七日目


――深夜十二時、その少し前――




 ごそっと、何かが動く音がした。




 男は深く眠っていて、その音に気付くことはない。




 音を出した者は、男が寝入っている場所へと近づく。




 床に膝を着き、男の顔を覗き込む形でしゃがんだ。




 しばらく寝顔を眺めていた。




 そうして顔をゆっくり落とし――



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