第5話

吾輩は

オス猫である。


ご主人は勘違いしているようだ。

吾輩が♂だというのに、

ロミリンってネーミングセンス

なんとかならんのかのぅ。


人間用語で

生後2か月くらいで今の主人に会ったようである。


寝床は極上で、

ふっかふっかのまふまふなのじゃなぁ。

飯もまぁまぁ。

ときどきとびっきりの美味しい飯が出てくるのじゃ。

これが美味くって、旨くってやみつきになるのじゃにゃぁ♪


なにやら女の人がいっぱい居る場所へ連れていかれたのにゃ。

いつも主人のごつごつ指に触れるのとは違って

やわらかい指の人がいっぱいにゃ。

チクッとした。注射というやつらしいのにゃ。

これで体の痒さがなくなるらしいのにゃ。うれしいにゃー。


ふむむん?もしかして呼び名を変えるチャンスなのか???

一番良い呼び名の時にめっちゃめっちゃに顔を洗って、

鳴いてみた。

それ、それがいいんじゃぁぁぁ!!!にゃー!!!

鈍感なご主人にも困ったものじゃ。



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