16話 初めてのお食事会2
016
「ところで。あの人攫いの若い方の外傷が、眉間に後ろから短剣に刺された傷だけなんだ。他には外傷が無いから、シェーンセタース王都子爵家庇護人が1人で、あの若い人攫いの眉間を後ろから刺したのかね。」
「はい。そうですが、何か問題だったでしょうか。」
「いや何も問題は無いから、大丈夫だ。そうだ、君たちが持っているその剣は誰から貰ったものなのか聞いてもいいかねシェーンセタース子爵家庇護人とリーターセタース子爵家庇護人。」
「この剣は、ガスナーと言う私たちに“スラム”という物を教え、私たちの支度金をくださった鍛冶職人の人が、自分たちにと打ってくれた世界に1つしかない剣です。」
「そうか。その剣はとても良いものだから、大切にしろよ。それでは、ここでお別れさせてもらうぞ。それでは、良い晩餐会をシェーンセタース王都子爵家庇護人とリーターセタース王都子爵家庇護人。」
っとセスタース=フッシュ公爵が、急に別れの挨拶を言い去っていこうとしたので、シェーンはセスタース=フッシュ大将の事セスタース=フッシュ公爵に貴族流の別れを告げフッシュ公爵をびっくりさせて去っていった。
それからは、色々な貴族家にセタース=フローラ“子爵“を助けてくれたお礼を言われ、終わった。シェーンは、”味噌汁“と”醤油“に漬けたお刺身をひたすら食べて他の貴族や、使用人を驚かせていた。
太陽が未だ高いお昼に始まった晩餐会は、月が沈みそうな頃に終わり主催者のセタース家以外の、他の貴族家がセタース家の当主や使用人に見送られそれぞれの、屋敷へとセタース家を去っていった。
その後眠い、リーターとシェーンをフローラが自分の執務室に呼び出した。
そして
「リーターとシェーン明日の朝早くに誰にも、見つからないように執務室に来てくれないかしら。」
「誰にも見らないようにですか?分かりました。明日の8時前後にお伺いします。」
「そうね。そうしてもらえると嬉しいわリーターとシェーン。」
~翌日の約束の時間~
コンコンと、執務室の壁に乾いた音が響いた。
「リーターとシェーンです。」
「入って。」
と、リーターとシェーンが子爵の執務室に入ると中には、昨日の晩餐会で会ったセスタース=フッシュ公爵も執務室に居たそして
「「これから大切な話し合いを始める。」」
とセタース=フローラ王都子爵とセスタース=フッシュ公爵の声が部屋に響く。
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