長崎はいつも雨①
時は少し遡り、明朝の景治艦隊。軽空母の一室を借りた進矢の元へと移る。
進矢「編集完了、ネタのストックがあって良かった。にしてもよもやこんなに早く草津に帰る事になるなんて。」
海護財団科学技術本部の杵築級二段軽空母の客間にて、彼は動画の編集に勤しむ。元は草津温泉の非公式インフルエンサー。最近は地質の事に関しても入門編として動画を作っている様だ。
扉をノックする音が聞こえる。それから鍵を開けて出て来たのは髪の毛を後ろで縛った、高校生ぐらいの少女であった。
??「小佐々進矢くん、でいいのね?」
進矢「はい…貴方は?」
??「海護財団のしがないエージェント、それ以上は機密よ」
その少女は顔に仮面をかけており、目元が見えにくくなっていた。甲板の方で鳴っていたヘリコプターの羽音が消え、水平線のすれすれに敷島の町が見える。彼女はあそこからやって来たのだ。
………
海護財団総本部、房総半島の真南かつ伊豆大島の真東に浮かぶ敷島メガフロートに位置する。その海面下遥か下には日本海溝が存在するのだとか。
海面下にまで聳える総本部の一級警備区画の一室、海面下かつ要塞なので圧迫感があるかと思えばそうではない。
寧ろかつて東京郊外にあった田園調布の高級住宅の様に開放感があり木目調の床や調度品、キンモクセイの低木がプランターに植えられている。
景治「茜さん、ただいま」
茜「おお、おかえりなさい。」
景治「取り込み中だったかな?」
茜「ううん、久々にスイーツを作ろうと思ってね。」
景治「これは…アイスクリーム?」
茜が冷やしていたそれを景治は確認する。既にシャーベット状になっており、とても美味しそうであった。
茜「お手製ミルクシェーキよ、長崎で食べなかったかしら?」
景治「そこまで時間が無かった、それに割と好き勝手やりはしたが仕事は仕事だから。」
茜「好き勝手…ねぇ、景治」
景治「?」
茜「妹さんとはどうにかなったの?」
景治「気にしていたんだね…まぁ、久々に家族でゆっくりできて良かったよ。」
茜「やっぱり家族を計画に巻き込むのは不安?」
景治「当然だ…だけど彼らにはどちらにせよ強くなってほしい。そうでもなきゃ興一さんに預けることも、アルニラム隊を追認することもないよ。」
イズナ「よそったの溶けて来ましたネ」
茜「ミルクシェーキだからこれでいいのよ」
……………
……
長崎は今日も雨、そう詠んだ人もこの風景を見たのだろうか。光隆達が長崎港に着いた途端に雨が降り出し、財団が契約している桟橋に係船策を結んだお昼過ぎには稲佐山は雲に隠れてしまっていた。
陸唯「戻ってきたな」
光隆「ちゃんぽん食べたい…」
光音「いいね、チャーハンも」
カンナ「五海楼はかなり並ぶしオーダーストップが早い、夜の部に行くしかなさそうですわ」
掛瑠「また…この町」
掛瑠は雨の中憂鬱な表情となっていた。兄の不調、そしてこの町に渦巻く歴史の累積や感情が彼の憂鬱な感情に拍車をかける。
こういち「本当は、君は何かを見たようで何も見てないんじゃないのかな。」
掛瑠「どういう事ですか?」
こういち「見てくるといい、案内するよ。」
光隆達は食べ歩きの為に新地中華街に行くらしく、掛瑠と有理、そして興一とは別行動となる。長崎駅までバスで向かった後、路面電車に乗り換える。
長崎を観光する際は、ここで1日フリーパスを買うと良い。
有理「相変わらず人が多いね」
こういち「元から市民の足になってるからね、観光シーズンじゃなくとも多いのさ」
2人の会話をよそに、掛瑠は以前纏めた世界史と日本史のノートを読み込む。それは教科書の情報に追加して、自分がインターネットで調べたものが記載されていた。
こういち「相変わらず、主観的記述だな。」
掛瑠「歴史はそう言う物ですよ、ヘロドトスだって、司馬遷だって…近現代史だって」
こういち「だけど、新たにそこに書き加える事が出来そうじゃないか。君が見たものを」
彼がそう言うと、A4の分厚い冊子を渡してきた。
掛瑠「これは…?」
こういち「君のレポートをワープロに転写して、その横に君が見たものを再度書き込めるようにしたものだ。これに新しく学んだ事を書くと良い。」
掛瑠「そんな事を…」
こういち「“歴史的事実は科学に裏打ちされたものを基にして説明せねばならぬが、全てを叙述できない。解釈する人やもの、時により異なるのだ。”僕の師匠はそう言ってた。君は新しく、どう言うふうに歴史を語るのかい?」
…………
よく考えたら自分でも分からない。惨めな思いをして、もう生きたいなんて思えていなかった。では何故、自分はこんなノートまとめなんぞをしたのだろうか。弘明寺であの事件が起こった後、半年間もかけて。
こういち「掛瑠?着くよ」
掛瑠「え…あ、寝てました?」
こういち「こんな所で眠れるなんてな、君は凄い。ほら乗車券出して」
彼らが降り立ったのは大浦天主堂へと向かう道、停留所の目の前に小川があり、側にある橋を渡った先に雑居ビルの群れから独立して存在感を放つビルがあった。五階楼のビルだ。
それを横目に三人は雨の中坂道を歩く。洋風の小洒落た商店街があり、言うならば「洋風の門前町」であった。そんな石畳みを少し歩くと、そこには白亜の教会が立っていた。
こういち「大浦天主堂、日本現存最古の教会建築。現在も日本の主教座でもあり続けている、格式高い建築物だ。設計も本場のそのもの、改めて見ても本当にすごいな…」
興一がその美しさに浸っていると、この二人が割って入ってくる。
掛瑠「まさかこんな所に…」
有理「ひとえに木に埋もれてたのが悪い」
こういち「いや普通分かるだろ…合流地点ここにしてもいい程度にゃ目立つと思うけどなぁ」
前回の合流はグラバー園での事であり、ゆうぐもで佐世保へ向かったチーム(掛瑠と有理含む)は車でグラバー園の側まで来たが駐車場は大浦天主堂の反対方向にあった。
光隆達長崎港ドック上陸組も合流を急ぐ余り気付かなかったのだろうか。
「何名様ですか?」
掛瑠「3…」
有理「小学生2枚、お願いします」
掛瑠「(何故?興一さんの分は?)」
有理「(ぬいぐるみになっちゃってるから問題ないと思うわ)」
チケットを買い、白亜の教会への階段を登る。途中、平らになっている脇道に大きな石碑が立っていた。それはキリスト教徒発見の記念碑であり、開国直後に長崎に来た神父の下を噂を聞き付けた隠れキリシタンが訪ねたと言うものだった。
有理「はぇー」
掛瑠「ファンタジーの様な皮肉ですね、出てこなければ公儀に逮捕される事は無かったのに。」
有理「何でそんなこと言うの?にしても、どんな気持ちだったんだろう…」
こういち「そろそろ入ろうか、中はもっと凄いぞ!」
先生に案内されるがまま、その教会に入ってゆく。白亜の洒落た建物の中で彼らを迎えたのは、荘厳かつどこか心が洗われる様な空間であった。
掛瑠「…すごい」
有理「一眼見ただけで、その神聖さが分かるかも。」
掛瑠「現世とは隔離されたような、どこか悲しさすら感じる。でも、いい空間だと思う」
こういち「現世と隔離された、確かに言い得て妙だ。」
思い沈黙、空間を支配するその雰囲気は人間はみな神様の掌の上である事を本能的に思わせていた。
掛瑠「絶対神の本質は人の恐れだろうか…」
有理「?」
こういち「さて、資料館に行こうか。」
……………
……
掛瑠「原城に…南蛮船(厳密にはオランダ船)が艦砲射撃?」
こういち「カトリックの同胞が助けに来てくれるだろうと言う信仰心からくる妄信が、過信が、勝手に期待して裏切られた時の絶望感は尋常では無かっただろう。」
掛瑠「プレスター・ジョンと言い、キリスト教徒はたまにやらかす。」
こういち「やらかす…?徐福だって蓬莱があるの無いのと言って姿を眩ますし、仏教徒も西方浄土とか言ってるのに、何でそう言えるんだい?」
掛瑠「プレスタージョン伝説の悪い所は、伝説でしかない事を重要な戦略の一環に組み込んだ挙句、プレスタージョンと勘違いした相手を無理矢理キリスト教徒であると報告した事にあると思います。」
こういち「…ふむ」
掛瑠「伝説自体を重要な戦略に組み込むのはナンセンスですし、他人の信条を勝手に決めつける事、それ自体俺にとっては許せません」
こういち「やはり色眼鏡だな…」
掛瑠「…!?」
こういち「人間には色眼鏡しか作れないのはそうだが、その色を極力薄くする事は出来るだろう。かつてチンギスハーンや遼王朝の勢力をアリウス派キリスト教徒の君主と誤解してプレスター・ジョンに仕立てたのはそうだ。だけど、それが噂だとか伝説だとか言えるのは後知恵、後出しジャンケンである事を忘れちゃいけないよ。」
掛瑠「後出し…ジャンケン?」
こういち「僕たちは歴史を俯瞰してみれるから、プレスター・ジョンの存在を否定できる。だけど、当時の無線やインターネットが無い時代はどうだろう。遠くの情報なんて噂程度でしかない、だけどそんか噂が常識になるなんて事は現代でもある。」
掛瑠「噂が…常識に?」
こういち「香○県ではゲーム脳とか言う大人にとって都合のいい幻想を理由に、ゲームをやる時間を規制した。脳科学的に否定されているのにね。確かにゲームばかりに費やして勉強がおざなりになるのはダメだろう、だけど子供が好きな遊びを規制した所で学力が上がるか?勉強しなさいと諭して聞くか?諭されてもやらされてるなら、学力は上がるか?」
掛瑠「ゲーム規制は各地から批判が出てますが…それ今の話と関係あります?」
こういち「大いにある。当時公文書を残せたのは教会や王権の様な存在だけ、何なら公文書作成には聖職者しか使えないラテン語を用いていたからだ。そんな大人の都合なんて大いに作れる人が記録したものだとしたら?」
掛瑠「見返した人々により、プレスター・ジョンの事を事実だと言う認識が常識になる?そしたら、事実とは違う事が事実として広まっちゃうという事?」
こういち「ここまで来たらどうだい、君がまとめたものに書き足せるだろう?」
掛瑠「…はい」
こういち「では、もっと見ていこうか」
島原の乱の展示に再び戻った3人。掛瑠はもう一度あの島原の乱に於ける時系列を確認、更に自分の持っている世界史の知識を動員してある疑問を弾き出す。
掛瑠「にしても…オランダはカトリックの強制をしようとした王様に反旗を翻して出来た国です、船の国籍間違えますかね?」
こういち「護衛艦を戦艦と勘違いする人と同じだよ。君は歴史を俯瞰して観れるから、背景を知っているからそう言えるしさっきのプレスター・ジョンも居ないって分かる。だけど、当時の人からしたら見分けが付くだろうか?」
掛瑠は再度熟考に入る。二人が立ち止まって居ると他の人に迷惑だろうからと、有理が二人をベンチに移動させる。
掛瑠「なるほど…それもそうか、となると本当に不憫だ…。」
こういち「どうしてそう思ったの?」
掛瑠「島原の乱は松倉重政が見栄を張る為に重税を敷き、跡取りの勝家は民をイジメる事自体を目的にしたと資料から伺える。こんな邪智暴虐な君主に耐えられなくなった民衆を、あぶれた浪人がキリスト教の旗印の下糾合して要塞に篭って反抗した。国家反逆罪はどの時代でも許されざる罪だから知恵伊豆を筆頭とする幕府側は原城に籠った彼らを皆殺しにした。違いますか?」
興一はこの指摘に少しどきっとしていた。何故なら彼は立花宗茂推しであり、立花宗茂は一度浪人に堕ちたものの柳川の藩主として復活し知恵伊豆こと松平信綱と共に島原の乱鎮圧の陣頭指揮を執ったのだ。
無論、彼の人生も見ていくと波瀾万丈で濃ゆすぎるものの最後には殿様に返り咲いてる事から運が良かったのかもしれない。
こういち「…そうだ、多分そう言う見方も出来るだろう。天草四郎側にも、幕府側にも正義がありより力の強かった幕府の方が正義を押し通したに過ぎない。だが、どちらの正しさも歴史の一側面に過ぎない。」
正義を、秩序を担保するのは警察力・軍事力である。決して愛や信教でない事は、これまでの歴史が証明してしまっている。
キリスト教徒を幕府側は惨殺し続け、キリスト教徒は隠れキリシタンとして五島などに散った。幕府を絶対とする秩序と神の前の平等、この二つの概念は相反するしか無かったのだろう。尚且つキリシタンが外患誘致を行う危険性を鑑みた場合、妥当な判断かもしれない。
だが、幕府の弾圧も吐き気を催す程の残虐を極めている。その為幕府の悪行を肯定する事もナンセンスだろう。
掛瑠「第一回十字軍の意趣返し…ですか?」
こういち「当時の日本人は知らんと思うぞ。と言うか速攻でそれが出てくるってどんだけ負の側面覚えてるの」
掛瑠「考えたくもない、でも原城で亡くなった方々はお気の毒過ぎる。少し考えは変わった、自分が大事にして来たものを奪われるなんておかしい。価値観の押し付け合い程不毛な事は…多分ない」
こういち「…そうか」
掛瑠「だけど大友宗麟の件とか考えたら、総じて意趣返しされてる様にも思える。政策とは言えキリシタンは寺社を破壊して、記録も燃やして…不毛だよ、全く」
こういち「僕も、君と同じで一側面でしか見れてなかったのかもな。でもここで一つ、いい事を教えてあげよう」
掛瑠「?」
こういち「一側面でしかものを見れないと言えば、それこそ一神教がそれなんだ。一神教が生まれた当時、周りは砂漠でかつ倫理観なんて人類に芽生える前だった。そんな彼らに倫理観を教え込むのに特化した合理的な宗教だった。」
掛瑠「…合理的?」
こういち「だけどそれが普及するにつれて、当初神の姿を規定して無かった理由である“解釈論争”が起きる。尚且つ君の様に上から目線な信教に辟易する人も出てくる。君は何でキリスト教がこうのめり込む人が多いと思うかい?」
再び熟考する掛瑠、しかし答えは出ない。彼は少し問いを横に置き、展示物を見て回る。外国人がこの地に教会を開いたその時、隠れていたキリシタンが神父の前に来た時の解説があった。
掛瑠「のめり込む…いや、それこそが救いだと信じてる。カタコンペが古代ローマにかつてあった様に、迫害されても信じるのをやめなかった。そこまでして、どうして信じられるのか…神様なんて」
こういち「とても悩んでいるな…そうだ悩め、悩み続けろ。それが生きることなんだ」
掛瑠「何故悩む…キリスト教的には、原罪のせい…だからか?」
この時自分の脳裏にある存在が浮かぶ。純粋無垢な少年、自分が愛してやまない兄の姿だ。
掛瑠「神様の被造物として何も考えずにいられたのが、蛇に唆されて禁断の果実を食べてしまった。それが原罪…待て、原罪って何で規定したんだ?」
こういち「面白いだろう、キリスト教も。」
ぬいぐるみの小さな手で掛瑠の頭をペチペチする。
………
掛瑠「ここに来て、何で各地で宗教なんて非合理的なものが出来たのか分かりました。一つは倫理を広める為のもの、もう一つは何かに集中して日常から少し離れる為の事なのかなって。原罪と天国の話から、そう思いました。」
こういち「現実から、離れるための安息の場所…という事かな?」
掛瑠「俺とっては、後者にあたるものが歴史趣味でした。だからあの怖いものを祓うために、趣味に打ち込んでたのです。」
教会の資料館から外に出て、掛瑠と有理は傘を差した。
掛瑠「でも、それでもあの怖いのが頭の中から湧いてくるんです。それを掻き消そうと、必死に歴史についてノートを作ってました。好きなもので頭を埋め尽くそうと。でも、その怖いのは出て行きませんでした。」
こういち「その怖いものからの、防衛本能であんな事を言っていたのか…?」
掛瑠「もしかしたら…でも、そんな事松倉勝家と同じだ。うちが1番嫌いな奴だ…あの怖いのと同じだ。今日それに気付かされた」
こういち「嫌いな奴に抵抗しようとしたら、嫌いな奴に似てしまう。全く僕らは長崎に来たつもりが京都の哲学の道に来てしまった様だな。」
横に居る少年と、その肩に乗り喋るぬいぐるみの様子から、話がひと段落した事を有理は確認する。
有理「じゃあ、グラバー園着いたらチーリンアイス食べよう?」
掛瑠「…いや、みんなで食べたいです。」
有理「??」
掛瑠「新地中華街からここまで、大体路面電車で15分位かなと。だから連絡が来てからチーリンアイスを買いに行きましょう」
こういち「わかった、僕は温かい紅茶を買ってくる。みんなもそれで良いよね」
有理「いや、すこし興一さんと2人で話がしたいです。掛瑠…」
掛瑠「分かった、買ってくる」
…………
こういち「藪から棒に何だい?」
有理「少し、昔話を聞いて欲しくて…」
1人の少女が、雨の中独白する。その目には、雨粒よりも大きな水滴が付いていた。
有理「掛瑠は…誰よりも優しくて、正義感が強くて…それでいて割と体力がなくて口下手で騙されやすい、そんな人間でした。誰よりも理不尽を嫌い、憎む様な…」
過去の掛瑠、それは誰よりも慈悲と正義感に溢れた人間であった。だが真面目かつ不器用過ぎる。そんな人間は、変わり者や嘲笑の対象としてバカを見るのは昔から変わらない。
そんな現実によって、曲げられた人格なのだろう。
有理「そして、昔から兄を…光隆を尊敬して歴史も大好きでした。そんな彼に、当時女子グループに嫌がらせを受けていた私が助けを求めたのが原因だったのでしょう。烈火の如く向かって行って、辞めるように言うけど、やり返されて…それ以降は、地獄でした。」
こういち「無理に吐かなくても…」
悲痛な面持ちは、彼女の当時の境遇を思い出してか、はたまたその結果掛瑠の身に起こった事を想起してだろうか。
有理「私は、そのクラスの学級委員長でした。でも髪の毛が白いからと、奇異の目で見られて目を付けられた。生まれつきの尊重、個人の尊重、そんなの小学生には高尚すぎたのかも。だから…」
こういち「…そうか」
有理「しかも、その女子グループの親が…」
そこに、雨の中駆けてくる者があった。相浦掛瑠である。三人分のおしるこ缶を手に抱え、走って来た。
掛瑠「ごめんなさい…ホットの紅茶が無くて、おしるこ缶しか無かったんです。許してください…」
有理「いいよ、これ美味しいし。」
こういち「これ…何だい?」
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