第48話 悪魔鰐との激闘
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「ああもう、ウゼエ。そうかザエボス、お前も空腹なんだな。もう男も女も関係ない、犯して殺して食らってやるよお。鬼術・
「いけない」
「先生、前へ出すぎです。うわあっ」
「そんな、拳銃が何発も発射できるなんておかしいだろ」
「
「
潰れたリーゼント少年の
「ひょっとして、肉体の一部に取り込むことで性能を発揮するのは――銃器のような精密機械だけじゃないのか? 〝
「桃太君は下がっていて。これ以上は、やらせません。わたしは、今度こそ生徒たちを守るんだ」
矢上遥花は一足飛びに前へ飛び出し、ザエボスの攻撃から生徒全員をリボンで庇った。
彼女の薄い緑と藍色のフリルワンピースに象牙色のタイトスカートはズタズタに裂かれ、真っ赤な血の一色に染まっている。
「守るだって? 弱い人間風情がイキがってるンじゃネエエ!」
遥花の操る赤いリボン〝
どちらも強大な力を宿す〝
「くううっ」
「ヒヒヒ、先生の肉ハ、美味ソウダア」
ザエボスは左半身と一体化したワニの顎を開いて、遥花の豊かな胸を食いちぎった。
「先生!?」
「ギャハハハ、アレ?」
次の瞬間。怪物が噛みついた女の身体が揺らぎ、パシャンと水になって散る。
「驚いたサメ? 紗雨はサメだから、変わり身の術だってお手のものサメエ。偽物の
「ワニサメ論争はともかく、そんな術を使えたの!?」
空飛ぶ白銀のサメが、とっさに本物の女教師を
「紗雨ちゃん、助かった!」
「シャシャッ。オレ達の妹分もなかなかやるだろう? リボン女の味方をするのはシャクだが……。相棒、この短剣とオレを使え。〝
更にザエボスの意識が逸れた隙を突いて、黄金色のヘビが額に十字傷を刻まれた少年に
桃太と乂は、女教師と彼女の生徒達をザエボスの魔手から救うべく疾走する。
「「舞台登場、
――――――――
あとがき
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