないけど…


ロワが私になにか言ってたのかな?なにかあるのは間違いなさそうだけど…

私がこうしてよくわからないけど、空気抵抗を減らすために大の字に全身を広げてるからかな。


ーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!


「きゃっ!なに!?」


横風が吹いてきた。しかも、すごい勢いで。そして私は目を開くと、知らない場所というほどでもないけど、だんだん街の外に流されている。

さらに、体が空の方を向いているという絶望的状況に陥っていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

やっぱり毎日投稿はなにもかもにおいてよくないですね!!(笑)

字数めっちゃ減ってるし…

多分もう近いうちに限界がやってくると思います。その時は察してくださるとうれしいです。

というわけで!

小説のフォロー、一つでもうれしいので★をつけてくださると長期的な私のモチベーションに繋がるのでよろしくお願いします!!

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