第356話 猛反撃
356
「
「紗雨姫のために」
修道服に似たサメの着ぐるみをかぶる
地球と異世界クマ国。生まれの違う二つの世界の住人の意思がひとつに重なった、歴史的な瞬間だった。
「見誤った。冒険者パーティ〝
「紗雨ちゃんに手は出させないっ」
「吸血ジジイめ、気づくのが遅えよ。お前は人の心を失う前に引退すべきだった」
「ナー(
金髪の長身少年、
「ちいいっ。
業夢はそのまま紗雨を狙うかと思いきや、――これまでと同様に戦場を動くことなく――桃太と乂、凛音に向き直って交戦を継続。
ノコギリのような歯をした痩せ男、
「索井、協力しましょう。あのサメ娘が笛の演奏を続ければ、我らに勝ち目はない」
「親分の命令じゃあ仕方ない。郅屋、先鋒は俺が行く。〝
「敵の前衛は我らヤタガラス隊が引きつけます。冒険者パーティ〝
「りょーかい。〝
「任された。残り少ない武器はここで使う!」
「あなたたち、中々やりますね。異世界の紗雨ちゃんファンも侮れない」
「そいつはどうも、あんた達こそやるじゃねぇか。地球にも凄い奴らがいると勉強になったぞ」
髪を七三分けに揃えた少年、
テロリスト団体〝
「焔学園二年一組の皆さん、よくやってくれました。クマ国のヤタガラス隊のご協力に感謝します」
そして、ここまでの攻勢は全て、担任教師である
「コケーッ。貴方たちが不幸だったからといって、他人を不幸にする資格なんてありませんのよ。桃太さん、……いえ、我が最愛の執事を助けるためにも、今度こそ終わりにしましょう。〝
――――――――――
あとがき
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