25話 クッシャン
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「それでは私は、この後私の私兵を率いて遠征と領内の魔物駆除が、あるので失礼するよ。フローラ子爵、リーター“帝国庇護人“とシェーン”帝国庇護人“」
「叔父様は、又行くのですか?」
「私のセスタース公爵家領は、帝都に面しているから領地まで馬で2時間、ハステッシュで10分だからな。領内でも帝都から遠いところに有る領都でも、ここから馬で4時間もあれば到着できるし、ハステッシュであれば15分ぐらいで着くからセタース子爵家領寄りも圧倒的に近いからホイホイ遠征に行けるんだよ。」
「確かに、セタース子爵家領は帝都から最短距離でもハステッシュで半日は、飛んでいなくてはいけない場所ですから仕方ないのでしょうか。どうせなら、もっと近くの場所の領地が良かったですわ。」
「フローラそんな事言わないの。セタース子爵家領の領都は、帝国軍が移動もできる帝国主要5街道の内3街道の交差点で、帝都の次に人口が多かったり軍の要所だから軍部関係者が多かったり領地は、遠くても経済規模他を寄せ付けない位良い所だから、私は帝国貴族家の領地の中では、私のセスタース公爵家領の次にいい土地だと思うよ。」
「そうでしたね。でも叔父様は、1つだけ間違えていますよ。いくら博識な叔父様も間違える事は、あるのですね。」
次の瞬間、少しセスタース公爵の顔が曇ったが、直ぐに
「何か間違えたことでも言ったかい?」
と、聞き返した。
「えぇ。帝国内で一番いい領地を持っているのは、セタース子爵家です。」
と、フローラが答えるとセスタース公爵は嬉しそうに、
「どの領主も自分の領地が1番だと思っているからより良い領地に作り変えようとしている。だから、自分の領地を愛せないものはどんなに良い土地を貰っても貧弱な土地にその内負けてしまうと私は思っているから、フローラの自分の領地は一番だと思ってほしかったんだ。」
っと、セスタース公爵は扉の前で立ち止まり言った。
セスタース公爵が、執務室から出て執務室にはリーターとシェーンそしてフローラの3人が残った。リーターとシェーンも執務室から出ようと、フローラに背を向けて歩いた時フローラが
「2人とも帝国庇護人への格上げおめでとう。それと、将来私も叔父上じゃなくてセスタース公爵みたいに、時々でいいから私兵を率いて領内の魔物駆除に行ってみたいのだけどもその時は、2人も一緒についてきてくれる?」
っと、お茶を飲みながらいった。
~セタース子爵家の執事寝室で~
「「クッシャン」」
「あれ、長い間寒い外で2人を監視していたから風邪ひいたか?」
ティオナスの苦労が1つセスタース公爵のせいで増えるこ
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