自主企画にご参加いただき、読ませていただきました。ありがとうございます。
ここまで一気読みさせていただきました。

復縁モノというより、復縁の絡むサスペンスとして楽しませていただきました。

勝廣としては不器用ながらも沙月への愛情が垣間見られ、たとえどのような境遇で罪を犯そうとも沙月を守っていたい、愛していたいと、最後に行動に出られたのはとても素敵でした。妻として許せるか？――とかそんな状況では無かったのも――物語の勢いもありますが――復縁への障害にはならなかったのかなと感じました。

対して沙月は、高校時代からの勝廣へ芽生えた不審と境遇からか、貞操もなく、勝廣への罪悪感もない非情にスレた女性として描かれており、物語後半まで勝廣への愛情がまるで感じられません。いよいよ落ちぶれた頃にようやく勝廣の安らぎを求め始めましたが、最終回時点では未だ愛情とは言えないような、どちらかというと最後の逃げ場のように感じられました。

復縁ハピエン物としてはやはり、沙月が平和で幸せな環境に戻れた上で貞操を守れるようになり、勝廣へちゃんと伝わるほどの愛を育めるところまでを観たかったなとは思いました。

ただやはり、サスペンスとしての物語ではここでの終幕も致し方なしかなと。
良い作品をありがとうございました。面白かったです。

『ストイックな作家の集い』企画への参加ありがとうございます。
想い合っているはずなのにすれ違ってしまう夫婦の有り様が何とも切なかったです。どんな結末になるかハラハラしましたが、二人とも命が助かって安心しました。これからは本当の夫婦として、お互いの弱い部分も見せ合いながら暮らしていってほしいですね。

面白くて一気読みしてしまいました。印象深い作品をありがとうございました。

最高でした！！