21.パーキンスの狙い
私は己が創造したウォーホール級のモダンアートに酔い痴れ笑いが込み上げて来た。
さっきのジョイントでまだちょっとハイになっていた私。
「クックックックック、あなた、このポコチンからうんこが射精しているウォーホール級の斬新なアートを見てどう思うの?」
私はパーキンスの瞳をじっと覗き込んだ。
「あんた、自分が置かれている状況をまだ把握していないようだな。あんた、裁判になれば、この映像が他の人間の目にも晒される事になるんだぞ。脱糞は不味いだろ」
私はパーキンスの言ってる事も一理あるなと熟考した。
「キーガンのお釈迦になった車にはあんたの塗料がべっとり付着しているのは間違いない。今頃はあんたの車もレッカーで運ばれて鑑識の奴らが車から塗料のサンプルを取っているから照合の結果が一致すれば器物損壊は免れんだろう。あのスポーツカーは70万ドルはくだらんだろう。下手したら100万超えかも知れん。あんたの給料じゃ賠償に何年かかると思ってるんだ。飲酒運転もターナーとキーガンの証言で免れんだろう。そこに恥の上塗りの脱糞ときたら、あんた更生の芽を潰されたも同然だぞ。メディアは高級スポーツカー、マセラッティを飲酒の上での口論の末に破壊し、然も破壊行為に及ぶ前にボンネット上で脱糞と囃し立てるぞ。あんたは、うんこ女のレッテルを貼られ覆面レスラーのようにマスクを被って生きていくしかないんだ。任される仕事と言ったらトイレの清掃とか道路の穴掘りくらいだ。そして、あんたは近所の奥さん達から誹謗の的になるんだ。『ねえ、奥さん、ちょっと見て、あの人。マスクなんて付けて穴掘ってるわよ。顔に火傷の跡でもあるのかしら。もしかして、すっごいブスだったりして、アハハ』なんて事を言われるんだ、。あんたもそんな目に遭ったら辛いだろう。あんた、ジョディ フォスターみたいな綺麗な顔立ちなのにブスとか言われたら腹立たしくなるだろう」
ふむふむ、確かに。
パーキンスの言う事は道理が通っているわね。
脱糞女、うんこ女、極太特大クソ女なんてネーミングで呼ばれて生きていくには忍びない世の中だ。
すると、急にパーキンスがモジモジしだした。
「じ、実は、あんたの脱糞シーンを見ていたらムラムラしだして俺は、じ、自慰行為に及んでしまった。あ、あんたは、あれだ。そ、そのー、ジョディ フォスターのようにべっぴんだ。そ、それで、と、取り引きといこうじゃないか。あんたのうんこがマセラッティのボンネットの上にこんもり垂れ流されているのは揺るぎない事実だ。そこで、全部俺が揉み消してやる。この防犯カメラの冒頭の脱糞シーンは全部カットしてやる。うんこのDNA鑑定も全て俺が改竄してやる。実はDNA鑑定を持ち込む研究所に俺の大学時代の後輩がいてな。奴が妻を保険金目当てで殺害した時も俺が捜査資料を改竄し状況証拠も全部嘘の報告書を纏め奴のアリバイまででっち上げて裁判では虚偽の証言までしてやった。奴は俺に借りがある。だから、あんたのうんこのDNA鑑定は俺の意のままになる。そ、それで交換条件だが…最近、ワイフとご無沙汰でな。俺の息子をちょっとペロッとしてくれんかな。器物損壊と飲酒運転の方は状況証拠でどうしようもないが、このうんこのシーンは俺以外に見た者はおらん。冒頭のシーンだけをカットするのは容易い事だ。あんたが執拗にキーガンのマセラッティに衝突しているシーンからだけ裁判で見せればいいだけだ。うんことペニスのキズは偶然同じ日に誰か違う人間がやったと申し立てればいいんだ。そう、あんたがマセラッティを破壊する前に第三者がやった事にすればいいんだ。だから、いいだろ。ちょっとだけ息子をペロッとしてくれるだけでうんこ女という悲惨で惨めな人生からは解放されるんだ」
えっ!
私はパーキンスの申し出を快諾して、脱糞女、うんこ女、極太特大クソ女という呼称から解放されて生きる道を選ぶべきか?
それとも、脱糞女、うんこ女、極太特大クソ女としてポルノ女優という第二の人生を歩むべきか?
マセラッティの賠償金の事を考えれば実入りのよいポルノ女優として生きるのがベストなのかも知れない。
親、兄弟、そして夫の手前、果たして周囲の人間はポルノ女優として生きていく私を許してくれるのだろうか?
羞恥の目に晒されるのは無論。
あの脱糞女、うんこ女、極太特大クソ女の家族という背負わされたくない重荷まで私は家族に課してしまうのである。
マセラッティ脱糞女、キャシー マッキンタイアー、満を持してポルノデビュー。
インターネットのサイトを騒がすには持って来いの速報だろう。
私は迷った。
私は熟考に熟考を重ねた末にパーキンスの申し出に屈する事にした。
男性遍歴は然程多くはない方だと思うが、それでも5本や10本くらいのポコチンは銜えた過去はある。
ここで、夫に隠れて1本増えたくらいで何を気にするというのか。
パーキンスはミッキー ロークみたいな顔立ちだし。
私は、まっいっか!といった軽い感じで割り切った。
「わ、解ったわ。私とあなただけの胸に仕舞って置けるのならフェラしてあげるわ」
えっ、マ、マジで、ちょっと軽い気持ちで言って見ただけなのにー!といったような表情でパーキンスの顔はパッと明るくなった。
パーキンスは椅子から立ち上がり私の方へ歩み寄った。
ブーツカットのブラックデニムの股間の部分は既に怒張してテントを張っていた。
パーキンスは照れ臭そうに言った。
「こ、こういうのはシチューエーションが大切だ。ベルトを外してズボンをおろすところからやってもらってもいいか?」
私は一度パーキンスの顔を見て視線を監視カメラのレンズに移した。
レンズを顎でしゃくって示して「あれ、止めなくていいの?」と尋ねた。
「息子をペロッてもらいたかったんでハナから回しておらん」
な、なんて周到な保安官ジェイムズ パーキンス。
彼がいてくれたらこの町の治安はいつまでも安らかに保たれるだろう。
後輩の保険金殺人を黙認した悪徳保安官だが…
私は床に跪きパーキンスのベルトのバックルを外しジッパーダウンした。
先ずはブラックデニムを足首まで下ろしてボクサーブリーフの上から掌でポコチンを摩ってやり焦らしてやった。
パーキンスはお預けを喰らっている飼い犬のようにハァ~ハァ~と焦り気味に喘ぎ声を漏らし私に催促した。
「早くブリーフを下ろしてくれ」
私は男の取説を心得た高級コールガールのように焦らしながらゆっくりゆっくりボクサーブリーフを下ろした。
中から熱り立ったピンク色のパーキンスのポコチンがこんにちはしてきた。
私は、その熱り立ったポコチンをやさしく扱いてやった。
「アー、アー、もう堪らん。は、早く銜えてくれ」
私は怒張して収拾がつかなくなったポコチンをゆっくりと口に含んだ。
ゆっくりと首を使ってパーキンスを楽しませる。
舌でポコチンを転がす私。
「お、俺の方をみながらしゃぶってくれ」
私は上目遣いでパーキンスの方を見つめながら少しずつ速くスロートした。
愉悦に浸るパーキンスは自然と腰を振っっていた。
「も、もうイキそうだ。く、口の中に出してもいいか?」
私は上目遣いでアイサインを送り手と口を使ってパーキンスのポコチンを速く扱いた。
「ウッ、うーーー!」
パーキンスは果てた。
3分11秒。
アン ピープルズの“イフ ディス イズ ヘヴン”(もしかして、ここは天国)と同じ時間だ。
早漏だ。
だが、パーキンスにとって今は天にも登ったかのような至福の時間なのだろう。
あなた、早いわね!なんて愚かしい事は言わないでおこう。
放心状態でポカーンと突っ立っているパーキンス。
口内に精液が…
パーキンスはアヘ顔で放心中。
別にクリネックスを差し出す訳でもなく愉悦と喜悦の狭間を彷徨っている。
仕方がないので私は苦み走った白濁のその液体をゴックンした…
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