Sec 2 - 第15話
―――――ちょっとした
その小さな
「あいつら元気有り
「知り合いだって?マシュテッド、」
「いや、あいつらとは話したことはないよ。トレーニングで見かけたぐらいかな」
話しながら向こうへまた目をやる彼らは、ただ少し
顔を上げた1人が
「なんだ?なんかあったのか?」
仲間と会話して
「俺らとそう変わらないよな?なあセイガ、」
1人は、テーブルのスポーツドリンクを手に取って
「あれ、なんだよ?なぁ?」
「『C』の奴らじゃねぇかな、それっぽい
「やっぱそう?」
「プチ
「そんな感じか?」
「『C』の知り合いなんているヤツいる?」
「いるか?この中に、」
「
「なぁなぁ、やり
「ルールは?」
「とうぜん、フルでの
「『C』の奴らって、お
「『C』は
「なら
「ガーニィ、お前もなんか知らんの?」
「あん?」
そこで別の話を仲間としてたガーニィが、こっちへ
「ここって、いろんなことが起きて楽しい」
近づいてくる間にも
「人が多くてワクワクすのはわかる、」
「で、あいつらって?」
「見た事はあるな。でも、あいつらあんなに
「んなの
って、セイガの横のデンが1人で
それを見た彼らは少し顔を見合わせたりするわけだが。
「それでも『
「
「マジで?」
「
「テストなんか、ここじゃあみんな、いつもやってるじゃんかさぁ、」
「あいつら、
「
「へぇー」
「マッシュ、
「なんだよ、その
「どう思ってんだよ?『B』の顔として
「なんだそれ?俺が?」
「『機動系』は
「・・そういう言い方は好きじゃないな、」
「なんで?」
「そういうもんじゃね、」
「
「
―――――『3分。3分後だ、ツアーの
「
「
『
知り合い同士のノリなのか、よくはわからないが。
「
ガーニィが少しわざとらしくブルっと
「『クロ』ってヤツがなんだ?」
「クロ、あぁ、あいつ、『C』内ではちょっと
「マジか、」
「それ
「そういう
それを聞いて、にっと笑って見せたガーニィがちょっと急いで、小走りに
「クロ?」
「あいつか?」
「あの女、クロ、」
「ぁあ、
「でも、あいつってこの前のトレーニングじゃ、
「見たのか?」
「前の
「あ、『
「金色?」
「なんだそれ?」
「マシュテッド、見たのか?」
「
「戦えんのか?」
「さあ?」
「そんなのわかんねぇし、」
「そもそも、それを
「それな、」
「だ、」
「俺らだってそうだしな」
「ははは、だな。」
「いま笑ってる
「『果たして、
「なんだそれ、へへ、」
「ヤベェ、そーなったら
「お、デンたちんとこの
――――――――ぁぁあ・・?お前らの仕事だろうがぁあよぉおおぉ・・・」
ビクッと
――――――――うゎぉ?」
「なんだ?・・?・・」
大きな
「バークの
周りから聞こえた
「バーク・・?・・・」
ガーニィが人知れず、にっと笑って、その声がした向こうを
「ガーニィ、」
「どこ行ってたんだよ、」
すぐそこにいた仲間たちに呼ばれたので。
「もう始まるってよ」
「おー、・・あ。あっちにマシュテッドとかロアジュたちがいるぞー」
「知ってるよ、」
――――――――お前らに言ったんだぜぇ、おい・・」
・・・ねめつける様な
「つったってなぁ、こいつが勝手に・・」
「ぁああぁ、めんどくせぇ・・、マージュ、やれよ・・・」
「ぁあん?」
「おい、聞けよ」
「『めんどくせぇ』が
「うるせぇ、ゴドー、」
ゴドーに
「ヤダよ。あたしの仕事じゃねぇっつってんだろ、バーク。」
マージュは、
中身は白くて
「リーダーの俺が言ってんだぞっ・・」
バークが
「そりゃ
「ぶっ、
「笑うんじゃねえぇえよ、ゴドー。・・はぁ~、俺は
バークが大きな
さっきから言い合っている彼らの横で、マージュの横で、
というか、食べていてご
さっき、どこからかそのオニギリを持って
連れ帰ってきたゴドーとシンに話を聞いていたので大体わかったが、ちなみに、マージュが
それは、シンたちに『食い
「そもそもゴドーの
マージュがそう、言ってきた。。
「おぉおっと、マージュおまえぇ、」
「ゴドーっ!」
「・・あぁん?どういうことだ?」
もうそんなものも
「・・・・」
「・・っ・・・」
それでも、バークとバッチリ目が合ってしまったゴドーが、
「ちげーよ、ちげーよ、俺だけの
「あぁん?」
「
歯を見せてウィンクするゴドーが、言い切れていなかったそれを。
「あぁぁんだとぉお・・・?」
バークが、やはり
「そりゃあ・・、そうだよなぁ・・・、」
低くてでかい声のバークが、
「・・はぁ?」
マージュが、食べながら見てた顔を
「だろぉ?」
ゴドーとバークがわかり合ったようだ、笑みを見せてジェスチャーで指をビっとお互いに差し合い通じ合った。
『お前、なかなか言うじゃねぇか』とでも
「んなわけねーだろ、」
マージュが
「おぉい、ロヌマぁああ・・!!
それは聞こえないのか、バークがロヌマを
「はぁ・・、」
それでマージュが
「ふゎあ・・?」
ちょっと
「勝手にどっかに行くんじゃねぇえぇよぉお、お前はよお?しかもさっきから食ってばっかりだろうがよぉお・・」
「ふぁあ、ッフん・・っ・・」
モグっと、それでも、言われながらも食べたロヌマがオニギリをモグモグしながら、バークを。
「聞ぃけえよおぉおお、」
バークが
「しかもお前、
ゴドーが
「ふぁがー・・・なぬっ!」
ロヌマがオニギリを食べようとして、
「ぁ、くやクっ・・!っ・・?」
「あぁ?なんだぁ?どうしたぁ?」
「ぶははっ、」
バークが
「ははぁ~ん・・?カマしにでも行ったのかぁ?」
バークは自分で
「ロヌマ・・、オレたちゃ
「あくやくじゃないぞぉ!・・・!」
「『ハッタリが大事なんだぜぇっ』、聞けよ、俺の話をよぉお、」
「ったく。ロヌマ、いい
「・・ふぁぐっ、」
って、ロヌマが
「お前ら静かにしてろ、もう始まるって言ってんだろ。特にバーク、ったくよ」
ステージの上から注意された、スピーカーは
「あん?おぉっと、すいやせん、」
「ロヌマもな、」
「オう!」
「・・声が大きいんだよ、お前らは」
「いやーすいやせん、なんつっても、部下に
「ナニなすりつけようとしてんだよ、」
「本当の事だろうがよお、」
「ぁああぁんん?」
「ったく、お前らはいっつも・・」
「あたしはなんもしてないんだけどねぇ、」
ついでに、横を見れば近くに立っているシンは、
マージュは
「はぁ・・っ、ったく・・・。」
・・横目の
「・・にしても、あんた、いつになくテンション高いね、」
「むふーっ・・!」
「なにかあったのかぃ、」
そんなロヌマに、少しはつられたマージュもほんの少しばかりか、
「おいマージュ、ロヌマを
「あんたらだろ・・!」
「ぁあん?どこがだ??」
――――――動きがあったのに気が付いて、その顔を上げた。
振り返るマージュも、気が付く。
ロヌマが笑う、そのステージへ向ける
―――――あー、アぁァ・・・。・・・・・いけるか?ちゃんと通じてる。あぁ、OKだ。ごほん。・・さて、全員集まってるな。』
そうして、ステージの上で全ての彼らの
「とっくに集まってるからな、」
「お前らを待ってやってたんだろうが、」
周りは
その動きに他に気が付き始める彼らが、
『――――あぁ。あぁ、言いたいことはわかる。もう始めるとするか』
――――――ぉー、やっと始まるっっぽいってよ、ラッド
―――――ぉぁー、やっとだなぁ?めっちゃ待たされたよなぁ?バッキバキだろ?ロアジュ?
―――――――ん?ああ、・・どういう
―――――わかるだろ?待ちすぎて身体がバッキバキ。なぁ?フィジー?
――――あは、それはあるかも、
「今日はただの
「はは、」
会場にいるほぼ全ての人が、仲間へ声をかけ、前に立つ彼の動きへ
『あー。
こっちで
―――――ぅわ、も、もう始まるって、
―――――――・・・
―――――そう、き、
―――――うん、
――――はい、
『・・の
まあその、なんだ。
――――――・・っはっハぁ・・、はっハぁ・・・
――――・・・?・・どうした?
――――――――
―――――――ばっか、してねぇえよ・・っ
―――――お前に言ったわけじゃ・・お前もか?ミモ?
――――――――――・・・してねぇけどな?ルガリ?大丈夫か?なにしてんだ?
――――はぁ・・・だるぃ・・
『話が長くなりそうだ。お前たちを待たせたら何が起きるかわからないから、もう始めるぞ。』
「自分から始めたんだろうがよ、」
「はやくしろよー」
―――お、あれ見ろよ、
―――――
―――――――やっぱりヤベぇメンツだ
―――――おいデン、手ぇ
――――――
―――――やっぱ、マジでなるべく目立ちたくねぇな・・・
――――なに言ってんだよ、ガーニィ、
―――俺らが普通にやってても目立つわけないだろ
――――それな、
―――――――それな、
『じゃあ、まずは
「
「
『ぁあん?』
「もう始めていいんじゃねぇかー、」
「そうだぞ、おっそいぞー」
「おそいんだよ、」
―――――――オっそいゾぉーー!
―――――うおいバッカ、ヤめろロヌマ、だまれ、
――――――だっはっは、
――――笑ってんじゃないよ、ゴドー。シン、しっかり
『バークたちの声が、よく聞こえるな?』
って、集まった人たちからは笑いが
『ごほん・・・。
さて。
これは俺たちの、『EAU』の新しい
・・スペシャルなトレーニングだ。
落ち着いて
彼らそれぞれがステージの上を、『EAU』たちが立つそこを見上げていた。
表情が動いて、わずかに何かが
それすらわずかに
『・・
って。
・・笑う人達がいて、誰かが手を
そうすると、
大きくなってくると、
それらを受け取った彼は、くしゃっと、
――――――
って、
ガイは、そんなノリが気に入ってるようで、笑ってるけど。
彼らを
それから、サンドイッチをまた小さく、はむっと食べて、モグモグする。
「そうか?スベってんじゃね?」
って、
まあ、ちょっと
その
少し
ただの
「楽しそうじゃんか?なあ?」
またガイに聞かれたミリアは、振り返って目が合ったので、肩を軽く
ガイが
『
それから、スピーカーを
・・サンドイッチを、小さな口ではむっと食べて。
「
今回、
ここにいない人もいるが、
そして『EAU』の、ある意味、
彼が大きく手で示すのは、少し後ろに
『ちょっとは
言われたからか、中には
手を上げて
知っている人、アイフェリアさんの
アイフェリアさんは、小さく手を上げて見せたようで、少し
急に言われたから、
その他にも何人か知っている。
『みんな
顔を
――――――ミリアは、サンドイッチを
・・・・それから。
少し大きく
『
『EAU』にいる
さて、
始めよう。
』
―――――
・・ふぅ・・・と、長く。
ミリアが、息を、ゆっくりと
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