第3話 言葉

な、お前考えろ。

どうやったら手に取ってもらえるかを

何千何万何億の本の中からなぜお前の本を選ぶんだ

何故?


そう目を引くタイトルだからだ

それで数ページめくるとお前調べたくもない話が出てくる!

それじゃあ俺はたたんでその本置いて帰る。

じゃあどうするか、どうするんだ!


息もつかせないような展開を立て並べようってのか

それじゃあ俺その本は買うわ。

なあ書いてみろ、そんな本できるもんなら書いてみろ


お前書けるつったろう?

お前人間てのはね、行ったこと本当に出来る生き物だ。


さあ言った。お前やってみろ今すぐ


言ったからには今書いてやってみるんだ

お前ね、人に言うっていうのは本来そういう事だぞ。

言葉っていうのはそういうもんだ。

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