22:ドキドキ、な面接
祐哉視点に戻ります
◆ ◇ ◆
あぁ……遂に、遂にだ。
遂に面接だ!
ヒュー、、ヤべー!!
ドキドキ
……っよし!行くか!!
コンコン
「はい、どうぞ」
うわぁ綺麗な方
うぅ……緊張しちゃうなぁ、、
「失礼します」
「初めまして、オーナーの山白香蘭と言います」
「初めまして、店長の灯月海華です」
「初めまして、本日面接を受けさせてもらう波澄祐哉です」
うわ、オーナーと店長!?
ドキドキ
「じゃあ、始めよっか!あ、席に座って貰って大丈夫ですよ」
「あ、ありがとうございます!」
「……そうだなぁ、何から質問しよっかー」
「オーナーまずはあれから言わないと、、コソコソ」
「ん?海華ちゃんどうしたn……そうだったわね!」
?
何二人で話してんだ?
「あら、ごめんなさいね。私としたことがうっかりしちゃって、、」
「はぁ……」
「ねぇ、もしかしてなのだけれど、、前にお店に来たとき、祐哉くんは女の子と男の子の友達と居なかった?」
女の子と男の子……?
っもしかして!?
「!はい、三人で一緒に行きました!!あの、そのとき有紗が……あ、僕の幼馴染なんですけど、花を見ていた時に海華さんに名前を教えて頂いたみたいで。あの時はありがとうございました!」
「……っあぁ!あの時の女の子ね!!そんな、いいのよーお礼なんて」
「いえいえ、対応を良くして頂いたみたいで……それになにより、僕たちも色々と感激していたので……」
「ふふ、もしかしてそれが決め手なのかしら」
「え?オーナー?」
「あぁ、はい。あ、いえ。以前からカフェで働いてみたいとは思っていたのですが、たまたまここ、Flower cafeに立ち寄った際にとても対応が良くて、それに雰囲気も良いし、料理も美味しいし、見た目も本物の花みたいでもう、何からどこまでも全部がとにかく凄かったので希望させて頂きました」
「あら、そうなの?嬉しいわねぇ」
「そ、そんなに凄いって貰えるなんて!!オーナー!」
「ふふふ、海華ちゃん焦り過ぎよ、なにもすぐに祐哉くんが居なくなる訳じゃないんだから」
「で、ですよねーじゃなくて、でしたね」
ふぅ、良かったー、、
うぅまだ面接あるよなぁ……
ドキドキ
「早速いくつか、いくつかとは言ってもたったの三つの質問に答えて貰えればいいだけだから」
「はい、分かりました」
「んじゃあ一つ目の質問から。祐哉くんはお花好きなの?」
「はい、花は好きです。ただ、そこまで詳しくなくて……」
「そこは大丈夫よ。じゃ二つ目の質問。やる気は……」
「あります!」
「んよし!いいね。じゃあ最後の質問。もし、此処で働くとしたらどのポジションをしてみたいの?」
「ポジション……と言いますと?」
「あ、ごめんなさいね。説明してなかったわね。ポジションっていうのは担当する仕事内容のことよ」
「ありがとうございます。……接客をしてみたいと思っています」
「そうなのね。ありがとう。じゃあこれで今日の面接は終わり!合否はまた後日メールにて送らせてもらうわね」
「はい」
「じゃあ、祐哉くんお疲れ様!!今日はありがとね」
「いえ、こちらこそ」
「最後にオーナー仕切って下さいよー!!」
「分かったわ、じゃ、今日はお疲れ様でした。ありがとうございました」
「ありがとうございました!」
―――面接終了―――
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