第2話

 朝起きたら、見知らぬ美少年が部屋にいて、しかも裸で、かつ自分は昨日拾ったドラゴンだと言う。

 ちょっと信じられない状況ではあるけれど、信じざるを得ないというのが実際のところだろう。周囲を見てもドラゴンの姿は無く、代わりとでも言うように美少年が鎮座している。神様が気合い入れて作ったらこうなるだろうな、というような、香るような美しさとかわいさを兼ね備えた形をしていた。

 ただ、だからこそだろうか、普通の人であれば生えていないものが、際だって目立つ。――角だ。頭の側面あたりに、つるりとした角が生えている。曲線を描いたそれは、象牙のような、という形容が一番似合うかもしれない。

 なんだか凄く現実味がなくて、まるで作り物めいている。――いや、もしかしたら、本当に作り物かもしれない。今は夢で、実際、こんな美少年は私の部屋に居なくて、時刻はまだ夜で、眠っている途中で。

 少しばかり早まっていた呼吸を整えながら、私は少年にそっと近づく。ベッドの縁に手を乗せて、私をじっと見ていた彼は、接近に気づくとすぐに目を輝かせた。嬉しそうにしたまま、「どらごん」という言葉を節回しに乗せて続ける。

 そっと手を伸ばす。角に触れた。指先でするすると撫でると、少年が微かに瞬いた。どうかしたのか、とでも言いたげな表情だ。


「角だ……」


 少しだけざらりとした感触の角。手触りがあまりにもリアルで、小さく息を呑む。

 夢の中で物質がここまで鮮明だったことは、無い。つまりは、――これは、夢ではない。


「つ、の」


 私の言葉をオウム返しするように口にして、少年は頬を赤らめる。白皙の皮膚が、赤く染まるのは、なんとも言えず美しく映った。


「角。つの。角?」


 少年が角に触れながら何度か節回しを変えて言葉を続ける。角。頷くと、彼は喉を鳴らすようにして静かに笑みを浮かべた。


「つの。どらごん。ドラゴン!」


 いとけない表情で、少年は言葉を続けた。角は固く、重たかった。作り物ではないのだろう。生え際の部分まで見てみたが、皮膚としっかりくっついていて、どうやら自前の物であることは確かなようだ。

 ――現実離れした状況を、少しずつ飲み下すように、ゆっくりと理解していく。

 本当にどうしようもないくらい、理解しがたくて、現実に思えないけれど。


「現実なんだな……」

「げん、じつ……」


 小さく呟く。

 戸惑いがじんわり、胸の中に滲んでいく。なんというべきか、どのように行動すべきかもわからなくて、息が詰まる。ドラゴンが少年に変化するだなんて、昨日調べたどこにも書かれていなかった。新発見だなあ、なんて変にのんびりとした考えが脳裏を過って、それに気の抜けたような笑い声が零れる。

 少年が微かに首を傾げた。私を心配するような表情を浮かべて、みゃうみゃう、と軽く鳴きながら私の手にそっと触れてくる。その声は明らかに昨日のドラゴンの声と同じだった。


「げんじつ。現実!」


 少年が楽しそうに私の言葉を繰り返す。その様子を見て、なんとも気が抜けていくような心地を覚えた。

 ――出来るなら、即時役所にドラゴンを連れていきたい。今起こっている状況が普通なのかどうか、異世界生物課の人に諸々、沢山のお話を聞いてみたい。だが、残念なことに今日は休日だ。昨日調べた通り、役所は平日しかやっていなくて、平日は明日にならないと訪れない。


「明日は平日だから、明日行くしかないか……」

「……いく?」


 少年が首を傾げる。目をぱちぱちと瞬かせ、そうしてから、私をじっと見た。青色の瞳、細い虹彩はまるで玻璃のように美しい。まるで作り物めいたそれは、様々な感情を乗せていた。

 言葉――は、なんとなくだけれど、通じてはいる、ように見える。ただ、見えるだけで、そうではない可能性も高い。どうやって説明するべきだろう。


「ええと……言葉、どうしよう、通じてる……? わかる?」

「言葉、こと、ば。つうじて、る。つうじてる。えと、えとね……」


 少年は困ったように視線を動かして、それから小さな丸を指で作った。


「ことば。つうじて、る!」


 言いながら、小さな丸を強調するように振る。少し言葉が通じているのか、それとも完璧に通じているから丸を作っているのか、どちらかはわからない。ただ、少年はきちんと私の言うことを理解してはいるようだった。


「ちょっとだけ? 完璧?」

「ちょっと……えと、ううん、かんぺき、つうじてる……」


 少年は困ったように視線を揺らした。言葉を探すように眉根をぎゅうっと寄せている。

 理解は出来ている。けれど、話すのはつたない――というような感じなのだろうか。意思の疎通が出来るなら、異世界生物課の人に会いに行くまでの間、なんとか一緒に過ごすことは出来るかもしれない。


「えーっと、話すのは苦手、とか?」

「あ――うん、にがて。はなすの。えと、苦手」


 少年は何度も何度も頷いた。そうして微かに頬を赤らめて笑った。挙動に沿って、さら、と美しい銀髪が流れるように少年の肩を滑り落ちていくのが見えた。

 彼はなんだか嬉しそうに、くふくふと喉を鳴らすようにして笑うと、一拍を置いて、少しだけ不安そうに視線を揺らす。そうして、恐る恐る、というように、「えと、……明日、まで。いっしょ?」と続けた。

 まさか、ドラゴンを拾って、美少年になったからと、今更家を追い出す――だなんてことはしたくないし、出来ない。少年の言う通り、明日まで、一緒だ。


「そうだね。うん、明日、役所に行くから……。明日まで一緒。そこからは、どうなるかは私にもまだわからなくて……」

「わからない……」

「そう。このまま、君が帰れるようになるまで一緒に居るか、それともどうなるか。一緒に居られないよ、って言われる可能性もあるから」


 少年は微かに瞬く。青色の虹彩を、白魚のような瞼に何度か隠して、それから小さく頷いた。きゅうっと、少しだけ悲しそうに眉根を寄せて、彼は囁くように続ける。


「帰れるまで、いっしょ……。えと、いってた」

「言ってた?」


 少年は何度も頷く。そう言えば、確かに、昨日の夜、ドラゴンを拾った時は帰れるまで一緒、というようなことを言っていた、気が、する。少年はきっと、そのことを言っているのだろう。


「確かに……言ってた気がする」

「いってた。いってた……明日、まで、じゃない……」


 少年は少しだけ、困ったような表情を浮かべる。不安げなそれは、まるで迷子の浮かべるようなものに似ていた。

 ――いや、まるで、ではない。本当に、この少年は、迷子なのだろう。

 空にあいた穴から、突然、ぽろんと落ちてきてしまった、迷子。見知らぬ世界、そして見知らぬものに囲まれる状況は、きっと不安で、怖い。

 そんなときに、自分を助けてくれた存在に縋るのは、それはそうだろうなあ、という気がする。私だって、きっと、異世界に急に落とされて、そこで誰かに助けられたら、その人にずっと着いていってしまうかもしれない。少年も、きっと、同じ気持ちだろう。


「――そうだね。君さえ良かったら、帰れるまで、一緒に居ようか」

「いっしょ……。帰れるまで、一緒?」

「そう。明日聞く話にもよるかもだけど、問題なかったら。頼りない保護者かもしれませんが」

 

 約束しようか、といって指を差し出す。思わず指切りの動作をしてしまったが、もしかしなくとも異世界の存在には通じないかもしれない。実際、少年は私の差し出した指をじっと見つめていた。

 これは確実に、困らせてしまっている。差し出した手をすぐに戻そうとする。だが、その行動は寸でのところで、少年によって止められた。

 彼は私の小指を、両手でそっと抱きしめるように握る。そうして、これで良いのか、とでも言うようにこちらを見て、恥ずかしそうに笑った。

 じんわりと滲んで来る体温に、なんだか息が詰まる。


「約束。……やく、そく?」

「――うん、約束」

「うん。――うん。一緒に、すごす、やくそく」


 美しい青色の瞳が、濡れたように輝く。少年は何度も頷いた。

 当面の目標は決まったわけである。私は小さく息を吐いて、すぐベッドから起き出した。少年が慌てたように私の背を追ってくる。

 全裸で。


「……ま、まず服を着ようか」

「ふく?」


 慌ててそこらへんのタオルケットを少年にかぶせる。体を隠すように前の部分をきっちりと締めると、少年は首を傾げた。

 服、知らないのだろうか。もしかして着たことが無いのかも知れない。


「とりあえず私の服で……高校の時のジャージがまだ残っていたはずだから」


 一人暮らしをするにあたって、実家から持ってきた服の中にジャージがある。寝間着として先日も着たばかりだから、この前選択をしたはずだ。多分棚を開けたら、一番上に畳んで置いてある――はず。

 私は棚の方へ向かう。その後ろを、タオルケットを被った少年がひょこひょこと着いてきた。なんだか、親鳥にでもなったような気持ちになる。

 棚を開けると、思った通り、ジャージが鎮座していた。男の子用の下着は無いから、それはまた後でコンビニなりに買いに走るとして、とりあえず。


「これ、着ようか――って、そうだ、翼……」


 ジャージを着るにせよなんにせよ、少年の背には翼が生えている。これでは普通の服は着られないだろう。背中部分の布を切り落とせばなんとか……なんとかいけるだろうか。

 翼、と少年が微かに顎を引く。そうしてから「えと、翼、じゃま?」と続けた。


「じゃ、邪魔……ではないけれど、服を着るのは大変かもしれない」


 ハサミを視線で探す。少年は「たいへん。ふく」と言葉を続けて、それから小さく体を丸めた。翼がしゅるしゅると小さくなっていく――のが見える。


「えっ」

「つばさ、だしいれ、じゆう。かんぺき」

「え……」


 さ、さっきまで翼があったのに。まるで消え去ってしまったかのように、無くなっている。


「これで、服、えと、着られる。着る。き、る。ます!」


 少年が嬉しそうに何度も頷く。私からジャージを受け取り、彼はそれを上から被ろうとする。のだが、角が引っかかってしまったためか、上手く着れずにみゃうみゃうと鳴く。どうやら助けを求めているようだった。


「……角は消せない?」

「つのは、だしいれ、ふじゆう。みゃうみゃう」


 そうなのか。襟口の部分を広げてどうにか顔を引き出すと、少年は微かに瞬いた後、照れたように笑った。

 下は、はきかたを知っていたのか、すぐに腰まで衣類を持ち上げる。着替えを終えた後、彼は少しだけ胸を張って、どうだ、とでも言いたげに私を見た。そうしてすぐに、ぐりぐりと頭を私にぶつけてくる。角が中々に居たい。

 これは、もしかして。


「……褒めて欲しい、とか?」

「ほめ……。ほめ。ほめ! て、ほしい」


 問いかけると、少年は言葉を理解するような微かな間を置いてから、頷く。瞳をきらきらと輝かせながら、じっとこちらを見てくる様は、餌をねだる小鳥のようにも見えた。

 ……か、可愛い、気がする。いや、気がするじゃなくて、実際、ものすごく可愛い。なんだか、年の離れた弟が出来たような気分だ。


「凄いね、頑張ったんだね」


 そっと腰を下ろして視線を合わせる。少年は私の言葉を、瞬きと共に受け入れ、そうしてから一度ゆっくりと頷いた。


「えと、うん、……うん! がんばった」

「えらいなあ」


 凄いねえ、と言葉を続けて、名前を呼ぼうとして、ふとそういえば私は少年がドラゴンであること以外、何も知らないことに気付いた。名前も、何もかも。混乱が先に立って、そういった初対面であればするべきであろうことを、一つたりとも知らない。

 ――聞いても良いだろうか。今日一日、そしてもしかしたらこれから、共に過ごすかもしれない状況で、自己紹介をしない、というのもなんだかな、という感じがする。


「そういえば、名前はなんて言うの?」

「な、ま……。なまえ……?」


 少年はぱちくりと瞬いた。なまえ、と少年は続けて、それから思案するように視線を落とす。微かな間を置いてから、「えと、なまえ、ない」とだけ続ける。

 名前、ない。紡がれた言葉と意味が繋がるのに、一瞬だけ時間がかかった。名前、ナイ――ではなく、無い、のだろうか。


「ナイ?」

「なまえ。ない。なまえ……。ない、なまえ?」


 ううん、と呻くように言葉を続けて、少年は「なまえ……」ともう一度だけぽつりと呟いた。反応を見る限り、名前は無い――のだと、思っても良いのだろうか。

 もしかして、突っ込んだ話題だっただろうか。どうしよう、自己紹介の第一歩からつまずいてしまった。もしかして異世界のドラゴンには、名前とか、そういう概念はないのだろうか。


「ご、ごめんね……答えにくいことを聞いちゃって」

「こたえ……、にくい、……」


 少年は言葉の形を辿るように、ゆっくりと声を吐き出す。そうしてから首をふるふると振った。こちらを見つめる瞳は朗らかで、明るい。


「えと、あの、かんぺき。か、かんぺき!」

「かんぺき?」

「うん。かんぺき!」


 完璧。とは。

 一瞬呆けてしまう。少年はむん、と胸を張って見せると、唇の端を持ち上げて笑う。大丈夫だ、とでも言うような表情だった。

 ――いや、ようだ、ではなく、きっと、本当にそう伝えるつもりで、笑顔を見せてくれているのではないだろうか。

 想像は想像でしか過ぎない。ただ、きっと合っているような、そんな気がした。

 少しだけ、心がほぐれていくような心地を覚える。小さく笑うと、少年は小さく頷いて、それから私の手に触れた。手のひらを握りしめるように、両手できゅうっと包みながら、彼は首を傾げて見せる。


「なまえ。……えと、なまえ、なまえ、なんて、いうの」


 微かに語尾を持ち上げた声だ。問いかけるような言葉に、少しだけ驚いて、私はすぐに答える。


「私の名前はユズハ。夏越ユズハだよ」

「なごし、ゆずは。ゆずは……ユズハ?」

「うん」


 頷いて返すと、何度か私の名前を呼んで、じんわり、花が開くように微笑んでみせた。それを可愛いな、と思ってしまった時点で、多分、私は少年を受け入れてしまっているのだろう。



 その後、SNSでドラゴンについて調べたり、ネットでドラゴンについて検索したりしている内に時間が過ぎ、ほとんど夜にほど近い時間帯になってしまった。

 最初こそわあわあと楽しげにしていた少年だったが、眠気には勝てないのか、夕飯を食べ終わった頃にはうつらうつらと船をこぎ始める。大丈夫、と声をかけると、ろれつの回らない声でだいじょうぶ、と返す。明らかに大丈夫そうでないのは見た目からわかったので、今日は私も早めに寝ることにした。


「明日は役所かぁ」

「やくしょ……。いく、とこ」


 さすがにタオルケットを集めて、じゃあここで寝て、なんて言うわけにもいかないので、今日は少年にベッドを使ってもらっている。ベッドの背にもたれながら、私は携帯の電源を落とした。

 異世界生物であるドラゴンについて出来る限り情報を集めようとしても、全然見当たらない。昨日調べたくらいの情報が関の山で、それ以上を調べようとしても、一切出てこない。結局、昨日見ていたページと同じページに辿り着いて、書かれた文字を眺めるだけに終わった。創作の情報はたくさん出てくるのだが、それは参考にしていいのかどうかわからなかったので、横においておくことにした。

 ドラゴン、謎の生物である。

 少年はもそもそとベッドの上で動くと、「ユズハ」と私の名前を呼んだ。うん、と答えると、微かな間を置いて、「いっしょ……寝ない、の?」と声が返ってくる。わずかに緊張を滲ませた、震えの混じる声音だった。


「一緒に?」

「うん。えと、床で、寝るの。いたい、よ」


 シングルベッドは、二人で寝るには適していない大きさだ。ほとんど密着するくらいの勢いで体を重ねる必要がある。

 さすがにあまり見知らぬ存在とベッドで密着したくはないだろう、と思ったのだが――。


「うーん、ベッド二人で寝ると窮屈だからなあ」

「きゅう、くつ。あの、……えと、床、ねるの、かわる?」

「それは大丈夫だよ、ありがとう」

「でも、かわらないと、ユズハ、痛いよ」


 正直、床で寝るのは慣れている。繁忙期にはベッドにたどり着けずに眠ることが多いからだ。

 でも多分、そういうことではないのだろう。軽く瞬くくらいの間を置いて、私は少年を見つめる。少年は青色の瞳を軽くぱちぱちとさせた。軽く体を斜めにして横になっているのは、角があるからなのだろうか。細い指先が、少しだけ惑うように動いて、私の衣類をくい、と引っ張る。

 ――ここまでされて、断るという選択肢は、無かった。


「……体くっつけて寝ちゃうことになるけど、一緒に寝ようか」

「うん。あのね、体くっつけるの、完璧! だよ」

「完璧かあ」


 少年はどうやら完璧を物凄く良いこと、という意味合いで使っているようである。むん、と嬉しそうな表情で胸を張って続ける姿が、ちょっとだけ面白くて、私は小さく笑った。

 ごめんね、と声をかけてからベッドに上る。電気を消して横になると、胸元に少年が体を寄せてきた。


「ねむる、ます」

「うん。おやすみなさい」


 そっと声をかける。少年は微かに息を詰めて、それから小さく、「おやすみなさい」と言葉を続けた。

 程なくして、寝息が聞こえてくる。慣れない異世界で、もしかしたら物凄く疲れていたのかもしれない。気づけなかった。

 ご飯の時も、お風呂に入る時も、なんだか本当に普通に接されたものだから、私も弟を相手にするように接してしまっていたところがある。多分、少年なりに気を遣ってくれていたのかもしれない。今のベッドに誘うくだりだって、そうだろう。

 小さな体、側頭部から伸びるごつごつとした角、閉じたまぶた。それらをじっと見つめて、私もゆっくりと目を閉じた。

 睡魔が滲んでくる。脳裏を、先ほど見ていたドラゴンに関する記述が、ゆっくりと流れていく。

 ――異世界において、ドラゴンは強く、たくましく、凶悪な存在として知られています。

 たった一文。情報として得られたドラゴンに関する、説明文。

 凶悪な存在――とは、なんというか対照的過ぎる位置に存在していそうな小さなドラゴンを胸に、私も眠りについた。

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