第4話 落ち込んで……。つぶやき

 できるだけ毎日、どんなところの文章でも数文字だけでも文字数を増やそうと決めている。

 なかなか思うように進まないことばかりで正直落ち込んでしまう。

 「やらなきゃ」というプレッシャーが、地味にダメージを蓄積させてしまっているけれど「自分が決めたことだから」と自分に言い聞かせて……。

 ここ数日、ノートに綴っている小説にペンを走らせようと試みたけれど結局、1行程しか増えていなかった。

 書いては消し、書いては消しを繰り返した結果。


 1行……。

 

一日で数文字づつしか増やせていない。

 何やっているんだか、自分……。


 確かに、毎日数文字でも……。という決め事は守られてはいる。


 だけど、これは落ち込む。


 目の前に突きつけられている真っ白な部分が大半を占めている用紙や、進んでいない文字数のカウント。


「文字数だけが増えたって内容が面白くなかったら意味ないじゃん」


 どこかで言い訳している自分。

そうなんだけれども。

 文字数が増えていないって事は内容の広がりも全く無いって事であって、薄っぺらなまま深堀もされないまま。

 思考が停止したままなのがよく解る。


 あぁ、これが現実。


 自分の想像力の無さと頭の働きの悪さが悩ましい、真夜中のつぶやき。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る