第五章 鬼神具の脅威
第44話 C・H・Oの作戦と秘密
44
西暦西暦二〇X一年、一一月二五日。
元勇者パーティ〝
「
「遥花先生、それは本当ですか?」
遥花は深く息を吸い込み、彼女自身を鼓舞するように、桃太を腕の中に抱きしめた。
「幹部の
凛音様が
その間に、鷹舟副代表が人工島〝
「「な、なんてことをっ!?」」
遥花の生々しくも説得力のある推理を聞いて、柔らかな膨らみを前にした桃太も、自慢のリーゼントが解けたままの林魚ら研修生達も、一斉に悲鳴をあげた。
「遥花先生の推理が当たっているなら、〝
「そう、桃太君の言う通り。凛音様はきっと〝
その時、ダーンという甲高い銃声が、真相到達を遮るかのように響き渡った。
「あーあ。せっかく俺と黒山サンの思い通りに操っていたのに、台無しにしやがって。劣等生ってやつはまるで腐ったミカンだな。カビが広がる前に皆殺しにしないとなあ!」
「この声は、
新たな刺客、
「発砲音!? 姿勢を低くするんだ!」
「
サイドポニーの少女、
ショートボブの少女、
「サメっ!? クマ国と異界迷宮カクリヨじゃ、鉄砲みたいな精密機械は使えないはずサメ?」
「えーっと、凛音のパーティなら理由があったような。ああ、思い出せないっ」
されど、桃太は既に〝
「紗雨ちゃん、乂。きっと
「なるほど。だがよ、相棒。例外というより、八岐大蛇がわざと作った〝抜け穴〟じゃないか? 伏胤って奴、〝鬼の力〟に塗りつぶされて、もう人間とは呼べないぜ!」
――――――――
あとがき
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