やっぱり、好きだよ【カクヨム版】

俺は、電車に乗って凛を家に連れて帰ってきた。玄関の鍵を開けて、凛を家に入れる。


「凛、温かい飲み物入れるよ」


そう言って、俺は凛を椅子に座らせようとした


瞬間だった………!!


「拓夢」


凛は、俺にキスをしてきた。


「どうしたの?」


「キスしたいの、駄目?」


「駄目じゃないよ」


俺は、凛の求めるままにキスを受け入れた。凛は、俺の手をTシャツの中に入れさせようとする。


「凛」


「最後までしなくていいから…」


「旦那さんと約束しちゃった?」


凛は、ゆっくり頷いた。


「明日は、出来る?」


凛は、涙目で俺を見つめて頷いた。


「じゃあ、凛」


「拓夢」


「中途半端だったせいで、モヤモヤしてるんだろ?」


俺は、凛の涙を拭った。


「手洗ってくる」


「私も…」


俺は、凛と洗面所にやって来る。


「一緒に洗ってあげる」


そう言って、俺は凛の手を掴んだ。泡のハンドソープを使いながら優しく手を絡ませて洗う。指を絡ませあったりする。凛は、俺の顔を見つめて恥ずかしそうに笑う。


「凛」


「何かエロいね」


「確かにね」


ヌルヌルとする感触と二人の手が絡み付いていく。


「拓夢」


そう言った凛の顔を覗き込んだらキスをしてくる。手の感触に合わせて、凛は濃厚なキスをする。さっきの子にも、こんなエロいキスしたのか?ヤキモチが沸き上がってくる。


「はぁ」


凛の息が漏れるのがわかる。俺は、口を押し当てる。凛が、指をギュッーと握りしめてくる。


「流すよ」


意地悪をして、唇を離した。凛は、頷いた。俺は、優しく凛の手を流す。フェイスタオルを取って、指を一本一本焦らすように拭いていく。凛は、焦れったいみたいに何度も何度も俺を見つめる。俺は、キスをしながらTシャツの背中に手を入れる。


「拓夢」


唇を話すと凛は、もう待ちきれないという顔をしている。


「大変な事になってる?」


俺は、凛の顔を見つめて言った。


「なってる」


凛は、恥ずかしそうにしながらそう言った。俺は、やっぱり凛が好きだ。


「凛見せて」


そう言った俺の手を凛は、そこに導いてくれる。


「凄い、エロい」


凛は、恥ずかしそうに俯いていて俺は触れる。


「ここでする?」


「どこでもいいよ」


「凛を幸せにしてあげる」


「拓夢は?」


「俺は、我慢する」


「明日まで?」


「うん」


「じゃあ、一緒にしようか?」


「触れるだけ?」


「うん」


「わかった」


俺は、凛をベッドに連れていく。真っ暗闇に、昨日みたいに家電製品の明かりが凛を照らし出す。それだけで、思い出して興奮してきた。

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