第二話 得意分野は?
「神様運命信じてもいいですか?」
なんて柄にもないことを僕は考えてしまったが、流石にこの状況で運命を感じない人なんていないだろう?そんなことを考えて僕が、ドギマギしてると……
もみじ先輩が、
「ほんと!? うちの部活さあと部員一人集まらないと廃部になっちゃうとこでほんとに助かったよ!」
「そうだったんですね! 私昔から漫画が好きで漫研に入ってみたかったので廃部にならなくてよかったです!!!」
佐々木さん話してる姿も可愛いすぎるなぁ……とか考えていると
「そう言えば、自己紹介がまだだったね!私は、3年生で部長の紅もみじって言います!得意分野は人物の絵です! これからよろしくね!」
「はい!!! もみじ先輩よろしくお願いします!」
「そして、わたしの右後ろにいる。女の子が花見さくらちゃんだよ〜!漫画の内容だったりコマ割りが得意なんだ!」
「佐々木さんよろしくね!」
「さくら先輩よろしくお願いします!」
「今、左後ろで鼻の下伸ばしてる男の子が佐藤みさきくんで、漫画の背景とかが得意なんだ!」
「別に鼻の下なんて伸ばしてませんけど〜?もみじ先輩変なこと言わないでくださいよ〜 佐々木さんよろしくね!」
平然にしてたつもりだったのに……そんなに顔にでててたとは、俺のしたことが…… そんなことより まじ可愛い///なぁ ずっとみてたい……
脳内でこんなアホなことを考えていると
「みさき先輩よろしくお願いします!」
今僕の名前呼んでくれたぁ!まじうれしいいい! 生きててよかったぁ〜
「さてと全員の自己紹介も済んだし次は漫研の活動について説明していくね! 私達は毎年冬のコミケを目標に活動しているんだ〜今年はみんなの得意分野をそれぞれ出し合ってみんなで一つの漫画を作って売りに行く予定だから佐々木さんも覚えておいてね!」
「はい!みなさんと漫画作るの楽しみです!」
「そう? ならよかった! そろそろ漫画の内容だったり役割分担も決めたいからさ、佐々木さんは何か得意なこととかある?」
「私の得意かぁ〜 いざ言われてみるとむずかしいですね笑」
「確かにねぇ改まって考えてみると難しいよね〜笑」
「あ!でも、私、風景画とか描くの好きなので、背景とかでなら力になれるかもです!」
「風景画とかが得意なのか! ならとりあえずは、みさきくんと二人で背景とかやってもらおうかな!あとは、表紙とか挿絵も頼むかもだからその時はよろしくね!」
「わかりました! みなさんの力になれるように頑張ります!」
「よろしくね!」
「もみじ先輩〜漫画作るのはいいんですけど、どんな内容にするんです!?」
「それを今から話し合うんでしょ〜? みんなどんなジャンルかきたい〜?」
「私はラブコメかなぁ〜」
「さくらちゃんはラブコメかぁ! みさきくんは?」
「ぼくですか!? うーん バトルものとか?ですかね?でも、ラブコメもいいですね!」
「確かにバトルもいいよね〜 すすきさんは何がいいとかある?」
「うーん やっぱりラブコメかなぁ 短編になりますしバトルものだとページ数が足りない気がします!」
「たしかにね〜 ラブコメ嫌って人もいないし、ラブコメってことで来週までにみんなで内容の案をもってくるでいいかな?」
「いいと思います〜」
「なら決まりってことで今日は解散で〜 あ、あとすすきさん入部届早めにね!」
「わ、わかりました!」
「今日は終わりだしみんなで帰り近くのファミレスで何か食べて帰る〜?」
「いいですね〜! すすきさんとみさきくんもいける〜?」
「私はいけますよ!」
「いけるけど……」
「なら決まりだね!」
現実の恋愛は漫画のようにはいかないようです? 流星 るな @kisubyu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。現実の恋愛は漫画のようにはいかないようです?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます