第5話 誰かは拾う

それでそのよ、耳にタコができる話でも

また聞きたいって思えるのはどんなときよ。


私はお話を書く時にもう一度聞きたいって思うかな。


それはそのエッセイかよ、自伝つうのかあれは。

あれはねー売れないよ、数が少なかろうが

人様のね話を聞いてその通りにやれつったって

俺はできなかった。


いいかい、お前人それぞれだからよ

同じようにやれつって、同じように出来る奴俺は見たことねえ


いないよ、いないいない。いるわけがねえ!


そーよう、お前

いるわけがないつったろ?

こいつ出来るぜ。絶対出来る、な。

お前目が違う、眼差しが違う他の奴とはよ。


俺は鍛える、こいつをよ、ちょっと借りてさ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

才能がない 流星未来 @ryusei_mirai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ