好きと好き

「ただの好きとちゃんとはした好きの違いが分かると思ってた。ちゃんとした恋愛できると思ってた」

「それは3年間彼氏のかの文字すら見えなかった私に話すことですか?」

蒼が同じ部活の子と付き合ってたのは知ってたけどそんな悩んで別れたとは聞いた事がなかった 。3年生あるあるの受験でどーのこーのみたいな

「いやごめんじゃん。けど私の話も聞いてほしんだもん」

「いいですけどー。私も高校生になったら彼氏の1人や2人くらい出来ると思ってたんだけどなー。それで蒼的には何が不満?だったの?」

「なんか私の好きと彼氏からの好きがだいぶズレて気がしてさ。私は彼氏と長く一緒にいたり近くに居てくれたら落ち着くしそれが好きだと思ってたんだけど彼氏の好きは手繋いだりキスしたりドキドキして好きを感じてるみたいな、、」

「うーんなんか難しいですなー、蒼の好きは安心で彼氏の好きは興奮っていうか刺激?が欲しい感じだったのかな」

「そんな感じかな、?私はそこに居てくれたら何もしなくても伝わるというか通じ合う感じでいいと思ってたんだけどなー、、」

「なんか愛と恋の違いみたいだね。恋は2人で動いて家を作っていくもの愛はその家に落ち着いて住むものってなんかテレビで誰かがいってた」

「言われてみればそうなのかもな、、私は小さすぎる家で満足しちゃったのかな、彼氏はもっと大きな家がよかったみたいだけどそれには答えられなかったみたい、、」

蒼の顔はどこか悲しげで、それでも後ろの海は輝いていた


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