第2話 ハードすぎる海外旅行!立ち止まってる暇はない!走れ!勇者よ!
何とかロンドンに到着!そろそろ完全に俺もピンチになってるから焦り始める。全力疾走で空港を抜けてゆく。後ろから色んな人が俺を追ってくる。俺はドンペルトンさんちへ向かう!覇権を求め!しかしドンペルトンさんちまで遠いから車で行くしかねぇ!飛行はエネルギーが足りない…!車を探さねばぁ!おっ、車が置いてある…!早速中へ入って運転席のおっさんを外へ蹴り飛ばした!この車は中々いい感じだぜ!乗ってたおっさんは怒り狂って俺の方へ走ってくる。魔王も何と車を手配して俺を追ってきた!道路を全速力で突っ走る!クラクションが鳴り響く。まあ、俺は危険運転しているからな。やべぇ、パトカーの音も聞こえる…!やばいと思いしばらくして外れの道へ俺は曲がった。この車がオフロードカーで良かったぜ…魔王も後ろから俺の事を追ってくるな、カーチェイスだ!行くぜぇ!!!!!
俺はドリフト等を駆使したり、呪文の応用を使ったりして何とか道無き道を進んで行く!魔王軍が俺に呪文を放つ!車体に当たる…っ!かわしづらい!こうなったら俺の呪文…なんかあるかなんかあるか…リフレクターは闇属性に効かない…
!そうだ! 闇属性のリフレクターを貼ればいいんだ!どういう原理かは知らないが、マイナスひくマイナスはプラスになるんだ…!そうすればプラス、すなわち光のエネルギーで魔王軍を叩ける…!一か八か賭けに出る…ぜ!!!俺は車を闇属性のリフレクターで包んだ。そこへ魔王軍の闇属性の呪文の連発!
光属性で跳ね返ったぞッ!!やったぜぇ!!!魔王軍の車に光属性が当たり、何とか撒くことが出来た。しばらく俺は車を走らせて言った。だが!しばらくしたところでなんと…通行止め、だ!このまま行くと車が潰れる!工事中…!後ろから魔王軍もまた来ている…!俺は車を乗り捨てた!車が工事現場に突撃!!間一髪助かったぜ!まずい、魔王軍が来る!飛ぶしか逃げ道はなさそうだ…。…だがエネルギーが足りねぇ!!!そして俺が目に付いたのは工事のおっちゃんたち!工事のおっちゃんがどうやら休んでいる!フィッシュアンドチップスを奪った!俺はカゴごと奪って1口かじり、そのエネルギーで空へと飛んで行った。なんとかエネルギーを補給していく。工事現場をめちゃくちゃにされたおっちゃんと昼飯を奪われたおっちゃんが俺の事を追ってくる…!
俺は何とか空へ飛び立つ事が出来た。しかし…!!!魔王軍と魔王は戦闘型飛行機に乗ってる!どっから持ってきたんだよそれぇ!!!!魔王軍が魔法を纏わせた弾丸を俺へ放ってくる…!リフレクターで呪文を弾けても弾丸は俺に当たってしまう…!物理リフレクターなんて俺は持ってないぞ!しかし俺は馬鹿だが土壇場では知恵が働く…。呪文は相変わらず闇属性、弾丸の金属は鉄か。よし。いい方法を思いついたぜ。弾丸を自ら喰らいに行くのだ。弾丸は大きめ、1発1発しか打てない…!撃ってきた…!ここで俺は時を止める呪文を発動!しかし止められる時間はまだ1秒程度!俺の作戦はこうだ。【闇属性の鉄の弾丸、闇属性に闇属性を加えると光属性になる事は把握した。そこでだ。まず弾丸のエネルギーの向きを変えるんだ。魔王軍たちの方へ。その為には指先に溜めたエネルギーを一気に解放する。そうすれば弾丸の向きは変わる…!そしてその弾丸へ撃ち込むエネルギーは闇…!そうすればエネルギーは光属性になる…!そして光属性には高電圧が含まれている…!それを飛行機に撃ち込む、高電圧を飛行機の基盤に流す!そうすればプロペラの動きがめちゃくちゃになってあいつらはバランスを崩す…!】早速俺は止められた時の中で魔王軍の飛行機に向かいエネルギーを放出…!作用反作用の法則で俺は後ろへ高速発進!そこで時が動き出す!弾丸は見事飛行機に命中!案の定飛行機が狂いだし、変な方向へ飛んで行った!俺は何とかエネルギーを振り絞り飛行する…!!!しかし限界だ!!!しばし休憩せねば!俺は近くの工場倉庫へ逃げ込んだ。箱と箱の間に隠れフィッシュアンドチップスをもさもさ食べていく。少し休めると思ったのも束の間…!魔王軍が俺を探してる…!何とか隙間を通り人目のつかない所へ逃げてゆく…!あ、そういや透明になれる呪文を持っているんだった。しばらくこれでやり過ごせば良かったんだ。フィッシュアンドチップスを食べ、そして十分にエネルギーを補給しきった…!俺は何とか魔王軍の目を盗み倉庫から脱出ー
と思いきや出る直前で透明化が解け魔王軍に見つかったぁ!
逃げろ!しかも工場の管理人らしき人が走ってくるぞ!ごめんなさい!
俺は街を走り逃げてゆく!飛行呪文は便利だが1度使うと五分ほど使えないのが欠点だ!お、あそこに同学年位の奴がチャリに乗っている!奪っちゃえ!
俺は少年からチャリをかっさらってそのまま走る…少年が走って追ってくる!そして魔王軍…も!しかし俺が魔王軍を倒したおかげで人数はかなり少なくなっている。
チャリで走っているが、何とか魔王軍の手下全員が力を合わせ、クソでかい呪文を放ってきた。どうしよう、これは避けようがないぞ…!なんか方法があるはずだ…!考えろ、俺…!!!!!!闇属性リフレクターで弾いてプラスにするか?いや、こんなでっかいのには効かない…!時を止めたところで1秒じゃあ避けきれない…!しかし、MPは満タン、これでどうしようか…。
…!あれが…使える…!俺の全MPを消費してある技が…!それはちょっと複雑なんだ。それは使っただけでは何も起こらない。ただ、生命エネルギーに反応するんだ。そしてその触れた生命エネルギーを消費し、それからその俺の呪文に触れた他の生命エネルギーをミクロレベルまで分解、そして再び結合する呪文…!そこでだ。【まず、俺の数メートル先にその呪文を発動。自らの腕を切り捨て、俺の呪文に俺の腕を投げる!その生命エネルギーで俺の呪文は動く…!そして俺は闇の呪文を食らう…!闇のエネルギーは止まらないから、そのまま俺の呪文に当たり、闇の呪文ごと分解、結合…!!!俺のその呪文を光エネルギーにすれば、マイナスにプラスで結合した時に闇の呪文は消え去る…!!!そして俺は復活…!!】
いっけぇ!!!!俺は全MPを消費し、数メートル先に俺の呪文を設置することが出来た!ここらかがきついが、俺は最強になるためには逃げなければならない。たとえ、どんな手段でもな。俺は呪文の応用で自らの左腕を切り捨てた。とてつもない激痛が襲ってくるが、何とか左腕を俺の呪文に触れさせ、発動した!俺は自転車にブレーキをかけ、闇の呪文を食らった。俺はひとまず、死んだ。
(勇者が食らった闇の呪文は勇者の呪文にぶち当たり、闇の呪文ごと勇者は分解、そして結合!)
……はっ!俺は何とか…生き返った!
俺の方が1枚上手だったな!!!!
魔王軍の呪文は俺の呪文の力でプラスマイナスが共存し合う…!そしてそこに出来たのは虚無の魔法…!!!これを魔王軍にぶつけて、消滅させる。まあ、ダ〇の大冒険メ〇ローアみたいな感じだ。よし!いっけぇ!
俺は魔王軍に向かい呪文を放った。その虚無の呪文に魔王軍達がぶつかる…!
手下共が魔王をかばい消滅!
よし、これで1体1になったな…魔王!
そんなこんなで、行先に見えるのはドンペルトンが刻まれた苗字の札がかかってる家!俺は、ドンペルトンさんの家へ全速力でチャリを走らせた。
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