しばらく疎遠だった妹系幼馴染から突然『久しぶりお兄ちゃんに会いたい』とLINEが来た!

@Yamisaki-mai

第1話 突然のLINE

『久しぶりにお兄ちゃんに会いたい』ある日そんなLINEが俺、今野貴司の元に来た

差出人の名前は夏川新音とあるが俺は心当たりがなかった。

でも俺のことを『お兄ちゃん』と呼ぶ人にひとりだけ心当たりがあった。ひとつ下の幼馴染のしーちゃん。

17年の人生でただひとりの女友達だ。


彼女とは俺は小学校に上がるのを機に引っ越しをしてそれから10年疎遠になった。

しかし彼女の名字は山本で、下の名前はどういう字を書くのか当時漢字をまだ習ってなかったのでわからない。それに彼女は俺の連絡先なんて知らないはずだ

でも、もしかして本当にその幼馴染かもと淡い期待をするも、しーちゃんだと確信が持てない、もしかして間違いやイタズラの可能性もあるので既読無視した次の日

『ごめんね🙇お兄ちゃんは旧姓しか知らなかったよねすっかり忘れてた。パパとママ離婚して…私の旧姓は山本。たかしお兄ちゃんの妹しーちゃんだよ』

そんなLINEが来て懐かしくなった俺もしーちゃんに会いたくなり即効でLINEを返した。

『俺も久しぶりにしーちゃんに会いたい!ごめん最初のLINEで気づかなくてイタズラか間違いかと思って…』

すると

『いいよ私が旧姓入れてなかったのが悪いし。それにあれだけで普通気づかないよ』

という返信と共に自撮りの写真が送られて来た。

昔の面影は残っているが髪はショートカットからロングになっていて、大人っぽく成長した姿になっていた。

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