設定資料その2

魔王の存在・・・魔王とは、偶発的に生まれるものでは無い。“キングの資質”と呼ばれるものを持って産まれた魔族が何らかの要因を経て至るものである。

その要因については現在は不明。また、“キングの資質”についても解明はされていない。謎が多いものである。だが、魔族の中で“キングの資質”についての判断基準は存在する。それは種族特徴を逸脱したものを持って産まれるということである。

例としてオーガで説明するならば、オーガの種族特徴としてオリバーのような知識を持って産まれることは無い。本来は大柄の武力自慢と言うだけで、頭は悪いのだ。

だからオリバーのような種族特徴とは異なる者には“キングの資質”があると思われてきている。

これまでの魔王たちもそうだったのかもしれない。


黒騎士・・・黒騎士とは特務任務を与えられた騎士とは別の部隊の総称。判別するために彼らは黒い色の鎧しか身に纏わない。他の色の鎧を着ることは処罰の対象となる。ジェダイト団長代理たちも何かしらの特務、つまり国から与えられた任務の為に行動していたとみられる。また、騎士たちを全てまとめているのは軍務省と呼ばれるところである。


人物設定2

・ウキキ・・・エンモン族の少女。魔族なのだが、見た目はほとんど人間族にそっくりである。人間族との違いは尻尾があるかどうかだけなのである。ウキキは行商人の両親の下で産まれ、兄と共に行商人になるために学んでいたが、兄が貴族と関わったことによって運命が大きく変わってしまった。

体格は小学校高学年ぐらいである。また、髪は短い。



・ジェダイト・・・翡翠色の髪を後ろに束ねた忠誠的な顔立ちの人間族の男。切れ長の目は周りの人間に冷酷そうに見えてしまい、ちょっとだけコンプレックス。

野心が強く、黒騎士の団長の座を狙っていた。運が良いのか悪いのか、団長が任務中に殉職したことで、現在は代理になっている。

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